使えるビジネス心理学

こちらはプロカウンセラーの集団であるカウンセリングサービスが提供するビジネス心理学のブログです。
経営者・管理職・従業員など様々な立場や視点から仕事に使える心理学をご紹介いたします。


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大門昌代 講師:大門昌代


会社の重役さんや、起業して成功している方々には、ある特徴があります。
みなさん、よく動くのです。
動くというと、なんだか・・・な感じですが、行動力があり、セミナーなどで、「~してみましょう」という提案をすると、率先してやってくださいます。

本当のところはどうなのかは、わかりませんが、世間的なイメージとしては、「重役さん=何もしない人」というイメージが定着しているように思うのですが、実際は大違いです。
役職が上がり、成功している人ほど、行動力があり、とにかくよく動き回るのです。

様々な職業や、様々な立場の人が集まるセミナーなどで、よく見かける光景なのですが、テーブルや椅子を移動するとか、資料を配るなどという場面のとき、「私がやりますよ」と言って、すぐに行動して下さる人がいます。
とにかくよく動いて下さり、周りの方々への配慮も素晴らしい。
誰かが一人ぼっちにならないようにと、話しかけたりもしてくださいます。
後でその方の職業をお伺いすると、「やはりそうか」と思うようなお立場の方です。

仕事で成功するということは、誰かに何かを与えているということです。
与えるものが多ければ多いほど、与える人が多ければ多いほど、成功していけるもののようです。

誰かが何かに困っている。
その困っているものを、何とかできるサービスや物を提供できれば、ビジネス的に成功できます。

与えると言っても、物やサービスだけに限りません。
時間や、知恵、知識、言葉や、気持ち、情熱なども与えることができます。

「何を与えることができるだろうか?」そう常に考え、行動できることが成功の秘訣の一つなのかもしれません。

私達は、与えられる側にいるときは、自分からほとんど行動しません。
そして残念なことに、与えられる側のときは、不平不満が多くなります。

「~してくれない」

「~が悪い」

「~のせいだ」

そして、その不満の原因を自分で解消しようとしません。
いつか誰かが解消してくれるのを、ひたすら待つ身になってしまいます。

心理学を使ったものごとの見方には、与える側の人を「自立」、与えられる側の人を「依存」という立場と捉える方法があります。
ビジネスで成功している人たちは、常に誰に何を与えられるかを考えている人が多いので、自立の立場と見ることができます。
その反対の与えられる側や、与えてもらうことばかり考えている人たちは、依存の立場と見ることができます。

人間はたった一人で生きているわけではありませんので、自立の立場の人であっても、何らかの形で誰かのお世話になっていたり、助けてもらったりしています。
ですので、正確には、成功している人の多くは、自立の度合いが強い人と表現したほうがいいのかもしれませんね。

その自立的な与える側の目線を持っていると、ビジネスでの成功のチャンスをみつけやすくなります。

「誰が何に困っているのだ?」

「誰が何を求めているのだ?」

「私にできることは何だろう?」

「よし!行動しよう!」

これを繰り返してきた人が、成功しているのではないかと感じます。

この与える側の目線は、習慣にするといいかもしれません。
常に「今、自分にできることは何だろう?」そういう目線で物事を捉える練習をしてきましょう。

私自身も、その練習まっただ中です。
与えてもらうばかりでなく、与える側になっていきたいものです。
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成井裕美 講師:成井裕美


あなたの近くに、こんな人はいないでしょうか?

・言われたことしかできない。
・指示されたことについて、指示された通りにしか動けない。
・応用力がないので、ちょっとした変化に対応できない。
・「なんで私がこんなこと・・・」と愚痴や不満ばかり言う。
・何かを聞かれたり、決断を迫られると「なんでもいい」と答える。
・誰かと自分を比較して、相手に嫉妬したり攻撃したりする。


実はこれは「主体性」のない人の特徴なのです。

その為、こうした特徴を持っている人が社内にいる場合には、
「指示待ちくん」として自分から行動できない部下になってしまったり、
「マニュアルくん」として、自ら考えて動くことが出来ず○か?かで考え、応用がきかない部下として、
「あいつは仕事ができないヤツだ」と判断されてしまうことが多々あります。

もちろん、部下だけがそうだとは限りません。
自分の上司に「指示待ちくん」「マニュアルくん」がいた場合には、その上司はさらに自身の上司の指示を仰ぐまで行動出来ませんから、
何か1つ新しいプロジェクトを立ち上げて進めていくのにもとても時間がかかったり、
何かあった時に部下である自分たちを守ってくれないように感じれてしまうこともあるかもしれません。

もちろん、「主体性がない」と周りから見られるその本人も、
仕事へのやりがいや、会社や社会に対して貢献できる喜び、評価され承認されて満たされる感覚がなかなか得られない状態になりますから、決して幸せではありません。


今回から新しく始まる本シリーズ「主体性のある部下の育て方」では、

どうすれば「指示待ちくん」「マニュアルくん」から脱却し、自ら考え、行動できる力をつけていけるようになるのか?

