これは、かなり前に読んだ本だけど、
装丁に関する本二冊。
●「装丁物語」和田誠:著
白水社/2016.12.1/1000円
人気と信頼を誇る装丁の第一人者が、
読者の印象を高め、書物に新しい生命を吹き込ませるための発想の
コツとノウハウを、おなじみの絵はもちろん、
文字使い、用紙、色彩など多岐にわたるデザインと、
作家たちとの交流を中心にさまざまな局面から書き下ろす、
もうひとつの本の物語。
<解説より>
谷川俊太郎の「けんはへっちゃら」という童話が好き。
これは表紙と挿絵も著者が描いている。
7章「映画の本の装丁」では、著者が手がけたたくさんの
映画本が紹介されている。
装丁だけでなく、イラストはもちろん、レイアウトもされ、
スターの似顔絵も。
16章「自著の装丁」はとても興味深い。
和田誠という作家の本を和田誠という装丁家が
デザインするという気持ちなんだとか。
でも、自著のものはあえて愛想のないデザインを
してみたり、安上がりに帯をなくしたりと、
実験的な試みをしたりもするそう。
●「装丁問答」
長友啓典 (著)
朝日新聞出版/2010.12.10/780円
本の装丁は「時代」をうつす鏡。
第一線で活躍するグラフィックデザイナーで
装丁家としてのキャリアも長い筆者は、
本屋さんを“徘徊”し、ジャケ買いを楽しむ。
出合った装丁の魅力を、あつく語る、
本を愛する人に贈るブック・エッセー。
<表紙 折り返しより>
そっけない装丁の新書だけど、
熱く装丁について語った本好きの本。
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