先日、NHKのクローズアップ現代という番組で、ドナルド・キーンさんのインタビューを放送していました。
キーンさんがコロンビア大学を退官後の余生を、日本で過ごすことを決めたことは、震災後の私たちへの大きな励みとなったと思います
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源氏物語に感銘を受けて以来、日本に心酔していったキーンさんですが、
日本人にもっとも心惹かれるものは「ありふれたこと」とおっしゃっていたのが印象的でした。
一年の三分の二以上を日本に滞在していたキーンさんがアメリカで買い物をしたときに、店員さんに「ありがとうございました」と言われなかったのをさびしく思ったとか。
また日本で道を聞かれて、「はじめて人間になれた気がした」と。
89歳の今なお、ただひたすらに日本のこころに寄り添おうとし、死に場所を日本に決めているキーンさんの心は、日本人以上に日本人なのかもしれませんね。
日本に暮らす日本人の私達。
国籍は確かに日本人ですがその実は。。。。
今、取り戻さなければならないものとは何でしょうか。
その答えはこちらの講演で→「日本人として生き、日本人として死ぬ」
☆7月8日(金)午後6時30分~中野サンプラザ8F研修室にて