について考えていきたいと思います。


●「主体性」と「自主性」は別のもの

「主体性のない人」の特徴を先にあげましたが、よく誤解されているのが
【「主体性」=「自主性」 である】
ということです。

確かに「自ら行動する」という点では同じように思われるかもしれませんが、「主体性」と「自主性」は全く異なるものです。



じしゅせい【自主性】

自分の判断で行動する態度。 「 -に欠ける」 「 -を生かす」
(引用:「自主性-コトバンク」)
https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E4%B8%BB%E6%80%A7-281659


つまり「自主性」とは、誰かからの指示や命令がなくとも、自分から行動できる、ということです。

しかしここでの「判断し行動できる」という言葉が指すのは、多くの場合、「あらかじめ”すべき事”が明確になっている物事」に対してです。

「挨拶を率先してやる」「掃除をすすんでやる」「ホウ・レン・ソウは聞かれる前にやる」というような単純なケースから、
「こうした事案が発生した場合は、このように対処する」という対応マニュアルまで、
”率先”して行うことが「自主性」と言えます。

なぜなら、多くの場合で私達が
「指摘される前にもっと自主的に行動しようよ!」
「仕事は待つのではなくて、自分で動いて探せ!」
と指摘されたり、相手に言いたくなる時には

「言われる前に動こうよ!」

という思いが込められているからです。




しゅたい‐せい【主体性】

自分の意志・判断で行動しようとする態度。「主体性のない人」「主体性をもって仕事に取り組む」
(引用:「主体性-コトバンク」)
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7-77796


一方、「主体性」とは、どのような状況下に老いても自らの意思や判断で行動できる、ということです。

「今すべきことが何か?」「何を優先すべきか?」という基準が明確でない場合にも、自身で考え、判断し、責任をもって取り組む姿勢がある人は「主体性のある人だ」と判断されることでしょう。

言い換えれば、「主体性のある人」とは、

これを何のために行うのか?という”目的”を自身で明確にでき、
そのためには何をするのか?優先度はどうするか?を”判断”でき、
そのためのリスクも承知の上で”行動”できる人。

なのかもしれません。

また「主体性」のある人は”改善点”を見つけ対処していくことに長けています。
それは自分のすべきことを明確にする力だけでなく、

・解決策がまだないもの
・先行きが未定なもの
・役割が明確でないもの

に対しても、”率先”して行動をおこし、周りと協力しながら物事をすすめていくことができるからです。

例えばそれは「より効率的になるように業務フローの改善策を練る」ことであったり、
「効果的に収益を上げるための仕組み作りを考える」であったり、
「プロジェクトリーダーとして、メンバーの能力を活かすとができるように業務を分配する」というような場面で発揮されます。



一般的に日本では、会社や組織、コミュニティで求められるのは「自主性」の側面が多いのではないかと思います。
「やるべきこと」が決まっている中で、いかに”率先”して動くのか?

終身雇用の時代であれば、カリスマなリーダーがいればその部下達は「自主性」を伸ばすだけでも十分成果があがりますが、多様化する現在ではなかなかそれだけでは回っていきません。

とは言え、いきなり「主体性を伸ばすぞ!」というのも、どこから手をつけたらいいのか?がわかりにくいものでもあります。

すべきことが明確な場合に、それを”率先”して行える「自主性」。
すべきことが明確でない場合に、それを”率先”して明確にし行動できる「主体性」。
これは共に大切なスキルです。

まずは

『今の自分には「自主性」と「主体性」のどちらの要素が不足しているのか?』

を明確にしてくことから始めましょう。
それは自身のスキルアップに繋がるのはもちろんですが、
部下に対して「あの人には何が不足しているのか?」「どの部分を伸ばせばいいのか?」が見えやすくなりますよ。
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大谷常緑 講師:大谷常緑


企業人事における実力主義化や定年後の再雇用などで年上の部下を持つことが多くなった昨今です。
部下でなくとも、元○○課長が定年後の再雇用で上司から同僚になってしまったというケースもあるのではないでしょうか。
部下が上司にどのような意味や意識を持つかはここでは横に置いて、業務の遂行を円滑に進める事を目的として、年上の部下や年上の同僚に接する場合のあり方について考えてみたいと思います。

(1)先ずは相手の気持ちを考えてみる
その人がどのような立ち居振る舞いをしているか、発言をしているか、仕事とどのように接しているか、興味をもって見てみると、おのずからその人の気持ちが見えてくることがあります。
その人のとっている言動のすべては、その人の内面を映し出す自己表現なのです。
人によっては分かりやすい言動の場合もあれば、分かりにくい言動もあると思います。
なぜこんな態度を取るのとか、なぜこんなものの言い方をするの、ということもあるでしょう。
あるいは、人によっては腹が立つ言動をする人もいるかもしれません。
しかし、職場の中で違和感を覚える言動をとる人こそ、心の中に何らかのわだかまりが合ったり、今の立場に傷ついていたりするものです。
あなたがもし、年下の上司に仕えたとしたら、どのような気持ちになるか考えてみると、どうしてそのような言動をとっているのかが分かるかもしれません。
年下の上司に仕える人が抱きがちな感情としては、
①屈辱感
②組織に対する諦念感
③仕事に対する無意味感
④自身の無価値感
です。
このような感情がひどくなると、人はまるで子供のような振る舞いをしてしまうものです。

(2)組織上の上下関係について考えてみる
上司と部下の関係とは、一体どのような意味があるのでしょうか。
上司と部下とは、企業という狭い環境の中での役割分担だと私は考えています。
上司は、組織や部門を統括する役割であり、部下は組織や部門で実働する役割を担っているのです。
上司だから尊敬できる人間性を持っているとか、部下だから未完成な人間だという訳では決してありませんね。
また、企業内ではそのような位置づけであったとしても、企業を離れた別の世界では凄い才能を発揮されている場合もありますね。
上司であっても、部下であっても、お互い人間としての尊厳を尊重しながらともに仕事をしていくのがあるべき姿ではないかと考えます。
あなたは、組織上の上下関係についてどのように思っているでしょうか。
そこに思い込みや、観念ははたらいていないでしょうか。

(3)年上の部下(同僚)のために、自分はどうあるべきかを考えてみる
以上、(1)(2)より、自分は年上の部下(同僚)との関係において、どのような気持ちを持ち、どのような姿勢で接するのが良いのか考えてみましょう。
自ずと結論を導き出せるはずです。
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那賀まき 講師:那賀まき


