やってはいけないテスト勉強法(赤シート) | つじもとまなブログ(つじもと個別ブログ)のブログ

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2014年5月より京都市上京区で個別指導塾「つじもと個別」を開校しました。日々の生活の中で感じたことなどを好き勝手に書かせていただいております。もし読まれて共感されるようなことがございましたら「いいね」ボタンをお願いします笑

皆様、おはようございます。

つじもと個別の辻本学です。

 

テスト前ですので、連日たくさんの生徒が当塾へ自習しに来ています。

理想は全員が自宅で自主的に勉強することですが、現実をみて子どもたちに向き合わさせていただいております。

 

そこでよく見かけるのがいわゆる赤シートでかくして覚えている勉強方法です。

私は赤シートを否定していません。使い方についてやってはいけない方法をご紹介します。

 

やってはいけない方法は、

1.赤でかくしたところだけを見ているだけという勉強方法です。

2.太文字だけかくす勉強法です。

 

 

悪い例:

1858年6月、朝廷の許可のないまま日米修好通商条約を結びました。

この条約によって函館・神奈川・長崎・新潟・兵庫の5港が貿易のために開かれることになりました。

しかし、この条約は日本で法を犯した外国人をその国の領事が裁く領事裁判権を認め、輸入品に自主的に関税率を定める関税自主権を日本に認めないなど、日本にとって不平等なものでした。

 

この場合、太文字の日米修好通商条約、領事裁判権、関税自主権だけをかくすことになります。

どこが大切かわからない子はこういう傾向にあります。

 

良い例:

1858年6月、朝廷の許可のないまま日米修好通商条約を結びました。

この条約によって函館・神奈川長崎新潟兵庫の5港が貿易のために開かれることになりました。

しかし、この条約は日本で法を犯した外国人をその国の領事が裁く領事裁判権を認め、輸入品に自主的に関税率を定める関税自主権を日本に認めないなど、日本にとって不平等なものでした。

 

上の部分の一般的なテスト出題は

「日米修好通商条約の不平等条約を2つあげなさい」

です。

悪い例だけで覚えている場合、

領事裁判権

関税自主権

としか覚えていないので、単語だけ書いて×になる人が多いです。

 

領事裁判権を認めた

関税自主権を日本に認めない

と書けないのです。

 

また、赤でかくしたところだけしか見ていない可能性がありますので、自分が覚えたことが答案には書けない可能性も高くなります。

 

まずは内容を覚えて、それでもなかなか覚えられないところだけかくしたり、演習で間違えたところだけをかくしたり、かくしたところをノートに書きだしてみるなど使い方には注意が必要なんです。

 

 

私は高校時代、上のような悪い例で使っていたことがり、しかも目がちかちかするので、途中でこの勉強方法をやめました。

 

何事も使い方、取り組み方が大事ですね。

 

今日はそんなイメージです。