モダンバレエとクラシックバレエの違い② | 司モダンバレエ ストレッチ

司モダンバレエ ストレッチ

新講座ストレッチエクササイズ(身体をほぐす事と肩こり腰痛を防ぐ為のメニューを中心にしたクラス)のご紹介ブログです。

京都 二条
司モダンバレエ
スタッフブログの増田です。

「そんな事は、わかってイマスヨ」と突っ込まれそうですが、基本的な事からご説明します。


まずは、和訳通りです。

クラシックバレエは、古典的なバレエ。
音楽だと分かり易いのではないかと思いますが、ベートーベンやモーツァルトってありますよね。

ああいう風にバレエでも「白鳥の湖」や「シンデレラ」などなど、随分昔に創作され衣装も振付、踊り方も全て完成されたバレエ作品が有るのです。

それを正しく継承し、上演し続ける事がクラシックバレエ団やお教室の役目です。伝統芸能の継承みたいな感じですね。


モダンバレエは、現代的なバレエです。
現代を生きる振付家が、創作する為の曲を選び、バレエ作品を創作しているのがモダンバレエです。「その発祥は、、」なんて言い出すと長い話になるので、それはまた次の機会にするとして、



モダンバレエ教室では、それぞれの団体に振付家の先生が在籍しているのです。

日常のレッスンで行われるバレエの基礎は、ほぼどこでも共通していると思いますが、雰囲気も、踊っている作品も、踊る為に使っている曲も全く違うのです。

ただ、中にはバーレッスンが無いとか、モダンでもトゥシューズ履くとかいう特殊なモダンバレエ教室も有ります。


モダンバレエの教室では、
生徒さんに対してバレエの基礎練習と、その教室独自の作品を振付指導しながら、

いつか生徒さんの中から、振付家がうまれたらいいなぁと育成しているのがモダンバレエ教室や研究所の役目だと思います。



じゃあ、少し脱線しますが、そもそもバレエってなんでしょうか?(ダンスとの違い。)

バレエは舞台芸術。または鑑賞される事を目的とした舞踊。昔ヨーロッパで、貴族が宮殿内で鑑賞して楽しむために作られたものですね。



じゃあ
ダンスや踊りは?

リズムにのって身体を動かす事、踊る事。身体表現ですね。いい音楽が鳴れば自然に身体を動かしたくなったり。嬉しい事が有ると飛び跳ねて喜んだり、、いい気分だとスキップしたくなったり、子供の頃、有りませんでしたか?


または音がなくても、雨乞いの為の踊りや、豊作を祈って踊ったりするような呪術的な踊りがありますね。アイヌ民族とか、アボリジニーとか、火を囲んで輪になったりして良く踊っていたようですね。。巫女さんも神楽奉納でしたっけ。ご祈祷などしてもらうと舞っていただけますよね(*^^*)。

こんな風に結構身近にダンスや踊りってあると思います。


ですので、
モダンバレエでの振付というのは、
振付家として創作をする先生も現代人。
振付をしてもらう側も、ごく普通の子供さんや大人の場合がほとんどなので

彼女らに自然に表現できる題材や内容で振付されますので、

宮殿舞踊のような雰囲気の作品では無く、
日常に近い出来事や感情、風景などを題材にしたもので、舞台芸術の高みまで目指しながら創作されている事が多いのではないでしょうか。子供たちには、その世代の感情に合うものを。また大人には大人の女性でしか出来ないような雰囲気の踊りとなるわけです。


また、モダンダンスでは無く、
モダンバレエ作品となる為には、その作品を舞台で上演した時にお客様が鑑賞出来るものでなければならない。

つまり客席で見ている人に、
感動や、癒やし、なんだか勇気がわいた、元気を貰えた~などの、感想を得られるものじゃないと、舞台芸術としてのモダンバレエとは言えないのだと思います。


こういった理由を知って貰えれば、日本に残念ながらモダンバレエ教室が少ない理由が理解して貰えるのではないかなと思います。

創作し続けるる事が出来なければ、教室が運営出来ないから大変なのです(^◇^;)。



クラシックバレエ界では、
幼少期に真剣にレッスンを積めば、学校を卒業する頃には、初心者の大人や子供には教えられるような勘違いを起こしてしまい、お世話になったバレエ教室やバレエ団をさっさと退団して、自分の親御さんに資金援助を受け、気軽にお教室を開いてしまうバレリーナが多いのも現状です。

だから日本には、
小さなクラシックバレエ教室が山のように有るのです。



せっかくバレエにご興味をお持ち頂いた皆様へ。

少しでも正しい情報を知って頂き、是非、楽しくお教室選びをなさって下さいね❤️