結婚する、しない。子どもを持つ、持たない。仕事を辞める、辞めない。バリバリ働く、ゆるやかに働く、等々。様々な選択肢の中で私たちは働いています。
その中の一つに、「時短勤務」という選択肢を選ぶ、ということがあります。
選ぶ理由は、子育てのためだったり、介護のためだったりするのですが、時短勤務を選んだ結果、心理的に苦しい思いをする人も少なくありません。そこで、今日は、「時短勤務」の際に感じやすい気持ちや行動について書いてみたいと思います。

◆「時短勤務」を選ぶ理由 
子育てや介護のための「時短勤務」を選ぶ場合、大きく分けると以下の2つの場合が考えられます。
①子育てや介護も「やりたい」と思って選ぶ
②子育てや介護のために「好きな仕事をガマンして」選ぶ

◆仕事も大事だけれど、子育てや介護もやりたいと思う場合

・子育てや介護のための短時間勤務を認めてくれる環境や同僚に感謝する。
ありがたいという気持ちを同僚に伝えたり、謙虚な態度で人と接します。心に余裕を持っているので、引継ぎが必要な場面や、急な休みを取らなければならない場面で丸投げせずに済むよう段取りを組むことができたり、嫌味や八つ当たりを聞き流すことができます。また、
不本意な役職や仕事であってもベストを尽くして取り組もうとします。

・自分の思いを優先させてしまっていることを申し訳なく感じすぎている。
仕事に対する責任感が強すぎる人や仕事にプライベートを持ち込むべきではないと感じている人は自分のプライベートを仕事より優先させてしまっていることへの罪悪感や、自分だけがずるをしているような感覚を感じやすくなります。そのため、周囲から「ずるい」と思われたり、仕事をしていないと指摘されたりすることに怖れを持ち、その怖れを回避するため、「プライベート」の大変さを誇張してアピールしたり、必要以上に仕事を抱え込んでしまったりしやすくなります。ちょっとした忠告やアドバイスを「怒られた」「嫌われた」と捉えやすく、上手にコミュニケーションが取れなくなることもあります。

◆子育てや介護のために「好きな仕事をガマンして」いる場合

・子育てや介護のストレスを仕事へのモチベーションに変える。
自分がやりたいことは、本当は仕事だと感じているので、仕事の時間をより充実したものにしようとします。徹底的に無駄な時間を省いて効率化を図ったり、チームの一員として、現状で貢献できることをより多く見つけたり、と積極的に仕事に関わっていこうとします。仕事上の出来事を前向きに捉え、より良い働き方を模索することを喜びにすることができます。

・以前の自分と今の自分を比較して、自己攻撃をする
「もっと働きたい」という気持ちが強い人の場合、フルタイムで働いていた時の自分と現状を比べ、以前のように働けない自分を情けなく感じたり、みじめに感じたりすることがあります。こういった時には、現状の自分に対し「どうしてできないのか!」と自分を責めているので、同じように周りも自分のことを「できていない」「ちゃんと働いていない」と責めているはずだと思い込み、ミスの指摘やアドバイスに対して反発や言い訳をしやすくなります。

・被害者意識をもつ
子育てや介護の負担が大きいと、心身の疲労が蓄積し、自分だけが、大変なことを背負わされていると感じたり、家族に自分の人生を邪魔されているように感じます。「どうして自分だけが」という不満感を感じているので、フルタイムで働いている人を恵まれた人だとらえ、妬ましく感じたり、自分の大変さを理解してくれないと不満を持ったりします。「周りが助けるのは、当たり前」といった態度をとることも多く、職場で孤立しやすくなります。

◆「時短勤務」を上手に乗り切るには

・時短勤務をする人は「感謝」と「安定したコンディションを保つ」で乗り切る
「時短勤務」は、誰かの助けによって成り立っているものです。その助けに対しての感謝は常に心にとどめておきたいもの。とはいえ、自分の心や体が疲労困憊していては、そういった余裕を持つこともできません。自分のコンディションを整えることも意識しておきましょう。

・一緒に働く人は「思いやり」と「ガマンしすぎない」で乗り切る
「時短勤務」をしている人の中には、自分のことでいっぱいいっぱいになっている人も多いかと思います。そんな同僚を助けてあげたいと思うけれど、ちょっとあの態度はないんじゃない?と感じた時に、「あんな態度をとるくらい大変なのか~」と大目にみてあげることで、サポートする側の気持ちもイライラではなく穏やかに保つことができます。とはいえ、仕事の負担が大きすぎたり、迷惑だと感じることが多いと、そんな優しい目をむけることはできなくなりますから、ガマンしすぎず、NOと伝えたり、上司や周りの人と相談したりすることも大切です。
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大塚亘 講師:大塚亘


私はここ数年、日本や世界の政治経済、また、日本の近現代史にとても興味があって、評論家の講演を聞いたり、書籍を読むことに夢中になっています。

戦後の日本では、学校で日本の近現代史はあまり教えてくれないので、40代半ばのおじさんである私ですが、はじめて知ることばかりで、とても楽しく、興味深く学んでいます。

歴史は、過去に起きた事実の集合体であり、本来はたった一つの事実しかないはずなのですが、面白いことに、その事実をどう意味づけるか、歴史の流れの中でどう解釈するかなどで、人により様々な異なる見方が出てきます。

たとえば、先の大戦で日本は悪いことをした、という人もいれば、先の大戦で、日本は、アジア諸国を欧米の植民地主義から救った、という人もいます。全く真逆の意見ですよね。

私は、そもそも歴史的事実を全くと言っていいほど知らなかった勉強中の身ではありますが、私も人間なので私なりの意見を持っています。そのため、どちらかといえば、私の意見に近い評論家の講義を聴くことになります。

ただ、私が好きな評論家や言論人はたくさんいるので、さまざまな話しを聞くことになりますが、その中で私が気づいたのは、

全く同じ主張をしている人は誰一人としていない

ということでした。内容は歴史で一つであるはずなのに、そして、私の意見と同じ傾向を持つ言論人の講義ばかりを私は聴いているはずなのに、それでも、誰一人として、全く同じ意見になることはなく、必ず違う部分が存在するのです。


なぜこんなことを書いたかというと、

これは、カウンセラーによって、言うことが必ずどこか違うのと同じだ!

