溝ノ口の山オヤジのブログ

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心癒される自然や山の風景・シンガーソングライターの情報など

東新宿開催・羽井一彰さん企画「真昼の決斗 Music Royale」に、
5月の北参道以来になる Satsuki さんが出演されたので、現地におじゃまして来ました。
今回のピアノサポートは、小川徹さんです。
当該企画は天窓開催で計画された経緯があり、当時は諸事情で実現できなかったそうで、
今回はその時の予定メンバーがそのまま集われ、めでたく再演の運びとなりました。

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Live act.

◇ 羽井一彰さん (ピアノ弾き語り)

 昨年11月の、真昼の月企画ブッキング以来になります。
 とりを務める事が多いのですが、今回は主催なので自ら先陣をを切ります。
 ♪ 闇 ♪ 月と ♪ 言葉は夜に溶けていく ♪ 陽炎みたいに ♪ 旅路
 ♪ 無題 ♪ トーストが焼ける間に

 

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 オールジャンルのピアノと歌唱表現が、いつもながら実に素敵な方。
 ピアノは跳ね回るしMCは短めでテンポ良く紡いで歌い、
 今回も聴く者には贅沢なエンターテインメントステージでしたよ。

◇ 吉村かおりさん (ピアノ弾き語り)

 22年1月の、真昼の月企画ブッキング以来になります。
 ♪ ヘイミスター ♪ ランデブー ♪ そらゆけソレイユ ♪ 晩秋 など5曲。
 アッパーなピアノと個性的な節回し、そして少しファンタジーな詞。
 少し甘く丸さの有る歌声と、多彩な曲風が印象に残る方ですね。

◇ 青柳舞さん (ピアノ弾き語り)

 18年11月の、真昼の月企画ブッキング以来になります。
 ♪ ラストダンス ♪ Float Dancer ♪ リズム ♪ 太陽の涙 など6曲。
 ロりックテイストでジャジーだったりワルツ調だったり、ピアノの躍動感も素敵。
 Natural Woman (Carol King カバー) も歌われましたよ。

◇ イツロモリとアベコ イン ヒガシノメーコ ( Pf.Key & Vo. / Dr.  / Ba. & Vo. )

 初めてお聴きしますが、メーコさんとのトリオ編成は初めてなのだそうです。
 ♪ 誰が呼んだかモダンガール ♪ 月 ♪ スライダーの彼方 など7曲。

 

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 グランドピアノとキーボードを織り交ぜ、アップナンバーをメインに音届け。
 ベースによる一層の重厚感と女声ボーカルの異質感が、これまた妙味を添える。
 ♪ スライダーの彼方 は、羽井一彰さんとボーカルコラボされましたよ。

錚々たる個性派の凄い出演者の中で、とりを務めるのは Satsuki さんです。 
ピアノ&コーラスの小川徹さんと、呼吸を合わせてからスタート。

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 ♪ 江ノ島ハイヒール
 ♪ 新宿駅
 ♪ 女の子はルーラ
 ♪ 餃子
 ♪ ピーナッツ症候群
 ♪ ふたりぼっち

アンコール

 ♪ 即興曲

 

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軽快に弾む「江ノ島ハイヒール」は、仕事を放り出して海へ逃げ出すOLの物語へ。
お客さんの claps と徹さんのピアノに乗って、軽やかに歌い跳ねる。
来場御礼を述べ徹さんの紹介を行い、あらためて客席と乾杯をされてから、
人生模様を一気に3曲紡いで行きます。
ピアノのメロディから穏やかにスタートした「新宿駅」。
そこに描かれるのは、世の中の変化と共に変わりゆく風景・そして多彩な人生模様で、
自分を俯瞰したような表現は、次の「女の子は、ルーラ」へと続いて行く。
描かれるのは、交差点の向こうから私を見つめている小さい時の自分。
その眼には、今の自分がどんな風に映っているんだろうか・・
続いての「餃子」では、あなたの居ない寂しく物足りない世界を、具の無い餃子に例える。
Satsuki さんらしい??な曲名の作品は、歌を聴き進むと、じんわりと沁み入るのですよ。
終盤の「ピーナッツ症候群」も、品な作品の一つですね。
節目の年代を迎える際の多感な心境を描かれた作品で、思ったように進んでくれない
人生のもどかしさを、歯に挟まった悩ましいピーナッツに例えつつ、
徹さんのピアノソロも挟みながら明るく歌い上げる。
本編最後は、デビューアルバムから心に染みる「ふたりぼっち」が届けられました。
徹さんが恵比寿を離れる前に、聴いて涙したとうかがった名曲でもあります。
情感豊かに歌い上げ一旦ステージから下がりますが、客席の call の中でアンコールに再登場。

