生後半年すぎたら、もう離乳食をはじめたほうがいいんじゃない?
と世間的にはいわれはじめるかもしれません。
しかし、離乳食を受け止められる消化器系の準備が整ってからはじめないと
思いのほか内臓負担が大きいものです。
たくさん食べるのだけれど、ちっとも太らない・・・
大して食べていないのだけど、ぶよぶよしている・・・
というのは、消化器系の活動が十分働いていないことを物語っています。
消化器系の準備とは?
上下2本ずつ歯が対称に生えそろい、
ものをしゃぶって唾液がしっかり出る状態であること。
それには、両足裏を床にぴったりつけて腰かけられる姿勢ができていないと、
唾液の準備も整わないものです。
お姫様だっこのような態勢で、大人のひざ上に中途半端にしなだれかかりながら
スプーンで離乳食を突っ込まれて食べる状態では、
唾液の準備が間に合わず、ただただ丸呑みを強いられることになります。
世の中じゅうの離乳食指導が赤ちゃんにとってふさわしいかどうか
振り返る必要があると思われます。
それから、
食べ物を自分の手で自分の口に運ぶ、という動作があらわれる
ことも唾液の出に大きく影響を与えます。
赤ちゃんは、はじめ食べ物ではないものも口に運んで確かめたがりますが
その時期からすでに唾液、消化液をだす準備をはじめているのです。
赤ちゃんの手に食べ物をもたせる工夫をしましょう。
1 2
写真1・2は、食べ物に集中できるように、
大きなお皿の上に一個だけ、食べ物を置いて、
一つずつ口に運ぶように仕向けています。
はじめから、たくさん盛りつけてある皿をみせると気が散り
食べ物で遊んでしまうからです。
3
親指、人差し指、中指の3本で食べ物をつまんでいるところです。(写真3)
4
食べ物をつまんだら、反対の手に持ち替えて(写真4)
5
お口に運びました。(写真5)
食べ物をしっかり凝視して、自分の手で口に運ぶのは、
食欲が唾液腺を刺激して効果的なのです。
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