アレクサンダー・ゲルマン/ポストグローバル | つきよみ

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昨日、六本木の青山ブックセンターで見つけました。

「ポストグローバル」アレクサンダー・ゲルマン著
朝日新聞グローブ (GLOBE)|The Author―著者の窓辺 アレクサンダー・ゲルマン
http://globe.asahi.com/author/090914/01_01.html
http://nug.jp/artist/2007/12/alexander_gelman.html

以前、中目黒のギャラリー燕子花で、ゲルマンさんが
石川県の山中漆や九谷焼の伝統工芸の職人さんとコラボして制作した
チェスの作品を見に行きました。
その時は綺麗だな~って思った位だったんですが、
今年の夏に金沢に旅行して、工芸品を多数見てから改めて思ったのは、
チェスを伝統工芸で作ることの斬新さとその完成度がすごいってこと。
日本人ではなかなかできない感覚なのです。

その制作過程も含めて、
ゲルマンさん視点の日本文化を世界に向けて紹介している本が出たんですね~。

実は私、グラフィックデザイナーでありながら、
ゲルマンさんのこと知らなかったのですが、
ミニマムデザインの先駆者として、世界的に有名な方だったのです。
彼のデザインは日本の「美」に通じるものがあります。

だからでしょうか、とても共感しました。
本で紹介されている
「草木染の志村ふくみさん」「武術の甲野善紀さん」「能」「香」「花火」・・・等
私も以前から興味を持っている世界です。

日本人はすべてのモノに神様がやどっていると、どこかで感じていると思います。
自然とつながり、人とつながって、幸せに生きてきました。

戦後、経済中心になって、社会は変わってしまったけれど、
それも行き詰まりの見えている今、また思い出さなきゃならないんです。

私たちの文化はこれからの世界のキーなのかもしれません。
だから日本の中に留まらずに世界に発信していかなくちゃ~
とゲルマンさんは言ってます。

今、私の取り組もうとしている「おむすびプロジェクト」も
考えてみたら日本の文化なのです。

米は神様への捧げ物でした。
それを食べるということは
自分の肉体という神殿に、お供えするということ。
米を炊いて、手でむすんで、食べるということで、
自分と自然がつながるのです。

私も、自分のできる範囲で
精一杯、日本文化を発信していきたい・・・って思います。
英語も頑張らないとね・・・。