「ラスト・ブラッド」と「新宿インシデント」。 | TSUTAYA×アジア N。の小部屋

「ラスト・ブラッド」と「新宿インシデント」。

【ネタバレが何もないと言う訳でもないので

何も知りたくない方は読まないで下さいね。】



昨日、今日と業務試写に行って来ました。

ここ、アジアブログなので、

香港映画も、あたくしの担当なのです。

昨日観たチョン・ジヒョンちゃん主演の

「ラスト・ブラッド」は香港とフランスの合作。

なのに、テイストはめちゃくちゃハリウッド。

小雪ちゃんも出てましたが、ほぼ全編英語。

日本語の台詞は吹き替えられてましたね。本人のも。

今日観た「新宿インシデント」は香港映画。

なのにまるで邦画を観てるよーでした。

まあ、竹中さんや加藤さんや峰岸さんや、

日本人キャストが多数だったせいもあるけど。


どちらの映画も舞台は日本。

が、「ラスト・ブラッド」はスタジオのセット撮影っぽい。

逆に「新宿インシデント」はロケだろーな~って感じ。

共通してるのはどちらもR-15指定。

エロではなく、若干の残虐シーンがあります。

若干でもないかもしれないけど、

まああたくしは耐えれる範囲でした。

で、もいっこ共通してるのは倉田さん。。。(爆)。

ええ、どちらの映画にも倉田さんが出てたのですよ。

Gメンな方ですよ(違っ)。いつまでもお若いよな~。


で、なぜにセットで書いてるのかと言うと、

全然タイプ違う映画なんですけど、

どっちも香港映画なんだな~と思って。

なのに、どちらも舞台は日本で。。

まあ、「ラスト・ブラッド」の方は

いかにも外国の監督が日本を撮ると

こーなります的な、「ブラック・レイン」のよーな雰囲気。

山里の景色もCGっぽく。。すごく日本人にとっては

異質な感じの日本が映っていました。

逆に、「新宿・・」の方は、超リアルな

歌舞伎町や大久保が出て来て、

これ、あそこぢゃん!の世界でした。。


作品も全然違うんですよね。

「ラスト・・」は日本のアニメ原作ですよね。

で、主人公の日本人役?を韓国人俳優の

ジヒョンちゃんが英語で演じていて、

小雪ちゃんも出てくれば、倉田さんも出てくれば、

アメリカの女優さんや俳優さんも出てくるのです。

日本の米軍基地内で事件が起こったりするので。。

もう、どこ映画観てるか分からない感じの

無国籍風なんですけど、どー観ても

テイストはハリウッドなんですよね~。

ワイヤーアクションとか、もっとアジアを感じても

良さそーなのに、アメリカンだったんだよな~。


一番、違うな~って思ったのは、剣の効果音。

最近、仕事人を毎週楽しみに観てるので、

(日本の連ドラこれと大河だけですよ。。汗;)

日本刀で人を斬る音は濁音の効果音のイメージなんですけど、

この映画では、シャキーンって清音なんですよね。

ヒロインが使う武器は、五右衛門の斬鉄剣も真っ青の

斬っても斬っても刃のこぼれない日本刀(謎)。

でも、ジヒョンちゃんは剣さばきだけでなく

相当なアクションシーンを演じていたので、

回し蹴りパシパシな世界だったので、

すっごい大変だったろーな~とは思いますけど。

アザだらけだったんぢゃないだろーか。。

小雪さんは優雅だったんですけどね。。


あたくしは漫画も小説も読んでなけりゃ、

原作のアニメ映画も観てないので、この作品でしか

この世界観が理解出来ない訳ですが、

そんなに難しい話ではなかったんですけど

平たく言えば、種族の争いってゆーか。。

あ。それぢゃ一言ぢゃんって感じですけど(笑)。

これは、原作に興味あるシトが観るのと

全然知らずに観る人とでは、意見違うかもな~

とか思ったり。とりあえず、豪華キャスト、異色の設定、

香港・フランスの合作、ハリウッドテイストで、

惹かれる方は、是非ご覧になって下さいまし。

あ。主題歌がGLAYみたいですけど、

試写で観た時には流れてなかったよーな。。(忘)。

しかし、今年は韓流スターの方々の海外作品が

凄く沢山公開されそーですよね。それは楽しみ♪


で、「新宿・・」ですが、これまぢちょっとびっくりしたんです。

ジャッキー映画と言えば、体張って、ドタバタしてて

ともすれば笑えちゃって、みたいなイメージで。。

でも、この映画は全然違います。超シリアスで

ほんとにキャッチにあるよーに、

こんなジャッキー観たことなかったです(驚)。

中国では上映禁止だったよーですが、納得。。

社会問題かなり入ってる感じなので。。

でも、その社会問題のリアルさ置いといても、

人間ドラマがとても面白かったです。

人種問題も絡んでるのかもしれないんですけど、

それを置いておいても、利権っつーか、

人って、最後にはやっぱり「○○してやったのに」

って思うものなんだな~って考えさせられます。

無償の好意や善意ってないだろ、みたいな。

必ず見返りだったり、利害関係が存在するよな~みたいな。


竹中さんの中国語は、いつも

タモリさん的なエセさを感じちゃうんですけど(失礼)、

かなりこの手の映画にお出になってるので、

ほんとに話せるんでしょーね。凄いな~。

シューさんもファンさんも綺麗だったし~。

ダニエル・ウーくんもその髪型はパンチなの?

ってヘヤーでも、めちゃくちゃがんばっていましたし。

ええ役やったわ~。個人的に、たぶん1シーンだったと思うけど、

斉藤くんも出てたよーな気がしたんですよね。工くんね。

彼も好きなので、何か見つけて嬉しかったり。

ほんと、長門さんとか、峰岸さんとか、

加藤さんとか、かなり邦画でも豪華な面々が

ごっそり出てるので、一瞬邦画か?って思っちゃうんですけど、

この映画も不思議な感じでしたね~。香港映画でこのテーマ、

このテイスト。う~ん、あんま観た事ないよーな。。

基本、ノワールもの苦手なんですけど、これかなり面白かったし。


ってことで、とっても異色で不思議な感じの香港映画と

フランスとの合作映画。見応えはかなりありますので、

気になる方は、是非劇場でお確かめ下さい。


TSUTAYA×アジア N。の小部屋-「ラスト・ブラッド」
(c) 2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ. All Rights Reserved.

5/29~TOHOシネマズ、日劇ほか全国ロードショー!

「ラスト・ブラッド」公式サイトはこちら



TSUTAYA×アジア N。の小部屋-「新宿インシデント」
(c)2009 Emperor Dragon Movies Limited All Rights Reserved

5月1日(金)、新宿オスカー他全国ロードショー

「新宿インシデント」公式サイトはこちら