11月14日、「大和古流奉納祭」を拝見するために笠間稲荷神社に行ってきました。
菊祭り開催中の境内は華やか。
丹精込めて育まれた菊花がさまざま並び
精緻な彫刻が施された総けやき造りの本殿も美しく彩られていました。
萬世泰平門には「日本国守護之矢」の鏑矢が飾られています。これは平成国開きの儀式で使われたもので、もともと昭和天皇ご即位の時の矢。このとき矢を放ったのが大和古流二十一世友常貴仁当主です。
弓矢は古くから魔を払う守護の役割があったそうですが、大和古流は、聖徳太子以来の国造りの象徴とされる弓術の儀式を代々継承している家。
そしてこの日行われた降魔射の儀こそ、その秘儀なのです。
ふと拝殿付近を歩いていましたら、四神発見
四神は方位を守護する神獣ですが、拝殿の両脇に
といらっしゃるではありませんか。
さすがに白雉2年(651)創建と伝えられる由緒ある神社です。
そして泰平門からあらわれた大和古流の四神。
このように継承し続けられている伝統こそ日本人共通の財産ではないでしょうか。
私が探していた日本のすがたです。