と気づいたからです。

カウンセリングサービスのカウンセラーは、全員が、同じカウンセラー養成コースで学んでいます。全員が全く同じカリキュラムで学びます。それでも、なぜ言うことが違うのか、私はプロカウンセラーになってからも、あまり理解していなかったことが自分で分かったのです。

同じ意見の言論人が一人もいないことに気づいて、私は、なんとなく腑に落ちました。

そうか、これが「個性」というものなんだな

ということに。そうすると、全く同じ人間は、もしかしたらこの地球上に一人もいないのではないか、十人十色どころではなく、70億人70億色かもしれないと思いました。

同じカウンセラーは一人としていない、だから、必ずどこかに違いが出てくるということがようやく理解できた気がしたのです。


さて、ビジネスと何の関係があるんですか?という声が聞こえてきそうですが、ここからが本題です。

会社に勤務しているビジネスマンには、「人事異動」というものが発生することがありますよね。部署内での担当業務の変更というような軽いものから、事務職が営業部へ異動となるような職種そのものが変わってしまうもの、また、転勤を伴うものなど、さまざまですよね。

新規事業の立ち上げをすることになって、今まで社内では、その業務を誰も経験したことがない、という場合もあるでしょうが、人事異動の多くは、担当業務の変更であっても、転勤を伴う場合であっても、

前任者から引き継ぐ

ということになると思います。

さてここで考えてほしいのですが、もし70億人70億色だとしたら、前任者とそれを引き継いだ自分は、必ず違う個性を持つことになります。

もちろん、前任者から仕事を引き継ぐ場合には、前任者がしていた仕事のやりかたを教えてもらうでしょう。そして、しばらくは、その前任者のやり方と全く同じように仕事をするかもしれません。

しかし、しばらくして仕事に慣れてくると、必ずといっていいほど、前任者とはやり方が異なってくるはずなのです。前任者の効率の悪さに気づき、やり方を変えるかもしれませんし、仕事の効率や結果は同じであっても、自分がやりやすいように手順や方法を変えたりするかもしれません。

もちろん、明らかな単純作業で、誰がやっても効率もやり方も同じ、という場合もあるかもしれません。しかし、ある程度自分の判断が求められる仕事であるなら、前任者と全く同じになることはないはずです。なぜなら、70億人70億色だからです。

私がみなさんにお伝えしたいのは、70億人70億色だから必ず異なってくるはずなのに、

自分の個性を殺し、前任者通りにしようとする

という落とし穴がありますよ、ということなのです。個性はみな違うのですから、やり方も異なるはずなのですが、もし前任者と全く同じことをするのが良いと「思い込み」、前任者のコピーのように仕事をしたとしたら、

まず間違いなく、仕事の効率は低下しています

なぜなら、前任者は、前任者の「個性」に合った仕事のやり方をしている可能性が高いので、前任者とは違う自分が、前任者のコピーのように仕事をしたとしたら、まず間違いなく自分に合っていないからです。合っていないやり方で上手くいくはずはないと思いませんか?


私の経験をひとつお伝えしたいと思います。社内の人事異動ではありませんが、似たような構図です。

私は、カウンセラーと並行して、社会保険労務士業という自営業を15年ほど行っています。自営業ですからゼロから自分で営業するのですが、同業の先輩がいますので、初めは、先輩方の営業方法をまねて、頑張って営業します。

しかし、私もそうでしたが、ある程度伸びてくると、営業方法や、そもそもの自分の売りたい商品について、先輩方とはだんだんと異なってくるのです。そして、そのような「個性」が出ている自営業者は、みな、ある程度以上の成功をつかんでいます。

逆に言うと、先輩と同じようにすることが正しいと「思い込み」、自分の個性を殺して、先輩のコピーのように営業する人もいます。そうすると、興味深いことに、なかなか事業が軌道に乗らないのです。

実際に、私の後輩で、個性を出していないので伸び悩んでいたり、そもそも上手くいかなくて廃業してしまった人もたくさんいるのです。


私の想像ですが、深層心理で自分に自信がないと、先輩のコピーのようになってしまう気がします。しかし、私だって、自信はありませんでしたが、個性は勝手に出てきてしまったのです。

個性を出した方が、仕事はやりやすいし、効率も良くなるでしょう。みなさんは自分らしく働いていらっしゃいますか?

自信はなくてもかまいませんから、ぜひ、自分自身の個性を仕事で発揮してくださいね。
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大門昌代 講師:大門昌代


みなさんは子どもの頃、このように言われたことはないでしょうか?

