ALMA - 元吉庸泰の活動碌 -

演出家・脚本家・演出助手
劇団『エムキチビート』主宰
PUBLIC∴GARDEN!主宰脚本演出
虚構の劇団にも演出部所属

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改めて。

 

この夏のはじめに、『錆色のアーマ』という作品を演出させて頂きました。

 

全ての『原作』になる、『2.5の舞台』。・・・む、難しい!(笑)

ということで、恒例のアトガキです。

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

思えば、衣裳、武器(アーマ)のデザイン、キャラクターの造形、設定、そんな根源の打ち合わせから始まったこのプロジェクト。何度も何度も根気よく打ち合わせをさせて下さったネルケさんに感謝です。

 

 

2.5の作品であることを踏まえつつ、生臭いくらい『舞台』であることを意識していました。

 

2.5ブランドの舞台作品は、『よい漫画』や『よいアニメ』があるから。

ならば、逆に『よい演劇』でなくてはならない。

 

だから稽古場では、まず濃密なくらい演劇を創ってそれを2.5に昇華するという2倍の手間を全員が戦ってくださいました。

 

 

演劇。

まずは孫一と信長の軸。

 

例えば、出ハケの演出が同じ構図が多いのはなにか意図が?というご質問がございましたが。孫一、信長、顕如に至っては基本的に歌舞伎の様相に則っております。

 

信長が中盤以降、孫一の存在に揺れてるまでは基本的に上手を使い。その後は本来主人公が使用する下手前(花道ルート)を使うなど。普段自分が演出する場合でも使うルールではあるのですが、今回は少し強めに意識しました。

 

舞台のセットも、転換的な絵変わりで動くのではなく、孫一と信長の関係性が動くところで動いています(お客様には伝わらないとは思いましたが)

 

ナンバーの嵌め方はクラシカルなミュージカルを。振付もジャジーに。

(もともとグランドオペラを意識した構成にはなってはいたのです)

なかなか、2.5では見かけない形になったとは思います。

 

演劇の醍醐味は、お客様は舞台のどこを見てもよいということ。

それは漫画やアニメでは表現できないこと。

 

だからよりすべてのキャラクターがリアルタイムで「今」を同時多発的に起きているよう。芝居を決めるところも最小限にしていました。俳優たちには大きな負担をかけてしまいましたが、みんな、生き生きと。毎日の旅を楽しんでくれていました。感謝。

 

全体的な絵も、引きの絵の美しさをベースに作っています。

(配信はアップメインみたいですね。実はそこは僕は新鮮)

 

ちなみに『電光石火』(あ、曲名は前回の記事をご参照に)の中の孫一のソロは毎回違います。大樹に、「お頭、まかせた」と言いました笑

 

雑賀衆の7人の関係性は、孫一を中心に彼らが心から迷い、確信を以て創り上げたものです。みんなお頭が大好きでした。

 

織田信長の造形は、まっすーの中に確固たるものがありました。だから基本的に任せていました。ただ「この作品の中で、一番弱い人だ」という事を伝えました。

 

顕如との歌『理想郷』の中で、

 

♪この100年先二度と犠牲を出さぬよう 今俺が全てを統一する

 

という歌詞があります。永遠でもなく。100年。これは織田信長という人間がリアルに、そして臆病に、そして威信を駆けて叫べる年数であったと思うのです。(この部分は自分がそう解釈し、なるせさんの台本の言葉をそのまま歌詞に使わせて頂きました)

 

敦盛の解釈は色々と。実際、幸若舞を黒澤明が能として舞わせたその解釈とか。実際の信長が人間50年~以外の部分はほとんど歌ってないとか。まぁ、そのへんは語るだけ野暮ってもんです。

 

顕如の隣に居る黄色い坊主は、僕の中では教如であります。ただ今回フューチャーすることは出来ませんでした。

それと同じように、今回語れなかったことや稽古場で作った物語など膨大な量があります。それは今後の展開にお任せするとしましょう笑

 

「誰も観たことの無いようなものを」そうスタートしたこの作品。

どう受け取って頂いたかはお客様の自由です。

 

ただ、俳優たちが誇りを以て舞台の上に立っていたこと。

それは演出である自分の立場から、確言させて頂きます。

 

 

ああ、色々あったけど、楽しかった(最後に自分のこと笑)

 

支えてくださった制作陣はじめ、産みの苦しさを共にしたスタッフのみなさま。見守って下さったお客様。闘って下さった俳優たちに心より感謝。

 

ありがとうございました。またどこかでお会いできたら幸いです。

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本日『フロッグとトード』初日!

