上京しました。自民党本部での災害対策本部(谷垣総裁が対策本部長です)の立ち上げに参加させていただいたのです。

私はというと、地元の惨状を5日から見て回り、浸水して途方に暮れているみなさんの激励に回っておりました。
しかし、実際には被災地の深刻なところにはまだまだ入れませんでしたし、行方不明者等の捜索が行われているなかでお邪魔をするわけにはいきませんから、行政機関の状況説明を受け、浸水で被害にあわれた家々を回ってきた程度です。

ある種の無力感を感じながらも、なんとかお役に立てないものか。そんな一心で現場から電話で国会の災害対策特別委員会の開催をお願いしたのが5日(同じときに冒頭の党本部での災害対策本部の立ち上げも二階代議士から要請がありました)
結果は鹿児島県の加治屋筆頭理事など多くの関係者のご尽力のおかげで、国会閉会中ではありますが、9日には衆参両院で開かれることになりました。改めて感謝です。
当日はもちろん言い出しっぺの私が(災害対策委員会の正式メンバーではありませんが)質問に立たせていただきますから、みなさんのご要望をどんなことでもお寄せいただければと思っています。

まずは激甚災害の指定とそれによる復興補助金を早急に地元におろすこと。それから東北大震災に向けての第三次補正にこの台風被害の復興予算を組み込むこと。
民主党が批判してきた「田舎の道路」はやはり「命の道」としてきりすてるべきではないこと。携帯電話の不通が社会不安を増幅していることにかんがみ、最優先でこれらの確保に努めること(電源が落ちたら中継基地からの電波が途絶えるなんて・・・しってました?)。
他にも避難命令が聞こえない、避難命令を夜中に出すぐらいだったらもっと早くしろ、断水対策のために井戸水の再利用を、などといろいろと聞いてきましたが、どれだけのことが盛り込めるかわかりませんので、それはまた後日。

那智勝浦町の寺本町長の個人的な不幸などもあり、全国的に大きくクローズアップされた今回の被害。
このような惨事が二度とくりかえされない強い街を作ることしか、町長はじめ多くの被災者の慰めにならないと肝に銘じてしっかりとやります。
元気を出してください!