「電車の中なんだから、静かにしなさい」

「男の子なんだから、泣いてはいけません」

「女の子なんだから、おとなしくしていなさい」

「もう小学生なんだから、お片付けしなさい」

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、弟にはやさしくしなさい」

他にも色々とあるでしょうが、「~なんだから」「~なのだから」と親から言われるわけです。

親が言っていたことは、間違いではないのかもしれません。
電車の中で騒いでいると、他の人に迷惑が掛かりますし、社会の常識を教えるうえでは、とても大切なことです。

でも、人間心理からすると「~なんだから」と言われると、ごもっともとは思うのですが、なんだか強制されているような気持ちになりますし、言われた側は、自分の利益になることが一見なさそうに思うので、反発したくなるのです。

親が子どもに言うのと同じようなことを、私たちは社会でも言われたり、言ったりするものです。

「納期が迫っているのだらから、早く仕上げてほしい」

「もう入社5年目なのだから、もっと仕事の幅を広げるように」

「社長直々の依頼なんだから、迅速に対応するように」

「我が社の未来がかかっているんだから、良いものを開発するように」

確かに、納期が迫っているのならば、早く仕事は仕上げるのがよいでしょう。
でも、それは誰もがわかっていることであり、言われた側は、「わかっているよ!」という気分になってしまいます。

こういった場合、「~なんだから」と言う側は、言われる側が少しでも、嬉しくなる言葉を使う必要があります。
わかっちゃいるけれど、そして精一杯やっているけれど、もっと頑張らなくてはいけない状況なわけです。
そんな時は、自分のことも責めていますし、焦ってもいます。
そこに、「納期が迫っているんだから」と言われると、反発したい気持ちが出てきます。
ちっとも嬉しくはないわけです。

やらされる仕事と、やる気になる仕事は違います。

「頑張ってくれていることは、わかっているよ。納期までに完成できるかは君にかかっているので、よろしく頼むよ」

こう言われると、「期待してくれているのだな」「私の頑張りを認めてくれているのだな」と嬉しくなります。
嬉しい気持ちが出てくると、人はやる気になるのです。

「~なんだから」と言われれば言われるほど、強制されている感じが出て反発したくなりますし、「わかってもらえていない」と不満や怒りが出てきてしまいます。
そうすると、仕事の速度や質にも悪影響を及ぼしてしまいます。
ですから、相手が少しでも嬉しくなる言葉を使い、「~なんだから」という言葉を使わないようにしましょう。

「入社5年目なんだから」
「もう中堅なんだから」
「君にも部下ができたんだから」

そんなことを言われても、嫌な気持ちになってしまうだけですから、モチベーションを下げてしまうだけです。
それよりも、「いつも頑張ってくれてありがとう」そんな相手を認める言葉を伝えてから、「信頼しているよ」「よろしく頼む」のように相手が嬉しくなる言葉を伝えるようにしてみましょう。

そうすることで、やってもらいたいことを、気持ちよくやってもらえる確率が上がってきます。
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大谷常緑 講師:大谷常緑


私たちは、それぞれ自己概念を持っています。
自己概念とは「自分はこうだ」という自分が感じる自分の姿です。
誰しも、多面的な側面を持っているはずなのですが、その多面的な中の特定の部分を強化して自分を意識しているのです。
例えば「私は何をやっても上手くできない」という自己概念は、成功した事に着目しなで失敗したことばかりに着目した人が持つ自己概念です。
大学に受かった事や会社に入れた事や、恋人ができた事や、結婚ができたことなど多くの成功を手にしているにもかかわらず、上手くいかない事のみを取り上げて「私は何をやっても上手くできない」と思い、そのような人間だという自己概念を築き上げていくのです。
そうすると、私たちはうまくいかない自分になろうとしてしまいます。
勿論、意識的には「うまくやりたい」「できる人間になりたい」と思っているのですが、「うまくできない」と思っている度合だけ自信が無く、何をやるにも「失敗しないか」「失敗してしまうに違いない」という怖れや呪縛が付きまとって失敗してしまうのです。

ちょっと想像してみて欲しいのですが、TVでよくあるシーンに、金融機関に強盗が入るというものがありますね。犯人が拳銃や刃物を持って金融機関のカウンターで「この袋に金を詰めろ」というようなシーンです。
金融機関のカウンターにいた人がお札の束を犯人が差し出した袋に詰めようとするのですが、手が震えてうまく詰められずにお札の束を落としてしまい、犯人が「おい、何をやっているんだ」と凄むと、カウンターの人はもう一度袋にお札の束を詰めようとしても手が震えてまたお札の束を落としてしまうといった塩梅です。
カウンターの人はわざと札束を落としているのではなくて、袋にちゃんと詰めてこの状況を一刻も早く転換したいと思っているのですが、なかなか上手くいかないという状況です。

これと同様に、怖れや緊張があると、「失敗したくない」と思う気持ちが強まって上手くできない状況を作り出します。
また、別のパターンとして、失敗したくない為に、余りにも慎重になり過ぎて、事細かな部分に捉われてできなくなってしまうという事になる場合もあります。

これは、そもそも「私は何をやってもうまくいかない人間」という誤った自己概念が問題の素を作り出しているのですね。

自己概念と行動という意味で、面白い心理学の実験があります。
被験者が人に電気ショックを与える実験なのですが、機械に電気ショックの度合いを調整する目盛ダイアルが付いていて、ショックの度合いを調整できるようになっています。
実験は、被験者に白人至上主義でダーティーなイメージのあるKKK(クー・クラックス・クラン)の衣装を身にまとってもらって人に電気ショックを与えてもらいます。また、同じ被験者に今度は看護師の衣装を身にまとってもらって同じように人に電気ショックを与えてもらいます。
そしてそれぞれの衣装を身につけたときの電気ショックの目盛の統計をとると、KKKの衣装を身にまとった時のダイアルの値よりも、看護師の衣装を身につけたときのダイアルの値の方が低いという結果が出ました。即ち電気ショックの与え方が看護師の姿をした方が弱かったのです。
勿論、電気ショックを与えるというのは嘘で、目盛ダイアルがどの位置でも電気ショックを人に与える事は無かったのですが、被験者はこの事実を初めは知らされてはいませんでしたので、本当に電気ショックを与えていると思っていたのです。

この実験から考えられることは、衣装を変えただけでも何らかの思い込みが生まれ、そのような行動をとってしまうという事です。
従って、私たちが自分自身で自分にまとわせている「自己概念」もあなたの行動を作り出しているのです。