素晴らしい、ほんとうに観て欲しいミュージカルです。

 

だので、まったく演出させて頂いた『錆色のアーマ』のことblog書けてません。。。

 

大きくいえることは、本当に素晴らしい座組みであったこと。

 

俳優たち、スタッフ、それを支えてくれた制作チーム。

そりゃ演劇つくるんですもの色々ありましたけど。とてもあたたかく。

大切な時間になりました。

 

 

 

いくつか演出的なことに関するご質問頂いたことなど回答していければと思って居たのですが・・・あまり時間が取れず・・・

 

あ、でも、取り急ぎって訳じゃないですけれど。一番ご質問多かった曲名のことだけでも。

 

上演台本上でのナンバーにて、正式には変わる可能性もあるかもですけれど。

 

・M1 『Overture SABIIRO』

・M2 『錆色のアーマ』

・M3 『賭け』 ~『お見事』

・M4 欠番(実は壮大なミュージカルナンバーが笑)

・M5 『月と星』

・M6 『鉄の神様』

・M7 『紀州の山奥 ~信長の挑発』

・M8 『インターミッション』

・M8a  『電光石火』 

・M9 『月と星 reprise』

・M10 『本願寺にて』

(バックのお経は創作でした。星月皆腐地落 在物在界我楽 求欲求力進獄 捨断捨我昇天)

・M11 『牢獄ふたり』(『牢獄ひとり』ってのも最初ありました)

・M12 『足りない言葉』

・M13 『理想郷』

・M14 『全てが始まったあの時』

・M15 『爛れる星』

・M16 『全面降伏』

・M17 『見えない答え』

・M18 欠番

・M19 『雑賀は孫一と共に』

・M20 欠番(『サスが私の朱雀惑い』ってのが・・・笑)

・M21 『バトルクライマックス』

・M22 『織田信長 敦盛』

・M23 『天 Theme Rsuted Armors』

 

アンダースコアがこれにさらに20曲以上・・・

絢爛豪華な音楽でした。全てのナンバー、音が必然性のある構成でした。詳しくは作曲家の岩崎廉さんが公演後にtwitterでご説明くださっております。

 

 

そんなんで、ぜひ、配信、DVD、続編!?

楽しんで頂けると嬉しいです。

 

とりあえず、その1、ということで。では劇場いってきます。

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歳をとったもんで。

最近若いひとから相談を受けるようになりました。

 

歳をとったもんです。・・・最悪です(笑)

 

 

何事もそうだと思うんですけれど。

 

例えば俳優志望の人だったり、演出家志望の人だったり。

 

いつか急にジョブチェンジ!して「俳優」とか「演出家」になるわけないじゃないですか。

 

なりたいもの。

やりたいこと。

 

の違いが、その人ん中で曖昧だと思うんです。

 

その曖昧さを利用して食い物にするクズが多いだけじゃないか、とも思うんですよ。

 

 

だから、いくらね。

高いお金を払ってエライ人のお話を聞いても無駄だと思うのです。

 

やりたいなら、やってくださいまし。

やってたら、どんな小さくても、ダメダメでも、他の仕事してても、道は繋がってます。と思うんです。

 

 

 

・・・まぁ、自分の進む道が、どこに繋がっているか、自戒も込めて。

ぶろぐ。

 

 

1、今のバイクを売って新車を買う 

⇒約100万、カッコいい。早い。

 

2、今のバイクを売って折り畳み自転車を買う 

⇒約+10万、電車賃と時間を失うが、健康を手に入れる。

 

3、今のバイクに乗り続ける。 

⇒10年。そろそろガタガタ。来年車検。整備やパーツに年10~15万。

今年11歳。400の黒い奴。トンネルをくぐるのさ~♪

どうすりゃいいんだ。

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またしばらく放置をしていたblogの徒然な更新です。

 

2017年『赫い月』が終わり。

『アルジャーノンに花束を』『Defiled』と演出助手で作品に携わりました。

 

荻田先生の演出は素晴らしく。スズカツさんはあまりにも偉大で。

少しでも自分はその轍を読み取ろうと必死でした。

 

 

いまは次の演出の舞台『錆色のアーマ』の準備に追われる日々を送っています。

日々、ひとに助けれられて過ごしています。

 

 

4月になり。新しく世界が動き出した感がなんか酷くて。

朝テレビで類くんの番組を子供と観て。blog書かなきゃなぁと妙な義務感に駆られ。

 

 

 

箇条書きでなんとなしに文章を打ち付けてみると。

 

 

 

 

Thee Michelle Gun Elephantばっかり聞いています。

 

その流れでROSSOの1000のタンバリンを車の中で聞いて、なんか泣けて来て。運転できなくなりました。

 

HondaのCBRの新型が本当に良い。

 

zozoのツケ払いって、騙される奴いるんですか?

