菅直人副総理兼財務相は26日の衆院財務金融委員会で、年金制度改革や財政再建への取り組みについて「場合によっては、超党派的な相談もしなければならない時が来るのではないか」と語り、与野党で協議の場を設けることもあり得るとの認識を示した。竹下亘氏(自民)への答弁。

 年金など社会保障の財源問題を巡っては、自民党の谷垣禎一総裁が今月1日の衆院本会議で、超党派の「社会保障円卓会議」を設置するよう提案。これに対し、鳩山由紀夫首相は「必要なら設置も将来的に考えるが、まずは国会で審議するのが妥当」と消極的な姿勢を示していた。

 政府は来週にも、年金改革に関する関係閣僚の協議会を開催する方針。菅氏は委員会で「政権の側がきちんとした案も持たずに相談するのは、段取りとして望ましくない」とも語り、与野党協議の前に何らかの案をまとめる必要があると指摘した。【谷川貴史】

【関連ニュース】
民主党:小沢幹事長と菅副総理 囲碁対局実現に政界が注目
菅副総理:次期衆院選前の消費税引き上げ否定
菅財務相:消費税議論「3月から」 大幅前倒し意向
菅財務相:G7とG20サミット 役割を区別する考え示す
菅副総理:「成長戦略を推進」を表明へ 経済演説

1票格差2・30倍は平等に反する程度…東京高裁(読売新聞)
民家火災で2人死亡=高齢の夫妻か-北海道(時事通信)
ハローワークは移管対象外=国の出先機関改革で-原口総務相(時事通信)
<乱気流>成田行きユナイテッド機が遭遇…けが人多数か(毎日新聞)
自民党 衆院すべての審議拒否 支援候補当選は追い風?(毎日新聞)