小さな巨人 松尾由美子 | アナウンス研究コピペ保管庫

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小さな巨人 松尾由美子


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テレ朝2002年入社。小柄なボディに素直そうな童顔が、
一部熱狂的なファンの支持を集める報道を中心に活躍する
アナウンサーである。


一年先輩に先に紹介したスーパースター河野・村上がいて、

一年後輩に大木、市川、前田有といった派手なメンツが並んでいる

なか、同期の女子アナがおらず、たった一人で採用された

松尾由美子はいささか地味な印象がある。
視聴率の高い、やかましいバラエティ番組にはほとんど登場しないし、
報道系の番組でもメインで司会を任されることはない。読みについて

はリリコタイプの無難な美声で、滑舌もよく、ニュースを担当しても
誰からも文句が出ない高水準なもの。しかしながら、これといった
特徴がないアナであるため、私も長らく松尾由については「華がないな」

というだけの評価だった。


しかしながらそんな松尾由についての私の評価を一変させたのが、
2006年のお盆に放送された「朝までたけし軍団スペシャル」に
出演した際のパフォーマンス。
下の画像を見ていただきたい。


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「チOポ」の形をしたテレビのリモコンを持たされている。
このコーナーは、たけしが考案した珍商品をテレビショッピングという
設定(形式)で紹介するコントである。松尾由は説明役のたけしの

アシスタントの役を担当しているわけだ。とぼけた表情をしてるが、

彼女はこの場面でなんと言ってるかというと


「非常に素晴らしい商品ですね」


(たけしによると、この商品を銭湯やサウナでチ○ポに装着すると、
周りの誰にもバレずに、風呂場にあるテレビのチャンネルを自分の好きな
番組にいつでも替えることができるというもの(笑))


勿論、これは台詞のはずだが、松尾由の目には動揺も躊躇もないし、
ヘラヘラした様子もない。「なんて気合の入ったパフォーマンスなんだ」
と私は感動した。
他のアナウンサーなら恥ずかしそうな表情をするとか、笑ってごまかすような
素振りを見せるだろうが、松尾由は最後まで冷静なアシスタントの役割を
貫きつづけたことが偉い。この瞬間、私はいっぺんに松尾由が好きになり
「小さな巨人」と呼ぶようになった。


あれから2年が経つが週刊誌に追いかけられるわけでもなく、相変わらず
地味にニュースを読む毎日だが、根性の座った彼女を応援せずには

いられない。