 

締めは、徹さんも " あれ行きますか " と、とりの時はお馴染みになって来た「即興曲」へ。
ラップの様に聴こえながらも、生きる事への色々な気持ちや周りへの感謝を散りばめ歌い、
「真昼の決斗 Music Royale」は終演となりました。

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歌唱はもちろんMCのテンポ良さ・客席の心の掴み具合も、いつもながらに絶妙!
今回も、これぞエンターテインメントステージと感心させる、圧巻のステージでした。
そして、久しぶりに聴けた「ふたりぼっち」も、感動的でしたよ。
サポートミュージシャンとは一体となってステージを作る Satsuki さんですが、
長年の徹さんとのコンビネーションは秀逸で、MCでも演奏でも濃厚な時間でしたね。
加えて今回は、羽井さんが選んだ方々だけあって皆さん素晴らしい個性のアーティストで、
それぞれのステージも聴き処がタップリで、実に楽しい贅沢な夜を堪能させてもらいました。
皆さまお疲れさまでした、またお会いしましょう。

 

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『きしのりこSHIBUYA PLEASURE PLEASUREワンマン応援企画 

東京音実劇場編~勇気と愛の物語~ 』が、二子玉川で開催されましたので

今回も現地へ聴きに行って来ました。
ワンマン応援企画としては、通算第4弾になります。

 

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今回は、のりちゃんとの共演やコラボの機会も多く精力的に活動されているお二人、 
近藤佑香さんと美夜古さんとをお迎えしてのスリーマンライブです。

定刻にきしのりこさんがピアノへ。
この企画のために書かれた、オープニングテーマ曲からスタートしました。

 ♪ ようこそ ・・ 東京音実劇場 ver.

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" ようこそライブハウスへ、ようこそ東京音実劇場へ " と
来場御礼の素直な気持ちを歌われた後、11月22日ワンマンに向けての企画開催の主旨と、
お二人を紹介してこれまでの縁などについても語られました。

のりちゃんは1曲で下がり少し転換休憩を挟み、ライブは4月の川口以来になる
美夜古さんのステージへと移って行きます。
最近はピアノでも弾き語られるのですが、今回は全曲ハンドマイクで届けられました。

 ♪ 金糸雀
 ♪ こんな夜は
 ♪ Birthday Song ・・ with Pf. & Cho. きしのりこさん
 ♪ 花雪     ・・ with Pf. & Cho. きしのりこさん
 ♪ Super moon magic ・・ with Cho. きしのりこさん

 

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前半の2曲は、オケをバックにソロで歌われました。
「金糸雀」はコロナ禍の時に書かれた作品で、シンガーソングライターの苦悩を歌う。
雰囲気が一転する昭和歌謡の色合いが濃い「こんな夜は」では、お客さんの claps も得て
動きも激しく歌われましたよ。
3曲目からは、のりちゃんのピアノサポートも得てコラボが始まります。
お客さんの中に9月誕生日の方が数人おられましたが、「 Birthday Song 」は
その方々にも向けて歌われ、色んな思いを込めた「花雪」へとバラードを紡いで行く。
ピアノと寄り添うコーラスだけのシンプル編成は、なかなか良かったですよ。
最後は、美夜古さん曲の中でも最も乗りの良い「 Super moon magic 」へ。
オケに乗せて、のりちゃんはハンドマイクでバックコーラス、お客さんも claps に腕を振り、
最後は皆で chorus へと華やかに彩られ、ステージを締めてくれました。

 

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atsuko. さんとの春シリーズスリーマン等で、のりちゃんとのコラボの機会は多いのですが、
今回は3曲もコラボで聴けて良かったです。
音実劇場への初出演も叶い、またこちらとも縁が続くと良いですね。

続いては、今年6月の南青山ワンマン以来になる近藤佑香さんのステージへ。 
中盤まではギター弾き語り、終盤はハンドマイクで歌われました。

 ♪ 充電
 ♪ 霧    ・・ with Cho. きしのりこさん
 ♪ オアシス ・・ with Cho. きしのりこさん
 ♪ さよならなわけじゃないのに ・・ with Cho. きしのりこさん
 ♪ 空白の味    (ハンドマイク&オケ歌唱)
 ♪ ないものねだり (ハンドマイク&オケ歌唱)

 

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個人的には、新譜 " カラマル " の中で一番好きな「充電」からスタート。
バラードタッチの作品で、" 充電は足りていますか?ぐちゃぐちゃに絡まってませんか? " 
と、佑香さん自身へ、そして聴く者の心に問いかけて歌う。
2曲目からは、ワンマンでのサポートや共演も多い、きしのりこさんがコーラスに入りました。
久しぶりに聴けたファーストアルバム収録の「霧」は、心象表現が豊かなバラードで、
これからもつながって行けますようにと、しっとりと歌い上げましたね。
雰囲気が明るく変わった軽快な「オアシス」では、お客さんの claps も

