私はカウボーイビバップがすこぶる大好きです!
音がすごくいいですよね。

あれは、【楽曲のコンセプト】ありきの作品であったであろうと、確信しています。
タイトルにも、【音楽系】のものがたびたび、出てきますよね。
それに、あれは音が生じやすい環境を意図的に、演出の場として選んでいますね。
それは前述の通り、
コンセプト演出はほんとうに大切です。

ちょっと目にしたことですが、
萌えゲームクリエーターの優先度は
イラスト>シナリオ>BGM>SE
って、割とそうだな、と思いました。

けれど、本当は

イラスト=シナリオ=BGM=SE

であるべきですよね。
特に、BGMなんかはコンセプトとしての芯が必要になります。
今回は【魔女っぽいゴシック系】+【魔女ならではのなんでもあり!】
というスタンスを取っています。

魔女アリサの次巻では、
【よりダーキーなゴシック】の色合いを強めた側面と、
【楽しさと明るさ】の色合いを強めたモノにも、力を入れていきたい考えです。
まだまだ、魔女アリサの物語は続きます!

さて、難しいことではあるのですが、
『音との関連在るシナリオ』
こそが至高だと思っています。
それを継続することはほんとうに難しいことですけれど。

『TAP』と言う映画があります。
文字通りタップダンスをモチーフにしたものです。

また音と映像とが見事にマッチし、
しかも葛藤や悩み、問題なども描いているとてもすばらしいものです。
『スクール・オブ・ロック』
『天使にラブソングを』

も外せませんよね!


っていうか天使にラブソングは犯則ていうかずるいですw
傑作ですよね。

ゲームで言えば
『ホワイトアルバム』
『G線上の魔王』などなど。
『東方』もそうですよね。すごく音楽が魅力的です!


すごく長くなるのでちょっと区切り。
企画ができる人間は、
そう言った知識は少なくとも必要ですね。
大変ですけど、おもしろいです(←考えることが好きなのでw)
ディレクターサイドとして演出を少しお話したいと思います。

私は、【演出】にはいくつかのパターンがあると考えています。
演出の方法も、『ゲーム』『アニメ』『映画』『漫画』などなど、
細かく変化しますが、多くのパターンに代用できるよう、
以下のようにまとめてみます。

1.企画段階での演出コンセプト
2.ライターによる演出
3.ディレクターによる演出
4.演出家による演出
5.音響、役者による演出


とかく、まず土台として、いいコンセプトでなければ
いい演出はできません。

いい脚本から悪い映画は生まれますが、
悪い脚本からはいい映画は生まれない、という至言があります。

よくないコンセプトであっても良いシナリオを作るのもライターですが、
優れたコンセプトで最高のシナリオを書いてこそ冥利に尽きるというもの。
そんなすばらしい仕事をお願いするべきなのは、
【コンセプトを決める】プロデューサーのお仕事ではないでしょうか。

そして、そのコンセプトを元に
【どういった場所で、誰が、どんな風に、どんな行動をするか】
また、周りに何があるかなど、細かい設定を演出、
決定していくのはライター的演出の要です。

次に、全体的な演出を具体的に整えて行くのがディレクターの役割で、
細かい点、ちっちゃい演出を積み重ね、
総合的なクオリティのそこを上げるのが演出家様の役割ではないでしょうか。

演出演出、と言っていますがまだ分かりにくいかもしれません。
なので、少し時間は掛かるかもしれませんが、
具体的にお話しさせて頂ければ、と思います。

優れた演出に至るためには、さまざまなことを考慮しなければならない、と私は考えています。
・感情的なキャラクターのやりとり、盛り上がり
・優れたビジュアルイメージ、イラスト
・心境を描いたサウンドミュージック
・役者様による演技
・心理描写
などなどです。

感情的なキャラを演出するのであれば、
先日書いた通り、『葛藤』をライターが演出しなければなりません。
優れたビジュアルイメージを作るのは絵師様のお仕事ですが、
ビジュアル演出に手を貸すのもまた、ライターの重要なひとつであると、考えています。

たとえば、

ここのシーンは『工業地帯』で!
ではなく、ここのシーンは『廃工場』で!

とすることで、廃工場の美しさ、そして『埃の煌めきなども演出』できるようになります。
この『廃工場』も実は、【音演出】も意識してあります。
その近辺で【駆動するモーター音】、まだ動き続けてるくたびれた【送風機の音】、
【足音の反響】、【機械に触れる音】、
など、いくつかを演出することで、さらに、その世界は具体的になります。

日の当たる繁華街ではなく、
くたびれた廃工場だからこそ、『弱い心を吐露できる環境』も作りました。
これにより、【感情を演じてもらう】ことがより適切になります。



演出を考えるのは簡単ではありませんが、
私は、すごく楽しいんです、そのシーンを想像し、創造していくことが!



さてさて、では次に音響演出について、です!
私自身もまだまだ反省し、勉強することの多い分野ですが、
思うことをつらつらと書いていきますー!
文字の通り、この作品は魔女をモチーフにしています。
私は、魔女が好きです! 大好きです!!
もともと、ゴシックとかも好きだったのですが、
特に、魔女帽子はかわいいと思っていました!

