匿名組合を利用した、いわゆるプロ私募ファンド。
機関投資家が1名おり、届出すればOKという手軽さから、多くのファンドが乱立しています。
それゆえ、問題も多く、詐欺に利用されるケースも多々あります。
弊事務所では、このようなファンドのバックオフィス的な業務を受託していますが、プロ私募ファンドの危ないところは、お金がいつでも持ち出し可能な体制であることです。
一般的な投資信託であれば、信託銀行に分別管理されていますが、匿名組合のようなファンドはまずそのような管理はほとんどしません。
全く見ず知らずの人にお金を預けるのは恐ろしいことですし、資金を集めるのも苦労します。
プロ私募ファンドに関しては、投資家要件など今後様々な規制がかかるでしょうが、抜本的に変えていかないと無理かもしれません。