軽やかに寄り添いましたよ。
軽快なアルペジオが心地好く少しコミカルな「さよならなわけじゃないのに」では、
のりちゃんと共に、サビではお客さんも一緒に chorus を添えて歌う。
この曲は、ツインギターだったり三味線とのコラボだったりフルバンドだったりと、
色んなアレンジで聴かせてもらっていますね。
のりちゃんとのコラボで3曲歌われ、終盤の2曲はハンドマイクで表現します。
「空白の味」は、コーヒーブレイクに例えて心の余裕の大切さを歌う。
自分自身を見つめ直し目指したい姿を思い描く、のりちゃんも推す1曲です。
最後は、アップビートなサウンドに乗って歌われる「ないものねだり」へ。
ないものねだりの先に見出すのは、自分の中の大切なものや愛おしいもの。
お客さんの claps と共に歌い上げ、ステージを締めてくれました。

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MCを抑え気味に6曲歌われましたが、テンポが良かったので結構話はされましたね。
のりちゃんとのコラボレパートリーは、他にも「千円札」など多く有るのですが、
今回は味わいの異なる3曲が聴けて楽しかったです。

 

きしのりこさんは、最後の転換休憩の後ステージーへ。
例年なら歌い納めている夏の歌の、ピアノ弾き語りからスタートしました。

 ♪ のんなつ ・・ 一人オセロ ver.
 ♪ 春らんまん  ・・ with Vo. 美夜古さん
 ♪ いちごいちえ ・・ with Vo. 近藤佑香さん (ハンドマイク&オケ歌唱) 
 ♪ チャンス (ハンドマイク&オケ歌唱)
 ♪ 今   

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アンコール

 ♪ 好きな人の話 ・・ with Vo. & Cho.  美夜古さん・近藤佑香さん 

 

本来は7月8月限定の「のんなつ」ですが、この日も35℃に迫る猛暑。
" まだ夏の暑さ続きだから良いんじゃないの " というお客さんの声にも応じてくれた様で、
また聴けて嬉しかったです。
ここから2曲はお二人とのコラボですが、まずは美夜古さんと「春らんまん」から。
atsuko. さんと3人で企画されている " 春シリーズ " 初の共作曲で、今回は二人 ver. に
アレンジされて歌われましたよ。
続いては、コンピレーションアルバム曲から近藤佑香さんと「いちごいちえ」へ。
のりちゃんの作曲、ジーコノートさんが佑香さんとのデュオをイメージされて作詞した
可愛らしい作品で、お二人はのりちゃんのワンマンや北海道でも共演されており、
久しぶりにデュオで聴けて実に良かったですよ。
後半は再びソロに戻り、まずはハンドマイクで @2 さんアレンジオケの「チャンス」から。
コロナ禍のやるせない気持ちを前向きに昇華させた力強いライフソングで、
最近はピアノから離れて、オケで表現豊かに歌われる事も増えて来ましたね。
最後は近年のキー曲の一つであり、過去と現在・そしてこれからの未来を歌う「今」へ。
静かに入りながらもパワフルに展開する秀作で、本編ステージを締めてくれました。

 

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相変わらずの酷暑ならではの「のんなつ」も聴けましたし、美夜古さんと佑香さんとは、 
普段のライブではほぼ歌わない各々のコラボの為に書かれた作品をセレクトしたりと、
ピアノ弾き語りとハンドマイク歌唱も交え、バリエーションに富んだ5曲でしたね。

そしてアンコールは、女性三人によるコラボの際は、恒例となった「好きな人の話」です。
のりちゃんの好きなラブソングでも有り、演者の皆さんに歌ってもらいたい作品でもあり、
三人それぞれが順次リードを執り回し、最後は三声を重ねて行く。
三人の歌唱表現も楽しめるし、異なる声質が溶け合って重なって響くのが心地好い。
歌い納めて挨拶もされた最後には、三人の集合写真の時間も設けてくれて、
今回の応援企画は終演となりました。

 