で、いろいろとゲームを探したのですが、
ふしぎなことに、魔女はどこにも出てきているのですが、
メインとした作品ってなかったんですよね。
裏にある黒く深いところまで焦点を当てたものが、特に。

魔女ファンもたくさんいるのに、なんか、寂しいというか、
だったら作ったろーw
ということで、書いたという面もあります。
しかも調べれば調べるほど、おもしろいのです。
魔女って。
これを始めると、ディレクターサイドというか、
ただの趣味語りになるのですがw

『魔女は文化だ!!』


と言うのも、現代も実は魔女の研究とか行われているんです。
魔女の浅いマホウツカイなんかよりも、よっぽど深い歴史が根付いています。
そして、ハロウィンなどもそうですが、身近な存在なんですよね。
作中でも軽く触れていますが、
『薬草学』『産婆』『死を司った賢女』
『迫害された』『追われた未亡人』『冤罪者』
『【奪われた】人』『闇を抱えた人』

その人の心を語れば、また長くなってしまいそうです。
現代魔女界を語るであれば、『魔女の世紀』といった本もあります。
英語が読めれば、外国の専門書も楽しめそうです。
ほんっとうに詳しく書かれてるんですよね。
こういった専門的な面ももっと作中で書きたかったなぁ。
そして、資料としても使える、『魔女専門同人誌』を作ることも目標の一つです!
うん、それは、次の機会に!


少し話は変わりますが、
今回、『絵柄を統一しない』
というスタイルが成立したのも、『魔女』だからだと考えています。
多くの音楽屋様にご協力頂く形を取れたのも、
自由主義である『魔女』があったからこそだと思っています。
作中でも言っていますが、魔女(ウィッカ)の掟に、

【他者に迷惑を掛けない限り、好きなことを行え】

というのがあります。
これって、いい生き方をする上で大切なことだと思うんですよね。


『誰かに迷惑かけないんだったら何したっていいじゃんw』

しがらみが少なくなってきた現代です、(まだありますけどね)
けれど、そういう『自由主義思想』が広まれば、
『苦しまなくて済む人』が救われるんじゃないか、
って、そんなことも考えていたりもするんですよね。

私も、親からは『人様に迷惑はかけてはいけない』とよく言われていました。

私の中の『悪いこと』は、
【誰かに迷惑をかけること】だと思っています。
もちろん、広義で。


さてさて、次からまた演出に戻りますが、
少しずつ、反省するべき点だった、
音響関係についても入って行こうと思いますー。
いつか、ゲーム中や、設定資料集みたいなので、
書きたいなぁとも思っているのですが、
名前についても、すごく意味を持たせています。
そのキャラに『深みを持たせていたりします』
愛着も湧きやすいし、
なにより、大切に思っている子のことですから。


briget 毅然
eleanor 慈悲・光・大地・小川など(変則的ですw)
thisbe 鳩の住む場所
vivian 活きている
merissa ハーブの葉、ミツバチ
saki 「う」さき
ophelia 賢いもの
viorate スミレ・暴力的な
arabella 美しい鷲
kerry 黒い瞳
samii 「う」さみぃ
Sylvia 森の加護
Loretta 月桂樹の葉
Thelma 保育・看護
Magnolia 花木・モクレン属総称
Reinhart 勇敢な人
Huey 輝く魂
Thalia 花開く・喜劇の女神
julian julius=若々しいから
modesty 控えめな、謙虚
talia 天国からの雫
Rudolf 狼、賢い助言
Douglas 黒ずんだ水
Margaret 真珠
Nest 「旅人」又は「賢明、分別、知恵」
Philip 馬を愛する者
Yolanda スミレ・または神経質
Frank 自由な男性

いろいろと、考えているのでw
ちょっとしたトリビアと言うことで(笑)

次回は魔女について語らせて頂ければと思いますw
具体的な演出についてのなんたるかは、
ディレクターサイドにて、言及させて頂こうと思うのですが、
今回は、『魔女アリサの物語』に用いられている演出について、
小話を少し。

『演出』って日々使っている言葉なので日常的なものですが、
なじみのない方にはあまり分からないのかもしれません。
ということで簡単に説明を考えました。

『演出』=『作品的によくするために必要なことの全て』
ではないでしょうか。
例えば、『こういうシーンにはこういう音楽!』って決めるのも、
『このシーンにはこんな風にセリフを言わせる!』っていうのも、
『このキャラクターはこんな動き、仕草をさせる!』っていうのも演出だと考えています。

具体的な演出やその種類についてはまた別のディレクターサイドにて。


私は、元々映画の専門学校の出なので、
そこで演出のなんたるかは学ぶきっかけを得ました。
やはり、演出を語るのであれば、
『黒沢監督』や、『ヒッチコック』といったところではないでしょうか。
あまり師は多く持たない主義なので、こんな感じで。
とかく、サイレント映画はすごくいいですよね。
語り出すと長くなるので割愛w

ライターサイドの演出を語る上で、
『場所』はとても大切であると、考えています。


先日の銀椀のお話しですが、

【銀椀に盛られた雪】が『夏の砂浜』である場合と、
【銀椀に盛られた雪】が『秋の紅葉の園』である場合と、
【銀椀に盛られた雪】が『氷の宮殿』である場合と、
【銀椀に盛られた雪】が『春の萌え息吹く草原』である場合、


どれも、受け取り方は違いますよね。


『魔女アリサの物語』は、後半のクライマックスラインには、
演出にとても力を込めて、見所あるシーンとして描きましたので、
その雰囲気を味わってもらいたい次第でございます!!


と、うまくまとめたつもりですw


さて、次は、ちょっとした『名前』について、です!