学者と武士


わたしは学者でありたい。

わたしが理想とする「学」とは

本を山ほど読んだり、

自分の考えを広めたりすることではなく、

自分の生き方を追求し、

世の中の役に立つものを届けることです。



私は武士でありたい。

わたしが理想とする「武」とは、

喧嘩の腕を磨いたり、

権力を手に入れたりすることではなく、

なにに対して命を注ぐかを明確にし、

その迷いを断ち切ることです。


 『覚悟の磨き方』
超訳吉田松陰 池田貴将編訳より

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