美少女キャラには無理がある 皆藤愛子
「めざましテレビ」の4代目お天気キャスターを05年から担当している
皆藤愛子はデビューまもなく美少女的なキャラで人気爆発。
お天気キャスターとしてだけでなく、バラエティ、ドラマ、CMに引っ張りだこ
のセントフォースきっての売れっ子である。
ルックスは下膨れの童顔で、まさに私好みの「はず」なのだが、あまりにも
ロリロリっぽさを前面に押し出しているので少しクドイところがある。笑顔も
あざとい感じで笑えるのだが、うつむいたときの困り顔が皆藤の十八番であり
「愛ちゃわわわわわわん、どうちたの」と思わず声をかけたくなる面白い顔。
皆藤の魅力は、童顔でありながら少しオバハンくさいところ。私は若いのに
オバハンくさい所がある人が好きで、私の好きな守本奈実・杉崎美香・松丸友紀
にも仕草や表情、言動にオバハンくささが感じられ、そういうところに
私はメロメロになる。
では、皆藤のアナウンスはどうかというと、これもまた笑える。声質自体はそれほど
悪くないはずなのだが、滑舌、抑揚などについてあまりにも作りこみ感が強く
「わざとやってるんじゃね?」といいたくなるほどキャラ設定を意識した読みを
展開する。文字に起こすのは難しいが極端にいうと
「おはようでつ。皆藤愛子でちた」
みたいな感じ。こんなことではフジテレビアナになれないのも当たり前だ。
皆藤を怪しい奴だと私が思う理由の一つは、ドラマでの演技。彼女は
お天気キャスターの割に演技が上手すぎるのだ。初めて皆藤がドラマに
出演しているのを見たとき、最初、一瞬誰であるかが分からず
「ん・・・・これ皆藤愛子じゃないか?」と後で気付くほど、彼女は役に
なり切っていた。一般論として演技が上手な女はやり手だと思っていいと思う。
しかし、そういう一面を知ると、ますます皆藤に私は興味を持ってしまう。
数年前のある日に、コンビニで雑誌を見ていたところ、皆藤が
ビッグコミックスピリッツの表紙+巻頭グラビアを飾っているのを偶然見つ
けた。パラパラとページをめくると、皆藤が太ももをあらわにして、
テニスをやってるところや小川のほとりで佇んでいる写真などが掲載されて
いた。写真だけなら救いがあるが「一県一県想像しながら読んでます」
「前よりは少しだけ度胸がつきました」などとうわ言のような直筆フレーズが
写真の脇に添えられていて「まったまた何考えてるんだこいつは」と
思いながらその場では雑誌を置いてコンビニを後にしたのだが、1時間後
コンビニに戻り、そのスピリッツを買ってしまった私はアホすぎる。
ただ、彼女はこのまま美少女キャラをどこまで貫くのだろうか。
私としてはかなり彼女に美少女キャラは無理があると思う。
高校が渋谷幕張らしい。渋幕は最近、東大に40名近く合格するなど高い
進学実績で知られている。私は皆藤より上の世代だが、私のころの渋幕は
それほど大した学校ではなかった。今の渋幕が「千葉県で一番」みたいな
いわれ方をされてると(本当はどうでもいいことだとは思うが)県立組の
私としては少し納得いかないところもある。ただ、皆藤がそこそこ優等生
であったことはおそらく間違いなく、脳みそも悪くなさそうだ。
このように皆藤愛子は面白い人だと思うが、アナウンス界のなかではやはり
「珍品」感は否めない。少なくとも正統派とはいえない。天気読みに関しても
やはりNHKの関嶋梢や半井小絵のほうが安心して
聴けるし、皆藤をメインにお天気情報を確認するというのは(そんな奴はいないか)
ナンセンスな行為である。しかしながらこんなアナウンサーもいてもいいし、
めざましテレビの前任高樹千佳子よりは抜群に見所の多い
大した奴だと思う。
余談だが、皆藤愛子はアグネスチャンに似てないだろうか。
youtubeより 「草原の輝き」 平尾昌晃の楽曲が冴える。