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通算4回目となる SHIBUYA PLEASURE PLEASURE ワンマン応援企画ゲストの中では、
過去にのりちゃんと最もコラボステージを重ねて来たであろう、美夜古さんと佑香さん。
このメンバーだからこそ、全部で9曲ものコラボが叶いましたし、ソロも含めた
多彩な構成で聴く事が出来て、実に贅沢な時間を堪能させてもらいました。
三人の絶え間なく前進を続ける " 勇気 " と、相互リスペクトと頼り合う " 愛 " の物語。 
お疲れさまでした、素敵な時間をありがとう。
のりちゃんと美夜古さんとの次の機会は週末の神保町で、
佑香さんとはなるべく近いうちに、川崎銀座街か箱ライブでお会いしましょう。
次回の応援企画は来月12日、 " こころのおと " のゲストのお二人と共に銀座で開催ですよ。

※ ステージ写真は、撮影許可のアナウンスが有った際のものです。

 

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入日茜さん×Usshy’s motion.さん×宮咲まどさん presents「夏の大三角形」が、
王子で開催されましたので、おじゃまして来ました。
8月最後の夜は迷走台風で空模様が心配されましたが、雨が降っても幸い風が無く、
関係する交通機関に影響が無かったため予定通りに開場。

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今回の御三方は、それぞれ二人ではどちらも互いに共演が有りながらも、
三人一緒の機会が無かったとの事で計画・実現の運びとなりましたよ。

定刻にはほぼ客席は埋まり、皆さん揃っての来場御礼挨拶と自己紹介の後、
初めてお聴きする宮咲まどさんからスタート。
全曲、グランドピアノ弾き語りです。

 ♪ 花束にそえて / Gift
 ♪ 天気予報は雨のち晴れ
 ♪ 風の手紙に ・・ with Vo. & Cho. Usshy’s motion. さん
 ♪ あなたの物語
 ♪ フラガール ~虹を~ (照屋実穂さんカバー)
 ♪ Dears
 ♪ 願いはいつも 

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22年3月に入日さんとの共演機会が有ったのですが、都合が付かず伺えず、
今回初めて聴かせてもらった宮咲さん。
その歌声は優しく澄んだ透明感があり、包まれるような雰囲気でした。
中盤までのラブソングタッチの作品から、終盤はライフソングへと紡ぐ。
ややアップテンポな「天気予報は雨のち晴れ」は、軽快さが心地好い。
比較的新しい作品のようです。
カバーされた映画 " フラガール " の主題歌・日本語 ver. の「フラガール ~虹を~」から、
「 Dears 」「願いはいつも」までの終盤の3曲は、じんわりと染み入って来ましたね。
特に素晴らしかったのは、Usshy’s motion. さん (以下 Ussy さん) とコラボされた
「風の手紙に」でしたよ。
前半は Ussy さんがコーラスを添え、後半はリードを執り、最後はお二人のハーモニーへ。
声質の違うお二人で曲の色合いが変わるし、ハーモニーは実に美しい。
変化の有る素敵な7曲でしたね。
また是非、お会いしましょう。

少し転換休憩を挟んで、二番目は Usshy’s motion.さんです。
東新宿などでは歌も何度か聴かせてもらい、お客さん同士としてお会いする事も有るのですが、
ステージで歌声を聴かせてもらうのは、22年7月の南青山以来になりました。
以下、特記なき楽曲はグランドピアノ弾き語りです。

 ♪ Rain Rain Rain
 ♪ スカイタワー
 ♪ 花火
 ♪ 月の船 ・・ with Vo. 入日茜さん
 ♪ 8.31 ( Gt. 弾き語り)
 ♪ 月のない夜 ( Gt. 弾き語り)
 ♪ Far way in the sky ( Gt. 弾き語り)

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前半はピアノ弾き語り、後半はギター弾き語りで届けられました。
久しぶりなので楽しみに聴き入らせてもらいましたが、その歌声はクリアーで
心地好い揺らぎの中に力強さも併せ持つ。
景色が眼に浮かぶ様なバラード「Rain Rain Rain」や「花火」と、
リズミカルな「スカイタワー」や「月の船」のコントラストが楽しい。
ワルツ調の「月の船」は、男性とのデュエットをイメージされて書かれたとの事で、
今回は入日さんのセレクトでしたが、デュオが女性とでは初めてだったのだそうです。
少年の様な声の風合いも有る入日さんと、それぞれが入れ替わりリードを執られましたが、
とても素敵な味わいでしたよ。
後半は MARTIN に持ち替え、ギター弾き語りへと移ります。
グーニーズを観て書かれたという「 8.31 」は、少年たちの冒険物語の様に明るい作品。
古くてあまり歌っていないとの事でしたが、この日ならではで聴けて幸運でしたね。
最後は心地好いバラードの「月のない夜」と、爽やか claps song の

「 Far way in the sky 」を歌い上げ、ステージを締めてくれました。

ピアノでもギターでもたっぷり聴け、入日さんとのコラボも聴けた素敵な時間でしたよ。
また近いうちに、お会い出来ます様に。

 

