日本代表 髙橋美鈴 | アナウンス研究コピペ保管庫

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日本代表 髙橋美鈴


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もうすぐ北京五輪がはじまるが、アテネ五輪と同様、日本勢の
活躍が期待されると同時に、純粋なスポーツ観戦という視点で
世界のアスリートたちの優れたプレー、パフォーマンスを楽しむ
のも見所。


ところで、女子アナの日本代表を決めるとすると誰を選ぶか、
私的には5人選ぶとすれば
守本奈実、大江麻理子、生田明子、髙橋美鈴、延友陽子
3人選ぶとすれば、守本、大江、髙橋
1人選ぶとすれば、髙橋美鈴を選ぶと思う。(※)
大江は、素晴らしいアナウンステクニックの持ち主ではあるが
世界中が注目する場に出てきたら、何かの拍子に思いっきり
天然ボケをかまし、恥ずかしいことになるような気がしないでもない。
またスーパースピントの使い手である守本はまだまだアナウンス界
では若手の部類であり、日本代表と呼ぶに相応しい貫禄は髙橋に
一歩及ばないと私は見る。


髙橋美鈴は貫禄・存在感・実力・品性ともに抜群で、日本を代表
するアナと呼んでも恥ずかしくない資質の持ち主。
1994年NHK入社の現在36歳。同期にはフリーに転身した久保純子
がいる。
声質は柔らかさと密度のあるリリコにややスピント、滑舌もハイレベル
で中音域からやや高めで勝負する。日本中の女子アナがテキストに
すればいいような優れたアナウンス能力を持っている。


主に文化・芸術分野の番組を担当。「美の壷」「N響アワー」など、
オトナのなかのオトナの番組、民放のアホアホ番組には目もくれない
紳士淑女が愛好する番組に出演することが多い。当然、このような
番組に出演するアナウンサーにも高次元の品格が要求されるわけで
髙橋はこれ以上ない人材である。また、数年前まで朝の報道番組にも
出演していて日本の朝を落ち着いたキャラクターと美声で包み込んでいた。


唯一、私が目を疑うほど意外だったのは昨年から今年にかけて出演して
いた「クイズモンスター」。髙橋としては異例のアバンギャルドな装いで
登場し、芸人や俳優らを相手に「バラエティMC」として番組を切り盛り
していた。あの超絶美声で、芸人にツッコミを入れたりすることも。
まるで俗世に女神様が舞い降りてきているような風情があり、私は
楽しかったのだが、番組自体はそれほど注目されることなく、
すぐに終了してしまった。(もう一回やってほしいのは私だけだろうか)


こういう凄いアナウンサーがいるから、NHKという会社自体には問題の
ある部分があっても、私は単純にNHKを信頼してしまう。民放で髙橋に
近いアナがいるとすればSBCの三島さやかぐらいなものか。
民放各局は、30歳で女子アナを使い捨てにせず、NHKのように
長いスパンで活躍できる女子アナを育成してほしいものだ。


(※)プロ野球の三原脩(故人)が、日本の打者を5人選ぶなら、
「川上哲治、大下弘、中西太、長嶋茂雄、王貞治」。
3人選ぶなら、「川上、大下、長嶋」、
1人選ぶなら「大下弘」と述べたらしい。