過激すぎるワークショップ | 東京シェアハウス  女性専用!

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リッチ&プアーという、とあるキャンプでの定番ワークショップがある。何の事前予告もなく、ある日スタッフにより無作為に子供は二つのグループに分けられる。一つはリッチ。一つはプアー。そしてリッチとプアーは数日間全く異なる扱いを受ける。食事もリッチは肉や魚、野菜やおやつも贅沢に与えられる、プアーはパンが少しと水のみ。リッチは同じ食堂で椅子とテーブル。プアーは床でしか食べることを許されない。スタッフもリッチにはにこやかに対応。プアーは無視。それに対して一切の説明は無い。これを続けるとリッチは食事は自分達だけ良い食事を摂ることに耐えきれなくなり、リッチだけ別の部屋に移りコソコソ食べるようになる。プアーはプアーで、なぜ自分達は理由なく差別されるのかと抗議の声を上げる。そこで一旦リッチとプアーは終わり。そのあとはディスカッション。という少々荒っぽいワークショップ。
この亜種もある。(何も事前にこのことは告げられない)。キャンプ中(40日間)の食事において、白パンは少しのみ、美味しくない黒パンだけ大量に食事の時に机の上に支給されるスタイル。自然に子供たちの間で白パンは1人1枚だけにしようという暗黙のルールが出来るのだが、1人勝手な子がいて、その子は毎日サンドイッチを白パンだけ2枚以上でサンドイッチを作り自分で食べる子がいた。結果は、スイカ割りゲームの時に起こった。子供達の真ん中で、目隠しの男の子はみんなの声援ガイドをもとにスイカを割る。誘導する子供達の声援はなぜか、いつのまにかスイカの方向ではなく、白パン独占王子へ導いていった。そして王子は思いっきり額を叩かれて、流血してしまったのだ。何の申し合わせもなくそうなるのが不思議。これが言葉もお互いに通じない異なる国々から集まった子供達の国際キャンプで行われている少し過激なワークショップだ。
その他にも、キャンプ内での問題を子供達で話し合い解決するミニ国連会議のようなものや、少しお洒落をしてカジノ風にゲームを楽しむガラナイト等もあり過激なものばかりでは無いし、楽しいピクニックもある。11歳の子供限定のキャンプだけれど、お勧めしたいユニークなキャンプだ。
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