骨董業界で、

今売れるのは「楽しい」「カワイイ」ものだそうです。


たとえば小鉢の柄なら、

山水より、ちょっとデザインが面白いというもの。


持ち主が考えてる価値と世の中の価値がずれていて、

意外なものが注目されたりということってありますよね。


売れる=買い手がある=人が求めるもの。。。

商い上手というのは、こういうところを見極めていくのでしょうね。



時流をよんで、新しい商品を作り出していくマーケティングもありますが、

今の時代は変化が早いだけに、

昨日と今日と明日。。。

よめないスリルがあるような気がします。



時代の中で価値も変化するので、

死後認められたゴッホのように

過去に認められなかったものが、

浮上するということもあるでしょう。



古いモノなら、何でも捨ててしまえばいいのか、

昔から続けられていたからといって、

同様に続けていくべきなのか、

モノや慣習、ルールにいたるまで

私たちは「変化」していくために選択を余儀なくされます。



お金にならないけれど、

そのひとにとってかけがえのないものだとしたら

捨て去ることはできません。


市場では売れなくても、

値がつけられない価値というのもあるからです。


単純に、売れる=価値 じゃないですものね。



変化の多い現代、

気をつけないと、自分にとって価値があるのに、

時流や周囲に流されて見失ってしまうおそれもあります。



ホンモノ、価値。。。。

いろいろ考えさせられます。



ただ間違いないのは、どの時代でもニセモノはニセモノ。

これを見極める力は磨いていたいですね。