最後の転換&ドリンク休憩の後、とりは8月2回目の企画ライブになる入日茜さんです。
あらためてお客さんに挨拶をされて、秋の入口を感じたい2曲からスタート。

 ♪ 赤い傘
 ♪ 月と恋文
 ♪ ママの背中
 ♪ 星空を見上げて ・・ with Vo. & Cho. 宮咲まどさん
 ♪ 晩夏
 ♪ 花火
 ♪ マクトゥーブ ~風のうた~

 

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終わりそうで終わらない夏はまだまだ続きそうですが 、そんな夏の思い出と
待ち遠しい秋を感じさせるような、セットリストでした。
しっとり軽やかなワルツ調の雨の曲「赤い傘」と、切な目でしっとりとした好対照の
「月と恋文」から始まりましたが、同じ月の表現でも Ussy さんとはタッチが違うので、
聴き比べてみるのも面白いですね。
その Ussy さんとは20年来の仲だそうですが、宮咲まどさんとは 2012 年頃が

初共演だそうで、出産復帰の先輩として何かと支えになってもらったそうです。
「ママの背中」は、仕事との両立の葛藤と当時の素直な気持ちを描かれていますよ。
ここから終盤にかけては、夏を強く感じさせる歌が続いて行きます。
宮咲まどさんとコラボされた「星空を見上げて」では、 それぞれがリードを執り声を重ね
星空の拡がりとキラメキを見事に表現され、ハーモニーが実に美しかったです。
故郷の福井と家族の風景がよみがえる「晩夏」は、コロナ禍真っ最中のレコ発でしたね。
切なくパワフルな「花火」と共に、亡きお父さんの思い出も重なる作品です。 
最後は、果てなき旅の風景が郷愁を誘う「マクトゥーブ 〜風のうた〜」で、
ステージを締めてくれました。
雨から始まり、晴れた星空と晩夏を感じさせてくれた7曲。
素敵なコラボも含め、今回もじっくり聴かせてもらいました。
次にお会い出来るタイミングは、どうやら入日さんのツアー後になりそうですが、
楽しみにお待ちしましょう。

そしてアンコールは、三人揃った素敵なコラボでしたよ。

 ♪ 夏の終わり  (森山直太朗さんカバー) ・・ with Gt. Usshy’s motion. さん

情景描写の美しさが素敵な作品ですが、同時に反戦と祈りの歌でもある「夏の終わり」。
今回の三声コーラスの編曲は Ussy さんがされたそうですが、これがまた実に素晴らしい。
声質の違う三人が何度か繰り返しリードを執りながら、やがて歌声を重ねて行きますが、
美しさと切なさと共に、祈りの魂が見事に込められていた様に感じましたよ。

演奏をギターだけに留め、三人の歌声をより引き立たせたのも良かったですね。
三人によるアンコールコラボで、共同企画は終演となりました。

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休憩を挟みつつ2時間半に及んだ「夏の大三角形」。
こと座 ベガ (織姫) ・わし座 アルタイル (彦星) ・はくちょう座 デネブ、
それぞれが誰なのか想像を巡らせて来ましたが、見事なソロやコラボを聴いていますと
各々が様々な物語と光を放ち、常にそれぞれの星に変化している様にも感じました。
三者三様たっぷりのソロステージももちろん、都合4曲のコラボも圧巻でしたよ。
8月の終わりの夜空は、今回は残念ながら台風絡みの雨模様ではありましたが、
三人の織りなす音々は晴れた星空の様に、十分に響いて染み入って来ました。
演者の方々にも希望を伝えましたが、また来年の「夏の大三角形」と言わずに、
" 大雪が心配 " でも「冬の大三角形」も是非検討していただきたいですね。
お疲れさまでした、とても楽しい素敵な時間になりました。
また必ずお会いしましょう。

 

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きしのりこ×Miiya Cafe Presents 
『きしのりこSHIBUYA PLEASURE PLEASUREワンマン応援企画 第2弾~やさしい光~ 』
が銀座で開催れましたので、今回も現地へ。
MiiyaCafeさんとの共同企画第2弾で、応援企画としては通算第3弾になります。
今回は、のりちゃんが天使&女神と例える " やさしい光 " を放つお二人、
鈴木あいさんと ひいらぎ繭さんとをお迎えしてのスリーマンライブです。

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定刻にきしのりこさんがグランドピアノへ。
この企画のために書かれた、オープニングテーマ曲からスタートしました。

 ♪ ようこそ

" ようこそライブハウスへ、ようこそ Miiya Cafe へ " と
来場御礼の素直な気持ちを歌われた後、11月22日ワンマンに向けての企画開催の主旨と、
お二人をお呼びした理由についても熱く語られましたよ。

