ラーメン専門 こむらさき・天文館本店 〔鹿児島/天文館・ラーメン〕
天文館の一角、「にぎわい通り」と「ぴらもーる」の間に、ラーメン屋さんが密集している地帯があります。「こむらさき」、「和田屋
」、「くろいわ
」といった鹿児島の有名ラーメン店の本店がここにひしめきあっています。鹿児島四大ラーメンといえば、「ざぼん
」、「くろいわ」、「こむらさき」、「和田屋」ですから(勝手に決めました)、この界隈にそのうちの三店(しかも全部本店)があることになります。だから、ここが鹿児島ラーメンの中心地であるといっても過言ではないでしょう。
その一番手前の「にぎわい通り」沿いに「こむらさき」というラーメン屋さんがあります。熊本や宮崎にも同名の有名店がありますが、まったく関係はありません。ここのラーメンは、普通の鹿児島ラーメンとはまたちょっと別物なので、このラーメンだけ食べて鹿児島ラーメンを語ってもらっても困るのですが、1950年からやっている有名な老舗店です。
流れ作業でたくさんのラーメンをいっぺんに作ります。こんなにいっぺんに作って大丈夫なのか?と思っちゃうわけですが、麺や具を一通り入れ終わってから最後にスープを入れるため、麺がのびたりはしないのです。それにしても、少し変わった作り方ですよねえ・・・と思いきや、鹿児島ラーメンでは結構よくある作り方だったりします。
自分の席の前でスープを入れて、「鹿児島黒豚チャーシュー入りラーメン」の完成です。
チャーシューがたっぷり入っていますが、1つ1つが小さめなので、そんなにがっつりというわけでもありません。
スープはかなりあっさりした豚骨スープ。それでいて、味わい深いスープになっています。ちなみに、食べる前に「下の方としっかり混ぜてから食べてください」と言われます。こういうのもここくらいですね。
ここの特徴はなんといっても麺でしょう。太麺が多い鹿児島ラーメンとしては、少し異端な細麺です。しかも、かんすいを使っていないということもあり、とにかく白いんです。まるでビーフンかと思うような、パサパサした食感がとにかく独特で、とってもおいしく食べることができます。蒸し麺らしいのですが、鹿児島はもちろん、全国的にも珍しいタイプの麺です。
鹿児島ラーメンの異端児ではあるので、地元でも好き嫌いは分かれます。自分も、子どもの頃はそんなに好きじゃなかったんですが、最近はむしろ好きになってきました。まあ、そういうこともありますよね。ちょっと値段が高いのはどうかと思いますが、観光客にもオススメのお店です。ということで、今日もご馳走様でした!
◆店名
ラーメン専門 こむらさき
◆場所
鹿児島県鹿児島市東千石町11-19
地図
◆アクセス
鹿児島市電天文館通電停から徒歩
◆TEL
099-222-5707
◆営業時間
11:00~21:00
〔定休日〕 木
◆ホームページ
http://www.kagoshimakomurasaki.com/
◆店内
〔カウンター席〕 21席
※2階席あり
◆駐車場
なし
◆予算
1,000円~1,500円
※上記の情報は2009年8月11日現在のものです。