「私は何をやっても上手くできない」という自己概念を始めとしたネガティブな様々な自己概念をて手放す事、即ち、冷静な目で自分自身を見詰め、今持っている自己概念が本当に正しいのか、違った側面があるのではないかという見方で自己概念を変化させていく事が今ある状況に変化をもたらせていくのです。
もちろん、今ある状況に問題が無く、上手くいっている人は今の自己概念を大切にされるといいと思います。
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成井裕美 講師:成井裕美


どんな作業や仕事をする上でも、それに対しモチベーションを高く持ち続けるのは大切なことですよね。
しかし、私たちは人間ですから、機械と同じようには一定のスピートでムラなく取り組み続けることは難しいもの。

ましてやそれが、自分だけ作業ではなく、あなたが誰かをフォローする側だったり、チームのみんなを取りまとめる側であれば、
「みんなのやる気を引き出すにはどうしたらいいのか?」
「モチベーションを維持する為には何が必要なのか?」
と頭を悩ませた経験は1度や2度ではないでしょう。

自分だけのことであれば、気合と根性!である程度はやり遂げられるかもしれませんが、「人を変える」というのは、本当に難しいものです。

前回はそんな部下やメンバーのモチベーションアップに繋がる「アクノレッジメント(承認)」という考え方についてお話ししました。

◇前回のまとめ
「アクノレッジメント(承認)」とは、「相手の存在を認める」こと。
相手に現れている変化や違い、成長や成果にいち早く気づき、それを”言語化”して相手に伝えること。
相手はこのアクノレッジメントを通して得られた、「自己成長」を認識できることが自身の自信となり、
その自信が次の行動やチャレンジに向けてのモチベーションになる、という効果があります。


今回は「後編」として、実際に何をどう言語化して伝えたらいいの?という実践編をお届けしたいと思います。


●「褒める」と「アクノレッジメント(承認)」の違い

「アクノレッジメント(承認)」を「あぁ、つまり部下を褒めたらいいんだよね」と理解される場合があるのですが、実はこれは正解ではありません。

「褒める」は「アクノレッジメント(承認)」に含まれることではあるのですが、
「アクノレッジメント(承認)」とは、何も賞賛や、媚を売ること、相手を持ち上げていい気分にさせること、とは違います。

確かに褒め言葉や賞賛も相手の意欲ややる気を引き出す効果がありますが、
褒めるというのは褒める側の「主観的な評価」が入りやすくなりますし、結果が伴わないと褒めづらいですよね?
また、褒められる側にとっても、自身の評価が含まれる為、人によっては受け取りにくかったり、次もその賞賛がなければやる気が引き出されないという、諸刃の剣な側面があります。

「アクノレッジメント(承認)」で重要なのは、【変化や成果を事実として伝える】ということです。


例えば褒める場合では

「あなたは努力家で素晴らしい!」
「資料が前よりも分かりやすくなっていいね!」
「あなたはすごいね」

という風に伝えているならば、

「アクノレッジメント(承認)」では

「資格取得の勉強も始めたんだね」
「数字をグラフで視覚化できるようにしたんだね」
「1日のアポイントを3件から5件に増やしたんですね」

という風に、相手の行動をあなたや世間の基準で「いい」「悪い」を判断したり、評価するのではなく、【事実】としてを伝える事が大切なのです。

部下にとって、自分のチャレンジや努力、新しく取り組んでいることに関して気づいてもらえるというのは、「自分のことをしっかりと見てくれている」という安心感に繋がりますので、上司への信頼や、職場に対しての帰属意識も生まれます。
それがその部下にとっては次の行動を始めやすくしたり、さらなるチャレンジへの原動力となるのです。


●職場ですぐにできる「アクノレッジメント(承認)」

ここまで色々と書いてくると「アクノレッジメント(承認)」って難しそう。と感じられるかも知れませんが、実はとてもシンプルなことなのです。


1)挨拶する・名前を呼ぶ+観察したことをそのまま伝える

「○○さんおはよう」「お疲れさま」
「昨日は遅くまで残ってたけど、疲れてない?」
「髪の毛切ったんだね。○○さんに似合うね」

声をかけたり、変化に気づいもらえることで、部下は「自分に関心を持ってくれている」と感じます。
またちゃんと名前を呼ばれことは、部下にとっては「自分の存在を認めらているんだな」という風に感じれるので、安心感に繋がるのです。


2)成果や成長を伝える

「最近、プレゼンの時に結論から言うように変えて分かりやすくなったね」
「いつも机周りがきれいに片付いているね」
「最近、電話の保留時間が短くなり、自分で答えられるようになったね」

出来るようになったこと、成長したことを改めて伝えてもらえることで、部下は自己成長をより認識できるので、達成感を得たり、自信に繋がります。


3)Iメッセージで感謝を伝える

「あなたが毎朝きもちよく挨拶してくれるので、私も元気がでる」
「君が作ってくれた資料のおかげで、会議がスムーズに行えて、僕はとても助けられた」

ここも、あくまでも「事実」をもとにして伝えて下さい。
相手が出来ている所(事実)を伝える事が、受取り手(部下)の抵抗感を減らすことに繋がります。



上記以外にも書き出せば、

・仕事を任せる(相手を信頼して委ねる)
・労いの言葉をかける
・変化に気づく(服装や持ち物でもOK)
・相手との約束の時間を守る
・メールにできるだけ早く返信する
・質問にきちんと答える
・相手が前に言ったことを覚えておく
・相手に意見を求める
・報告ではなく、相談する
・困っていないか?をこちらから声掛けする
・自分に否があることは、謝罪する

これらも、部下にとっては「ちゃんと自分の存在を認めてもらっている」と感じれるので、
あなたとの関係性や、ともに携わっている業務に関し、意欲的に取り組みやすくなります。

