National Merit Scholarship Program  今年は二人 | 頑張るお母さん チャレンジ人生 in U.S.A.

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アメリカの生活、仕事、教育についてのブログ
時々ペットの話も。
日本語教師です。
英語が苦手、だけど頑張ってます。
毎日がチャレンジです。

娘が通う高校
2年前にはとても優秀な生徒がいて
US Newsの公立校全米ランキングも
50番台になっていました。

特に二人の卒業生はとても優秀で
PSATのナショナルメリットスカラーシップの
ファイナリストに選ばれ
プリンストン大学やスタンフォード大学に合格していました。

だけど

ここ数年は
どんどんとランキングも下がり
クラスの内容もランクダウンしたのではと
少し心配していましたが

最近、去年のPSATの
セミファイナリストが発表され
娘の高校から二人が選ばれたそうです!

たった二人と思う方もいるかもしれませんが
多分、学年50人もいません。
卒業生は毎年40人以下です。
その中でのセミファイナリスト二人は
結構な数なのです。


と言うのは

去年、PSATを受けた高校は22,000校
生徒数は1、500、000人
その中でセミファイナリストに選ばれるのは
たったの16,000人!!

誰も選ばれない高校だって
たくさんあるんです。

この二人の試験得点は
我が州の99%以上に位置しているそうで
一体、何点取ったのでしょう。
多分、満点かそれに近いスコアーだと思います。

彼らはこれから
約8000人のファイナリストの選考に入ります。

ファイナリストに選ばれるには
試験の得点だけではなく
エッセイや課外活動での活躍、リーダーシップが問われます。

試験を受けたのは11年生の秋
ほぼ1年がかりでセミファイナリストを選ぶのですね。

で、セミファイナリストに選ばれたからと
12年生の秋からボランティアや生徒会やらを始めても
遅いと言うことです。

これだけ優秀な生徒の集まりですから
みんな早くからいろいろな活動をしているはずです。
それは、娘のサイエンスフェアの全米大会の調査でも
中学生からボランティアや習い事、生徒会の仕事をしている生徒が
応募者の半数以上だったことで分かります。

ただやっていれば良いというのではなく
その中でユニークで高い結果を出す事が大事になってくるのでしょう。

優秀な成績+αの何か=奨学金で一流大学に行く

アメリカは
ものすごい格差社会です。
本当にこの差は大きいし、歴然としています。

その格差社会の競争が
実は
中学、高校から始まっているのだ・・・・と、感じます。

だからと言って

幸せとは・・・と言うこととは比例していないのですけどね。