生ごみ資源化アドバイザー育成講座3 | それいけ ツナガー!!

生ごみ資源化アドバイザー育成講座3

生ごみ資源化アドバイザー育成講座
今日は受講の2日目の実習編の後編をお届けします。

◯ダンボールでの堆肥作り〈好気〉
中でもコストがかからない生ごみ処理方法。
落ち葉を利用し好気処理し約1/10の量まで減量します。
堆肥(1次発酵)になるまで3~6ヶ月かかる。
ダンボールの穴は全てふさぐ(アメリカミズアブの発生防止)
生ごみを入れるごとに切り返し(空気に送り込むように混ぜる)が必要。
冬場は寒く発酵速度が落ちるのでペットボトルにお湯を入れダンボールに入れる。

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こんな状態になります。
少しカビ臭いですが腐葉土と同じ臭いです。



◯牛乳パックでの堆肥作り〈嫌気〉
省スペースで生ごみ処理が可能。
EMぼかしと生ごみを混ぜヌカ床と同じように嫌気性発酵(微生物)を行なう。
1次発酵まで、夏場1週間、冬場は2週間。
ごみの量はさほど減らない。

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生ごみとEMぼかしを混ぜます。
で下記の図のように土を入れ生ごみ、土の順に入れます。

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左側が2週間後の様子です。
プランターの用土に混ぜました。


◯好気性の生ごみ処理に使う床材(基材)作り
最後に好気発酵させるゴミ処理に使う床材作りの様子。
BH-5やダンボール、勿論電動生ごみ処理機でも使用可能です。


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腐葉土2:1(籾殻・米ぬか・おがくず)に水をかけてブレンドします。

1次発酵が終わったものは、
そのまま1ヶ月寝かせたり、土と混ぜ二次発酵させます。
土に埋める場合は、木や花の根から遠い場所に埋めてください。
根腐れを起こしてしまいます。

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最後にどの生ごみ処理も一長一短。
コストはかかるが処理能力が早い。
低コストではあるが手間がかかる。
また設置場所や家族構成(生ごみの出る量や質)等により
各家庭での処理の仕方が違ってきます。
また100%成功するというケースはなかなかないそうです。
肩肘張らずに気楽に行なうことが長続きの秘訣だそうです。

いかがでしたか?
3回に分けてレポートした生ごみ資源化アドバイザー育成講座の様子。
まずはハードルの低いダンボールから
ツナガーも初めて見たいと思いました。

また家庭菜園などやらないご家庭には、
出来上がった堆肥を回収してくれるNPOなどもあるそうです。

焼却される生ごみが堆肥になる、環境にやさしいリサイクル
ぜひ皆さんもはじめてみてください。