また、あなたがあなた自身にも同様の「アクノレッジメント(承認)」を行うことも大切ですね。
特に他者を承認しづらいように感じる人は、「自己承認」が苦手なケースが多いのです。
自分を奮起させる時に自分に厳しい言葉をかけることが多い分、つい相手にも承認ではなく、叱咤激励をする方がしやすいと感じてしまうのです。


人は誰でも「人に認められたい」という欲求を持っています。
「アクノレッジメント(承認)」をあなたのチームのモチベーションアップに役立ててくださいね。
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テーマ:
那賀まき 講師:那賀まき


仕事をしていると、「仕事内容」「人間関係」「仕事と家庭」など様々な場面でストレスを感じることがあると思います。今日は、こういった「ストレス」との上手なつきあい方がテーマです。

◆「嫌だけど我慢するとき」は二重のストレスを感じている

本当は嫌だけど、仕事だからと我慢して、上司の愚痴を聞き続けている時、わたしたちは、その「嫌だ」という気持ちを心の奥底にぎゅっと閉じ込めます。このように「心の奥底にぎゅっと閉じ込める」ことを「抑圧」と呼びます。
「抑圧」された感情は、消えてなくなる訳ではなく、心の奥に溜まっていきます。それが繰り返されると、細かいチリが積もるように、どんどん「嫌だ」という感情が積み重なっていき、やがて、閉じこめられなくなり、心の表面に上がってきます。ここで初めて「最近、仕事がストレスで・・」と実感します。
この状態は、「聞きたくない上司の愚痴を聞かねば」というストレスと、感じた「ストレス」を心の底に隠しておく「ストレス」が2重にかかっています。

つまり「ストレス」を抑圧するということは、必要以上の「ストレス」を抱えるということなのです。


◆「ストレス」を放っておくとどうなる?

①感情のセンサーの鈍化
 「ストレス」を感じるのは不愉快だし、悔しかったり、腹が立ったりします。そんな嫌な気分を感じ続けるのは苦しいので、心は、心を守るために、「感じる」というセンサーを鈍くさせ、嫌な感情を感じないようにします。ところが、「感じる」というセンサーが鈍ると、うれしい、楽しい、おもしろい、美しいというような「いい気分」を感じるセンサーも鈍るので、何をしていてもつまらない、したいこと、欲しいものがよくわからない状態になります。

②不安や怖れを感じやすくなる
わたしたちの心は、不快な出来事で心が傷つくのを防ごうとする仕組みを持っています。
この仕組みが働くと、ストレスのかかりそうな状況を早くキャッチして、避けようとするため、不安や怖れを感じやすくなります。

③体への異変が現れる
限界を超えると、体調を崩したり、イライラ感が増えたり、怒りや悲しみのコントロールができなくなったり、無気力になって動けなくなったりすることもあります。


◆ストレスの原因とストレスを軽減するためのキーワード

①不安や怖れ  (焦り・緊張) 
見知らぬ環境や不慣れなこと、先の見通しがつかない時、逆に過去に失敗したを再度やらなくてはならない時には、「不安」や「怖れ」を感じやすくなります。「不安」や「怖れ」は、「うまくやらないといけない」という緊張や焦りを生み出します。

<キーワード>
失敗してもよい 焦らなくてもよい 
結果だけでなく、過程(プロセス)にも価値がある

②観念やガマン (義務・役割・犠牲) 
「○○しなければいけない、するべきだ」という思いが強すぎたり、仕事だから、母だから、と役割を重視しすぎたりして、自分の気持ちを後回しにすること(ガマン)が続くと、「やらされている」と感じたり、束縛感や不自由さを感じるようになります。 

<キーワード>
「○○してもいいし、○○しなくてもいい」というように、選択肢を持つ
自分を優先してもよい

③承認への欲求 (自己愛・自己価値の欠如・嫌われる怖れ)
人から認められたい(愛されたい、好かれたい、褒められたい)という思いが強くなりすぎると、相手に合わせすぎたり、他人の目ばかりが気になって自分がわからなくなったり、他人が不機嫌なのは自分のせいだと、自分を責めてしまったりします。

<キーワード>
自分を大切な存在であると思ってもいい
全ての人から愛されなくてもよい
自分と他者の気持ちを分けて考える

④ 自分への過度の期待 (完璧主義)
こうありたいという理想の自分とそうではない現実の自分とのギャップを感じすぎると、自分を責めすぎたり、なぜうまくいかないのかと焦り、自分を責めて苦しくなってしまいます。

<キーワード>
今の自分を受け入れる(今日の限界は明日の限界ではない)
小さな成長もしっかり受け止め、達成感や成功感を感じる機会を増やす


◆自分にとってのストレスケアをリストアップしてみる

ストレスに耐えるより、ストレスと上手に付き合うには「ストレス」は溜まっていくものという自覚を持ち、日常的に「ストレス」を軽減できるよう疲れた時の自分にあったリセット方法を知っておくことが大切です。

例えば
 ・深呼吸をする
 ・体を動かす(散歩・スポーツ)
 ・声をだす、歌う
 ・旅行にいく
 ・音楽を聞く
 ・労ってもらう(マッサージ・カウンセリング)
 ・おいしいものを食べる
 ・おしゃべりをする
 ・映画やDVDを観たり、ゲームをする
 ・自分のがんばりを認める
 など

日ごろから、自分にとって心地良いことや安心して自分を出せる環境、心がウキウキするようなことなどをリストアップしておき「セルフストレスケア」を習慣化できるといいですね。
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テーマ:
大塚亘 講師:大塚亘