のりちゃんは1曲で下がり少し休憩を挟み、ライブは昨年9月の二子玉川以来になる
ひいらぎ繭さんのステージへと移って行きます。
今回は、全曲ピアノ弾き語りのみで届けられました。

 ♪ Hero
 ♪ Destiny of love
 ♪ 明日の夢
 ♪ ビデオレター ・・ with Vo. & Cho. きしのりこさん
 ♪ ありがとうを伝えたい
 ♪ Try to smile 

のりちゃんとの出会いは、10年以上前の CROSS STREET との事ですが、
私も、ハンドマイク時代に伊勢佐木町で歌われていたのが、初めての記憶ですね。
オケやサポート有りのステージも良く拝見していましたので、アップナンバーも含めて
全曲弾き語られたのは、斬新に感じました。
応援歌である「 Hero 」や「 Try to smile 」、一番よく耳にした「明日の夢」は、
お客さんの claps や chorus そしてタオル回しと共に、明るく弾ける様に。
新譜に収録の「 Destiny of love 」や「ありがとうを伝えたい」などのバラードは、
じっくりと聴き入らせてくれます。
のりちゃんとコラボされた「ビデオレター」は、東日本大震災から10年の
あるエピソードに感銘を受けて書き上げられた作品で、お二人がそれぞれリードを執り
声を重ねられましたが、温かさが滲み出てじんわり染み入る素敵な作品でしたね。
また近いうちに、お聴き出来ます様に。 

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続いては、今年2月の幡ヶ谷以来になる鈴木あいさんのステージへ。 
ロックハートな作品は、バンドオケも併用して届けられました。

 ♪ キミとのナツ
 ♪ 睡蓮の花のように
 ♪ Let's sing a song ・・ with Cho. きしのりこさん
 ♪ ぼくは風の子
 ♪ Rainy day
 ♪ 明日へ
 ♪ bye-bye myself 

 

のりちゃんとの初対バンは、今は業態が変わった西新宿の Navi Cafe ではとの事。
私も、鈴木あいさんは2013年の Navi Cafe が初めてで (その時は演者さんのサポートメイン)、
たっぷり聴けたのは翌年のツーマンの折でしたね。
あいさんの楽曲は実にバリエーション豊かで、軽快なアップナンバーの「キミとのナツ」
切なく繊細なラブソングの「睡蓮の花のように」ジャジーでロックハートな「 Rainy day 」
そして claps & chorus 曲でも有る「 bye-bye myself 」と実に多彩。
オリジナル童謡曲も数多く書かれ、「ぼくは風の子」はアルバム「十五夜の日に」に
収録されている1曲です。
また、東日本大震災以降の気仙沼支援もよく知られており、バラードの「明日へ」は
まるで希望を見出して届ける様な作品ですね。
のりちゃんとコラボされた「 Let's sing a song 」は明るい claps ナンバーなのですが、
" 皆と音楽を " というあいさんの芯にあるだろう思いを、包みこむ様に軽やかに

表現されていますね。
優しい歌声なのに時にはパワフルで、今回も楽しく聴かせてもらいました。
あいさんも、また近いうちにお聴き出来ます様に。 

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きしのりこさんは、最後の休憩の後ステージーへ。
グランドピアノに向き合い、ソロで弾き語られます。

 ♪ 今
 ♪ のんなつ ・・ 今年最初で最後かも ver.
 ♪ 空と果実と私
 ♪ うた ・・ 女神の宴 ver.
 ♪ 感謝状

アンコール

 ♪ 好きな人の話
   ・・ with Vo. & Cho. 鈴木あいさん・ひいらぎ繭さん

 

コロナ禍の苦悩を乗り越えた、ここ数年のキー曲の一つである「今」からスタート。
この曲から入る事は珍しいのですが、静かに入りつつも締めはパワフルになる秀作です。
お客さんへの来場御礼や、快く企画に応じてくれたお二人への気持ちを
もう一度熱く語られた後は、夏限定の1曲が今年初めて生で聴く事が出来ましたよ。
のんびり過ごす夏の歌「のんなつ」は、事前に熟慮されているのかアドリブなのか、
毎回異なるエピソードが散りばめられるのですが、今回は Miiya さん近所のスタバが
無くなって寂しい話やら市川の花火大会の話などもフューチャーされましたよ。
例年なら7月8月限定曲なのですが、これだけ猛暑酷暑続きだと9月も歌っても・・
11/22ワンマンを11年ぶりに決めた思いなどを話された後は、
老舗ライブハウスでのワンマンへ一歩踏み出そうと挑戦されていた時の作品、
私の推し曲の一つでもある「空と果実と私」を歌い始めます。
切ないメロディーラインから始まり、後半は青空が拡がる様にお客さんの claps と共に
アップに軽快に明るく拡がって行く。
ピアノの音は途切れないままガラッと雰囲気を変え、続いてはアップに弾ける「うた」へ。
変則 claps に chorus にと、あいさんと繭さんのお客さんも見事に対応、さすがです。
この曲も毎回異なるフレーズが散りばめられるのですが、今回のサブテーマ~やさしい光~
に決まるまでは " 女神の宴 " なども少し考慮されたようですね。
でも " 私も女神に入るのか・・ " との理由で却下されたようですよ (^^)
次回9月の応援企画や10月のこちらでの応援企画の告知をされた後は、
回りの方々への感謝の気持ちを込めた「感謝状」で、ソロのステージを締めてくれました。

