中学社会(時差の問題パターン1) | つじもとまなブログ(つじもと個別ブログ)のブログ

つじもとまなブログ(つじもと個別ブログ)のブログ

2014年5月より京都市上京区で個別指導塾「つじもと個別」を開校しました。日々の生活の中で感じたことなどを好き勝手に書かせていただいております。もし読まれて共感されるようなことがございましたら「いいね」ボタンをお願いします笑

皆様、こんにちは。

つじもと個別の辻本学です。



昨日、ある生徒さんに地理の時差の問題がわからないと質問があり、質問にこたえました。

中学社会は暗記というイメージがあるかもしれませんが、地理は計算が意外と多い科目です。



まずは結論として時差の問題の解き方を書かせていただきます。


【最低限の基礎知識】

1.本初子午線 (0度の経線 イギリスのロンドン)

2.日本は東経135度

3.地球は1日に1回転する(=360度)東経・西経それぞれ180度あり、合計で360度

4.経度15度で1時間の時差が生じる(360度÷24時間=15度)

5.国の位置(世界地図でだいたいこのあたりにあるという知識)



【問題パターン】

大きく3パターンあります。

1.日本(東経)と東経(or経度0度)の時差を求める


2.日本(東経)と西経の時差を求める


3.飛行機をつかった問題


【落とし穴】

時差が6時間と求められてもどちらの都市が時間が進んでいるのかわからない。


問題パターン、落とし穴を踏まえて下記の手順で求められます。


【手順】

1.下の写真のような簡単な図を書いてください。





ここでのポイントは本初子午線が真ん中にあることです。

時差で躓く子どもは本初子午線が左端(=日本が真ん中にくる状態)で時差を求めることがありますので、ややこしくなるのです。


こう書くと東経180度が一番時間が進んでいることが可視化できます。


2.時差を求めます。


パターン1の場合(東経と東経もしくは経度0の時差)


例1)東京とイギリスのロンドンの時差を求める場合(イギリスが4月28日(木)昼12時の場合の)

※東京=東経135度、イギリスは経度0


同じ経度同士もしくは0度と東経の場合はひき算で計算する。


135度-0度=135度


135度÷15度(1時間時差が生じる経度)=9時間


3.地図の位置を確認し、どちらが東側(右側)にあるか地図帳と一緒に確認します。


先ほどの写真に書かれた図をここで使います。


どちらが東側(右側)にあるかを見ます。


上記写真ではイギリス(=本初子午線)よりも日本の方が右側にあります。


日本の方が地図で右側にあるということは、日本の方が時間が進んでいるということです。


問題はイギリスが4月28日(木)12:00のときの日本の日時なので、イギリスの時間に9を足せば日本の方が時間が進んでいることになります。


12(イギリス)+9(時差)=21(東京の時間)


答えは4月28日(木)21時(=午後9時)となります。


定期テストや入試問題では午前・午後で書かせますので、正確には4月28日午後9時と答えましょう。


あと2パターンは後でご紹介します。


今はそんなイメージです。