 

よし、旅行に行こう。

 

いい椅子が欲しい。

 

折り畳み自転車が欲しい。

 

演出、もっとうまくなりたい。

 

5カ月前の俺を助走付けて殴ってやりたい。

 

それこそミッシェル好きすぎて、細身のスーツファッションで東京に出かけていた中学校の頃の恥ずかしい自分を殴ってやりたい。

 

いまさらサッカーがうまくなりたい。

 

明治神宮に行こう。

 

 

なんだか、よくわかりません。欲求の吐き出しみたいになってしまいました。

 

今年の劇団活動はおとなしいもので。10周年なのに(笑)

 

全体で動くのは『アイワズライト』のDVD発売ぐらいなんですよね。現状。弱小劇団は小屋を押さえられんのです。

Public∴Garden‼はなんか動きたいなぁ。

 

 

みんな忙しい。

忙しいけれど心は亡くしてはいけないんだ。

 

 

 

 

 

これ、やばくね?

 

 

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3年ぶりの新作公演となった『赫い月』

初心に戻ってのエムキチビートの最初の路線に近い感じ。

 

アイワズライトでもそうだったのですが、何か社会的なメッセージとかではなく、ただちゃんと物語を描くことを考えました。

 

アイワズライトが女の子のお話だったので、男の子の物語をやりたい、と思いました。

背負ってくれた龍、のじ、晶、山さん、シオン、アベ氏、あかりちゃん、梅、かるぴん、劇団員。本当にありがとう。

 

 

 

これは、追想の物語でした。

 

 

明日佳の追想。

赤い月の下で生き続ける東吾の追想。

赤い月の下で待ち続ける2人(と、仲間たち)の追想。

赫い月。

 

その追想が紡がれ、72年前の8月14日へ事件が織られていく。

そんなイメージの舞台美術でありました。

 

東吾はゴドー。

明日佳の名前は、佳い明日。

 

いちばん最初の祐子はたぶん、祐子ではない皇族の誰か。

でもそこから72年前の世界を旅する妄想がはじまりました。

 

ベケットの『ゴドーを待ちながら』を下敷き。

ウラジミールとエストラゴンが待っていたのは死、という救い。なんだと僕は思い増して。

行き止まりしかなくて、待つしかできないそれこそは何もない場所で待ち続けることしかできないクーデターを起こした後の、宮城そのもの。その結果、永遠の時間をケンジとジロウは待ち続ける。

 

あと4206年伝えなきゃいけないこの物語。

東吾、昇介、明日佳の三世代。(東の空に陽が昇り佳い明日となる)

 

しかし明日佳は子どもを残せない。ここには祈りがありました。

血ではなく、言葉で、物語で。ひとは紡いでいかなければならないということ。

明日佳にたくしたかったのだと思います。

 

パンフレットでも書きましたが。2016年の春。私の祖母が亡くなりました。

祖母は痴呆で、僕の事もよくわからない状態でした。

ただ、僕の妻と、子供の名前は最後まで覚えていました。

その理由を、僕は考え続けなければなりません。

 

 

 

以下、言い訳。

 

 

とにかく書けない書けない。

 

宮城事件という1945年8.15クーデターを題材にしたのですが(もともとはもっと大きなくくりの革命の話をする予定だったのですが、これに絞ったのです)

 

これがまた難題。

 

というのも、この事件、たった72年前のことですが。真実が明らかになってない。

というか、真実が無い。

 

生き残っている人の証言はみんな食い違っているし。(その人の階級でさえ食い違っている)

 

映画『日本のいちばん長い日』は生き残った井田中佐の手記や窪田少佐の手紙などが大きいなもとになっていて、疑わしい記述や事実が多いです(井田さんは戦後、電通に入社しています)。ケンジ(畑中)とジロウ(椎崎)が主犯だったのかさえ疑わしい。

 

陰謀説を唱える『日本のいちばん醜い日』では昭和天皇の弟である三笠宮を黒幕としつつも。その三笠宮は昨年100歳にてご逝去。

 

つまり、真実は人の数ほどあるんです。あたりまえですよね。それが”現代の”歴史なんだろうし。それが妄想であり物語なのだろうなと思うのです。

 

 

軍事指導には『日本のいちばん長い日』や『シン・ゴジラ』を手掛けた越さん長谷部さんに入って頂きました。超絶感謝。

 

 

あDVDとか予約販売中です。期間限定す。(激烈宣伝)

http://emukichibeat.cart.fc2.com/

 

 

 

目撃してくださったすべてのお客様に感謝。

まだまだ言い足りないのは久しぶりの新作だからか。

何かご質問あれば私のTwitterまで(笑)

 

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