『「言葉にできる」は武器になる。』 | 「不定点観測」 - 不動産売買仲介営業のブログ

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千葉県柏市在住、埼玉県越谷市勤務。56歳の営業マンが、日常や業務について綴ります。

【株式会社北辰商事】
埼玉県越谷市新越谷2-12-9 ポルトゥーナE号室
TEL.048-993-4781

仕事でも、プライベートでも、
自分の発する(書く)言葉に対して
すごく懐疑的である。
 
相手に、
正確に伝わっているか?
理解されているか?
納得しているか?
 
と、いつも考えている。
接客業だし、元々がちょっと警戒
されがちな業種だし、私も黙って
いるとビジュアル的に非常に
怪しい感じだし。
だから余計に考えてしまう。
 
今の、軽く取られてないか?
別の言い回しの方が良くない?
すごく嘘っぽく聞こえないか?
 
そんなわけで、この類の書籍につい、
手が伸びてしまう。
 
著者は電通のコピーライターだ。
 
本当に相手に「伝わる」言葉とは、
気の利いた比喩や聞き心地のよい
言い回しではない、と説く。
 
とにかく「内なる言葉」を磨け、と繰り返す。
「内なる言葉」とは、頭に浮かぶ考えや
感情や、自分自身との会話のことだ。
 
これを意識的に顕在化させ、深化させ、
磨くことが大切なのだと。
そうすることで「外に向けられた言葉」に
重み・深みが与えられ、相手に
伝わるのだと。
 
内容の前半は「内なる言葉」の磨き方
について。
書き出し、分類し、客観的に俯瞰し、
逆説も考えてみる、等。
そうすることで「内なる言葉」の
「解像度を上げる」。
「ひとりブレーンストーミング」と言って
よいのではないか。
自分の考えを明確にし、本質を
抽出する、と理解した。
 
後半はもう少しテクニック的なことに
ついて述べている。
詳述は避けるけれど、個人的には
 
「常套句を排除する」
「動詞にこだわる」
「たった一人の心を動かせないものは
誰の心も動かすことはない」
 
ということがとても参考になった。
あくまでも「内なる言葉」を磨いたあと、
という前提だ。
今思いついたのだが、「言霊」にも繋がるのかな。
私は割りと信じています。
 
最後に。
テクニックについては、『伝え方が9割』の
方が具体的かもしれない。
 
伝え方が9割 伝え方が9割
 
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