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そしてアンコールは、のりちゃんの看板ラブソングで最も Pop でアーティストにも人気の
「好きな人の話」を、鈴木あいさんとひいらぎ繭さんと一緒に歌ってくれましたよ。
各所でコラボの際は恒例とも言える1曲で、演者の皆さんに歌ってもらいたい作品なのです。
それぞれ皆さんが順次リードを執り回し、声を重ねて行く。
お二人の歌唱の素晴らしさはもちろんですが、異なる声質が溶け合って行くのが心地好い。
最後には、三人の集合写真の時間も設けてくれて、今回の応援企画は終演となりました。

 

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頻繁では無いものの、折々の対バンで10年以上は聴かせてもらっている、
鈴木あいさんと ひいらぎ繭さん。
2時間半以上に及んだ応援企画のサブタイトル " ~やさしい光~ " の様に、
お二人は確固たる芯の強さと共に包み込む優しさもお持ちで、そしてのりちゃんもその一人。
曲風や声質は三者三様ですが、それぞれの個性ある表現で魅せ聴かせる方々ですから、
昼間のゆったりとした時間を実に贅沢に過ごすことが出来ました。
それぞれのソロはもちろんですが、3曲に及ぶのりちゃんとのコラボも素敵でしたね。
ライブが1か月無かったのりちゃんは、喉の不安など色々と緊張されていた様ですが、
聴く限り全く支障なく歌えていましたし、饒舌で客席を巻き込みパフォーマンスも十分、
そしてお二人からあらためて得るものが大きかったみたいで、本当に良かったです。
のりちゃんの「のんなつ」は、今年はこれで終わりかな・・
「空と果実と私」は、聴く者へのそして自分自身へのエールなので、また聴けたら良いな。
皆さんお疲れさまでした、素敵な時間をありがとう。
次回の応援企画は来月、次の " 勇気と愛の物語 " のお二人と共に、

二子玉川でお会いしましょう。

 

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きゃずさん & KAZU さん共同企画「 smile music tree vol.33 」に、
谷口深雪さんが出演されましたので、現地におじゃまして来ました。
ピアノ弾き語りの森となるさんと、ギター弾き語りでピアノでも弾き語られる
柴崎美穂さんとの、スリーマンライブです。

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Host act. は、パーカッションの KAZU OF THE LEGEND さん。(以下 KAZU さん)
KAZU さんが演者と共演されるこの企画には、昨年12月以来6度目のおじゃまになります。
ちなみに KAZU さんはこの度、Percussion magazine にインタビュー記事が掲載され
表紙も飾られましたよ、おめでとうございます!

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定刻になり、きゃずさんの開催挨拶の後まずはホストの KAZU さんが、
オープニングアクトとしてソロパフォーマンスを聴かせてくれました。

 ♪ オリジナル カホンパフォーマンス 
 ♪ Moreton Island (小川徹さん作品 with Pf. オケ)

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サポートで聴かせてもらう機会の方が多くて、ソロ演奏は貴重な時間。
風景を感じさせる音色や疾走感を、楽しく聴き入らせてもらいました。
KAZU さんのソロの後で、当該企画お馴染みのナティーボシュークリームを頂きましたが、
8月という事で今回の中身はアイスクリーム、もちろん美味しゅうございました。

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この後は、三人のシンガーソングライターとの共演へと進行してゆきます。

Live act.

