小説「東のエデン」
ハイ、Agehaです。
文芸話題書・・・とはいえ、テレビアニメの小説版で
アニメ放映された11話の補足説明をしつつ、
今月28日公開予定の劇場版への橋渡しとなるお話。
たまに買う本がホント映画原作ばっかですいません・・・。
本の雑誌「ダヴィンチ」に
テレビ放映された分の第9話まで掲載されたのちの単行本化。
ひっぱる~~~。(笑)
もともとコレを知ったのは今年の春。ミニシアター系の映画館に貼られたポスター。
キャラクターデザインが「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」でおなじみの
羽海野チカさんですし。そら、見ないでかと。
と、いいながら
関西でのアニメ放映は夜中1時半くらいからだったので
結局見れずで(録画すりゃしまいだったんですが)
持つべきものはスタッフ~~で全部見せてもらって(コラコラコラ)
そのあとさらに補完のために本まで読んだというハマりようで。
洋楽レンタルは実際のCD発売よりもだいぶ後になるんで
あきらめてたんですが、
テレビアニメのオープニングに使われていた、
オアシスの「Falling Down」
去年10月に発売されていたアルバムに収録されていたんで
ちゃっかり借りてきてiPodで聞いてます。
アニメを見そびれたひとのために
レンタルでは現在4巻まで。
ラスト最終巻の発売が今月25日。同時レンタル開始ならギリギリ間に合うかな。
レンタルの「アニメは文化だ」って貼ってあるコーナーに
「東のエデン」は置いてあります。
なんていうか・・・働きたくても就職先のみつからない現実は実際にあって
それを指差してなまけものとか落伍者とか言うのは簡単なんだけど
そのひとたちを生かして社会をよりよくしていくことができない日本そのものが
もう病んでいて・・・という問題を抱えたお話。
意外とまじめで笑えない部分もあるんですよ。
そんなニートのひとりが
「セレソン」に選ばれて、魔法の携帯を手にしたとき、
そいつが何しようとしたかというと
自分の国をミサイルで破壊して
み~んな壊していちからやり直せば?っていうむちゃくちゃな方向へ走り出すわけです。
コレはほんの一例。
選ばれし者12人のうち
最初にこの命題をクリアしたひとりだけが生き残れるゲームで
100億の金がチャージされた携帯と
可能な限り迅速に確実に願いをかなえてくれるスーパーコンピューターをつかって
世界を救うことを押し付けられてしまった主人公の物語。
アニメ11話ではまだセレソン全員が出てきたわけではなく、
しかもセレソン同士の思惑が絡んでお互いの行動を邪魔しあったような形で終わってて
話は何も解決していない。
その結末は今月公開の劇場版東のエデンⅠと
来年1月公開予定の劇場版Ⅱに持ち越される。
ジャケ買いというかポスターにひかれてのめりこんだ話ですが
自分の娘も来年は就活。ひとごとじゃないわけです。
東大・京大でも行ってれば引く手あまたかもしれませんが
イマドキ大学行って当たり前みたいなご時世では未来が見えない、
よほど自己PRができるか、何かコレといったものがないと雇ってもらえません。
たかがアニメだと思いながら、なんだかどんどん心配になってきた
Agehaさんなのでした・・・。