カウンセリングでは、仕事に関する相談をお受けすることも、良くあります。

ただ、仕事をもっと上手くやるにはどうしたらいいか、とか、売り上げを上げるためにはどうしたらいいか、営業成績を伸ばすためにはどうしたらいいか、というような、ビジネスの結果そのものを追求したい、という相談は、あまりありません。

もちろん、このようなビジネスそのもののご相談でもお受けしますので、ご相談されたい方は、ぜひカウンセリングも使ってみてくださいね。


さて、それでは、仕事に関する相談で多いものは、どのようなものかといいますと、仕事そのものというよりも、職場での人間関係に悩んでいます、というご相談が多いです。

上司や社長と上手くいきません、お局様がイジメをするんです、というような、ご本人だけでなく、相手があるご相談が良くあります。

また、人間関係の問題ではありますが、相手がない、つまり、ご本人だけの問題(ご本人が悪いという意味ではありません)という相談も実はかなり多いのです。さて、人間関係なのに、ご本人のだけの問題とは、いったいどういうことなのでしょうか。

今回は、この、人間関係の問題のように見える、実はご本人だけの問題というケースについて、書いてみたいと思います。


例えば、クライアントさんが、カウンセラーに、カウンセリングで次のように話してくれたとします。

「私は、のろいし、間違いも多いし、役に立っていないんです」

「上司や同僚は、私のことを、役に立たない、仕事が出来ない人間だと思っているに違いないんです。」

ポイントは、仕事が出来ない人間だと

「思っているに違いない」

というところです。

不思議と、「私は、上司に、あなたは役に立たない人間です、と、先日ハッキリと、面と向かって直接言われました。どうしたらいいでしょうか」というような、ハッキリとあなたはダメだと言われた、というご相談は、ほとんどないのです。

そのため、私は、クライアントさんが、

「仕事が出来ない人間だと思っているに違いないんです。」

と話されときに、

「あなたは仕事が出来ないですね、と、誰かに言われたのですか?」

と質問したりします。


もちろん、上司に直接ダメ出しをされました、という場合もありますが、その場合は、上司の自己否定(クライアントさんでなく、上司自身の自己否定)が原因で、部下に虚勢を張る必要があるので、威圧的な部下を攻撃する上司であった、というケースがほとんどです。

この場合は、クライアントさんだけでなく、周りの同僚も、同様に上司を嫌っていることが多いです。つまり、クライアントさんの問題ではなく、上司の問題ということになります。


さて、話しを元に戻します。「仕事が出来ない人間だと思っているに違いないんです。」とクライアントさんが話されたときに、私は、「あなたは仕事が出来ないですね、と、誰かに言われたのですか?」と質問したりします。

そうすると、その回答のほとんどが、

「いえ、実際には、仕事が出来ない人だと言われたことはありません。」

そして、私はこう話したりします。

「では、実際には、ちゃんと、しっかりと仕事をされているんじゃないですか?もし、本当に仕事が出来なくて迷惑を掛けているなら、上司から仕事のやり方について指導があるはずです。それがないということは、しっかりとお仕事されているということではないでしょうか」


我々人間は、「自己概念」というものを、みな持っています。そして、この「自己概念」は、我々人間の「思い込み」であって、それがそのまま、周りの評価となるわけではありません。

「私は仕事が出来ない」という「思い込み」を持っていると、自動的にそれが外の世界、つまり自分以外の周りの人間、上司や部下に「投影」されて、

上司や部下は、私のことを、仕事が出来ない人間だと

「思っているに違いない」

という「間違った判断」をしてしまうのです。


それでは、私、大塚の個人的体験をお伝えしますので、さらに理解を深めていただきたく思います。もう20年以上前になりますが、大学を卒業して初めて社会人として新卒で入った会社がありました。

大学生のときから、私は、強迫神経症という心の問題を抱えていまして、新卒で就職した頃は少し良くなってはいたのですが、それでもまだ完治していなかったので、私には、強烈な自己否定がありました。

その会社は、音楽関係の会社だったのですが、人気の音楽関係の会社で数百人に一人しか入社できないので、なんとかして就職したいと思って、私は、面接で「経理がやりたいです」とウソをついて、なんと内定をもらってしまいました。

入社前に、実は経理というのはウソでした、と正直に人事担当者に話したのですが、それでも来てほしいと言われたので、入社しましたが、新入社員で配属されたところは、そのまんま経理でした。

自分の心の病気による強烈な自己否定を抱えながら、とてもつまらない経理事務を毎日していましたので、私にとっては、地獄のような日々でした。当時は本当に辛かったです。

当然、こんな状態で上司や会社が評価してくれるなんて、夢にも思うことはできないわけです。


さて、当時の会社では、年に2回ボーナスが支給されていました。そして、ボーナスを支給する際に、「今回は、全社平均で、(基本給の)何か月分のボーナスを支給します」という発表が毎回ありました。

例えば、3か月分を支給します、という発表があったときに、3.3か月分もらえたら比較的評価されていて、2.7か月分だとしたら、少し評価が低いという感じです。

さて、私の評価はどうだったかというと、平均を下回ったことは一度もありませんでした。経理の部署内や、同期の間で「どうだった?何か月分だった?」などと話しをするのですが、明らかに当時の私の評価は高かったのです。

今から考えれば、経理の部長や、直接の上司である副部長からも、大塚君の評価は高いよ、というニュアンスのことを言われていました。しかし、自分としては、

「こんなダメな自分が評価されるはずがない」

という「自己概念(思い込み)」を持っていたため、当時は、部長や副部長のお言葉が耳に入ってこなかったのです。


本当は既に評価されているけれど、自己否定があるので、「自分は仕事が出来ないんです」と話してくださるクライアントさんのおかけで、私も、過去の自分の再評価がが出来たのです。

みなさんも、周りからは既に評価されているかもしれませんね。
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