皆様、あけましておめでとうございます。
今年は全国的に暖かなお正月を迎えました。
私のふるさとであります山形市での初詣では、生まれて初めてですが
コートなしで初詣に行って参りました。
酉年の今年は、いろんな予想がされていますが、大きな組織にぶら下がっていることでの
安寧は禁物、その前に各個人の力をしっかり付けること！と言われているようです。
いずれにしても、アメリカの次期大統領でありますトランプさんの一挙手一投足に関心の集る
年でしょうね。
しかし、建築の設計という家業は、そもそも大きな組織でもなく個の集団ですので、世の中に必要とされる建物を今までどおりコツコツと造って行くことが大切ですね。
昨年の12月、弊社社長の知人よりお誘いがあり【フローデザイン】という省エネソフトの体験会＆講演会に参加して参りました。
セミナーでは、フローデザインソフト製作会社の社長のお話、（株）日建設計の設計者よりソフトを利用して熱・風の流れを計算し空調機器を有効に活かした設計のご紹介がありました。
また、東京大学の建築学科の前唯教授研究室による省エネからデザインする手法のご紹介がありましたが、実にこれは、私にとっては刺激的でした。
前唯教授研究室に於いてもソフトの開発を行なっているそうです。
風の流れにおいても、周囲環境にある建物も全て計算しながら、実際にどういう流れで一年を通して建物に流れるかを計算しています。このことで、自然の風の流れ・太陽光の向き、高さ、照度がテザインを誘導しているのでした。
なんて、私達は勘違いをしているのだろうか?
知らないと言うことの怖さを思い知らされました。
今年から省エネの届け出の法改正が施行されます。
懇親会の席で、私達をお誘い頂いた方がおっしゃったこと。
｢今日この会場にお集まりになっている方々は、大手ゼネコンや大手の組織設計事務所の方々ばかりで、地方で頑張っている方は土田さん位ですよ。私は、こういうものがあるということを学んで頂きたくてお誘いしました。｣と。
これからの経済は、瓢箪型と言われ富裕層と貧層が二分化されている。とどこかの経済学者がいっているそうですが、弊社はまさしく、瓢箪の下部分か！とがっかりしていました。
前唯教授と懇親会でお名刺を交換させて頂きながらお話を聞かせていただきましたが
｢地方のとうちゃん、息子でやっている大工さんや工務店が、簡単に計算できるソフトができて使えるようになること、これが、本当の省エネに繋がると思うんですよ！｣
まさしく、これなんだ！
と胸を熱くしながらご馳走をつまんできました。