◇ 柴崎美穂さん (ギター&ピアノ弾き語り)

 初めての方で元石川テレビアナウンサー。
 KAZU さんとも初共演ですし、幡ヶ谷 36°5 にも初出演でした。
 ♪ 夜の中で ♪ 飛んで火に入る夏の虫 ♪ プライド ♪ Angle ( Pf. ) など5曲。
 全曲 KAZU さんと共演され1曲だけピアノで表現してくれましたが、
 曲風やメッセージ性・ギターの表現も結構多彩で、アップナンバーとバラードの
 コントラストが鮮やかでしたよ。

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◇ 森となるさん ( sakurako araki さん ソロプロジェクト・ビアノ弾き語り) 
 
 5月の東新宿以来ですが、今回は全曲に渡りクロマチックアコーディオンの
 水留恵実子さんと初共演されました。
 ちなみに水留さんですが、私は19年11月の矢部で一度お聴きしています。
 ♪ コーヒータイム ♪ となり町まで ♪ 夕暮れ散歩 ♪ ときのさかな など5曲。
 後半の2曲のみ KAZU さんとトリオ編成で歌われましたが、曲風にマッチして
 アコーディオンを活かし、ジャジーな曲ではパーカッションも重ねたりと、
 心地好さと疾走感の色彩表現が素晴らしかったです。
 また、カバーの ♪ 黒猫のタンゴ では演奏をアコーディオンとパーカッションに委ね、
 ハンドマイクで腕人形も使うなど、今回も自在な表現を楽しませてもらいましたよ。

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谷口深雪さんはとりで、いつもの様に裸足でステージへ。
序盤はソロで、中盤以降は KAZU さんとデュオで聴かせてくれました。

 ♪ ソリスト
 ♪ なぁ おとん
 ♪ ライフイズ ビューティフォー ・・ with Per. KAZU さん
 ♪ うらうら ・・ with Per. KAZU さん
 ♪ PRISM  ・・ with Per. KAZU さん

 

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元気良く客席と挨拶を交わされてから、信念にブレず孤高に生きる方々へのエール
「ソリスト」からしっとりと、ソロ弾き語りでスタート。
深雪さんを代表するライフソングは、優しく力強く聴き入る者に寄り添います。
幡ヶ谷のサウナで出会ったおしゃべり観音のエピソードで笑わせた後は、東京遠征の後に
墓参りに行くというお父さんの歌へ。
「なぁ おとん」に描かれる谷口家家族の風景や、思い出と自身の人生の振り返りのシーンは、
じんわりと心を暖かくさせてくれます。
3曲目からは、いよいよ KAZU さんもステージに登場。
お二人のデュオは、ムーディータッチのライフソング「ライフイズビューティフォー」から。
ライブハウスでの、お客さんと歌い手の様々な風景が描かれていますが、
日常から一時解放され元気を取り戻すお客さんの姿は、お二人は随分と見て来られたでしょう。
続いての「うらうら」は、大阪に戻られてから書かれた、穏やかで抒情的な作品。
木漏れ日に包まれた様な穏やかな雰囲気が、徐々に力強くなり再び静かに包まれて行く。
パーカッションのリズムや力強さの変化や、ウィンドチャイムなどが効果的に使われ、
ソロとは一味違う彩りが素敵ですね。
締めは、軽快でリズミカルなアップナンバーの「 PRISM 」です。
" 始めよう踏み出そう、このまま時代を生きてやれ " と前を向く作品で、
カホンの弾む音色にお客さんの chorus も重なり、共に駆け抜けて深雪さんのステージは終了。
アンコールは " 早くビールを飲みたいから " と事前に断られていましたが、
それも事実だし他の演者さんを最後にもう一度紹介されたりと、心遣いも有ったのでしょう。
共同主催のきゃずさんが、締めの挨拶をされて「 smile music tree vol.33 」は

終演となりました。

 

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ソロで2曲、KAZU さんとデュオで3曲届けられましたが、MCでは大爆笑させながらも歌では
沁み入らせる深雪節は、KAZU さんとの掛け合いの妙や共演の素晴らしさも有って今回も秀逸。
深雪さんとKAZUさんは、2011年 " 音の彼方 " リリースワンマン in 恵比寿Switch の時に
ドラムでサポートされてからの古い関係で、関西に戻られてからは2年ほど前の

京橋 AZYTATE 以来の共演だったそうです。
デュオ演奏された3曲は、それぞれ曲風も疾走感も異なる選曲で聴いていて

心地好かったですね。
KAZU さんのパーカッションは、ソロ演奏でも他の演者さんとの共演でもたっぷり

聴けましたし、今回はスペイン遠征の際のエピソードなども聴けて楽しかったですよ。
お相手のお二方も、個性的でバリエーション豊かな選曲と共演で魅せ聴かせてくれて、
三者三様の聴き応えのある企画ライブでした。
楽しく素敵な時間をありがとう。
きゃずさん & KAZU さん共同企画の次回は、10月30日だそうです。
深雪さんとは、9月の東京遠征のどこかで、またお会いしましょう。

 

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