【メモ】太陽光蓄電システムの作り方、考え方:太陽光カメラ、設置試験中!
2015年3月12日から弊社の屋上で設置試験中の太陽光カメラです。↓
太陽光パネルとカメラの位置関係
太陽光パネル。基本的に臨時設置も想定しているので、仮設的な設置です。
防犯カメラ。アンテナ工事屋なので、屋根馬に付けてみました。
おかげさまで、「連続使用、3週間以上を達成!」しております。
3月は季節柄、天候の波はありましたが、3日以上連続での悪天候が無かったので無事、連続記録を達成しました。
※写真ではアンドロイドボックスのHDMI出力を、液晶テレビに接続して大画面で見えるようにしていますが、もちろんスマホから映像を見ることが可能です。
設備自体は、前回の
【メモ】太陽光カメラ、開発中!!電気代0円、スマホで見える防犯カメラです。
http://ameblo.jp/tstfc/entry-12002195724.html
でも簡単に説明していますが、少し補足しておきましょう。
=設備構成=
太陽光で発電した直流電気をチャージコントローラー→バッテリー→インバーターで、交流100Vに変換して、電気製品である小電力のカメラと同じく小電力のポケットワイファイを動かして、カメラ映像をインターネットを介して、スマホでどこでも見られるようにした太陽光蓄電システムです。(長いか。w)
左から、バッテリー(1200W)、バッテリーの上にポケットワイファイ(赤)、チャージコントローラー(灰)、リモートメーター(白)、インバーター(青)。
=消費電力=
カメラとポケットワイファイが使用する電気が、合計で約8.5W。
したがって、1日に必要な電気は、8.5W×24時間の204W。
カメラ。ROBO-727w
東京アンテナ工事㈱のショッピングサイトで販売しています。本当。
ポケットワイファイ端末。HUAWEIのHWD15。
au系のWIMAXに契約しています。月額は、4,000円ぐらいです。
設置予定場所でau系のWIMAXの電波が届くかを事前に確認してください。
現地に行って、スイッチオンするだけでわかりますよ~。笑。
=悪天候設定=
3日としています。
太陽光発電に依らない、バッテリーのみでの電力として、8.5W×24時間×3日の612Wが必要ということになります。
=太陽光パネルサイズの選定=
例えば、100Wのパネルが実際に発電する電気は1時間に70Wですので、先ほどの悪天候設定で612Wの電気を発電するためには、612W÷70Wで8.74時間分の日照が必要となります。
基本的に1日に3時間程度分の発電量と控えめに考えて計算するのが普通なので、8.74時間÷3時間=約3日となりますので、100WのパネルでOKとなります。
ちなみに100Wのパネルが1日3時間分頑張ると、210Wの発電量となります。「30%OFF」という考え方が重要であり、1日の発電量も3時間分程度と控えめに計算しておくと、間違いがありません。
つまり、この設備の場合、電気の使用量と発電量がほぼ一致しています。※実際には、晴天時に太陽光パネルは3.5~4時間分程度を発電しますので、35~70Wが蓄電に回すことができます。
=バッテリーサイズの選定=
蓄電および悪天候時の予備電力のためにバッテリーを用意します。
バッテリーの大きさは、悪天候時の連続日数から算出してみます。
すでに悪天候設定で612Wという数値を導き出していますので、鉛バッテリーの使用効率を70%、インバーターでの損失を15%とします。
612W÷70%÷85%=1028.57W
この数値をバッテリー電圧の12Vで割ります。
1028.57W÷12V=85.71A(←P(電力)÷V(電圧)=A(電流))
したがって、85.71A以上のバッテリーが必要となりますので、弊社の屋上には100AのLONG社(台湾製品)のバッテリーを設置しました。
=チャージコントローラーの選定=
小規模のシステムなので、10AのMPPT(Maximum Power Point Tracker:最大電力点追従制御)を選定しました。
最大電力点追従制御(ウィキペディア)
外付けのリモートメーターも付属ケーブルで簡単に設置できます。
=インバーターの選定=
バッテリーサイズの選定でも少し触れていますが、DC(直流)→AC(交流)にインバーターで変換すると、インバーターにより損失が15%ぐらい発生します。
今回は、お手軽に電気製品を使用するイメージなので、「インバーター有り」を設計しましたが、「インバーター無し」バージョンもありますので、次回以降でご紹介していきます。
インバーターのサイズですが、こちらも使用する電気製品見合いで選定されると良いでしょう。
ちなみに今回は120Wの電菱製品を採用しました。
~投資目的の売電系設備から、実用レベルの設備へ~
太陽光カメラ:太陽光蓄電システム
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/taiyo.html
この記事を見て、太陽光設備を自分でも持ってみたいという方が増えたら幸甚です。
小電力型の太陽光発電設備であれば、このように非常に簡単に電気を生み出すことができ、有効に利用できます。
=太陽光発電は夢のエネルギーです!=
原子力や火力といった発電は、燃料を使うので、電力を生み出した後に廃棄物も生み出してしまいます。
太陽光と同じ自然エネルギー型の風力や地熱などは、基本的に自然の力でタービンを回すことで発電していますが、太陽光はそもそもの仕組みが他の発電と全く違います。
太陽光がパネルに当たることにより、パネル自身から電力が生まれてしまいます。光電効果と言いますが、この原理を世界中で研究し続けている成果として、実用レベルの電気を実用サイズのパネルで生み出せるようになったのです。
=オール電化の正解は、太陽光との一体システム=
震災前までは、ガスコンロも石油ストーブもやめて、全部電気製品にしてしまうという「オール電化」が流行りかけていましたね。しかし、停電や計画停電を実際に経験すると、「オール電化は、不便」と感じるようになりました。
あれから4年。オール電化のご家庭に太陽光パネルが設置されたというお話しをよく聞きます。「太陽光で、オール電化」は、実用レベルの地産地消型エネルギーシステムの構築なのではないでしょうか。
=売電と蓄電は、180度考え方が違います=
売電システムの場合、まず電気量がどれくらい発電できるか?を計算するので、設置スペースが最重要になります。言ってしまえば、「広ければ広いほど良い」ということです。
一方、蓄電システムの場合、必要な電気量は「小さければ小さいほど良い」ということからスタートしますので、全く逆の考え方となります。
~自然エネルギーの考え方の転換期を迎えて~
売電価格の低下で儲からなくなりつつある太陽光発電ですが、「太陽の光だけで発電できる設備」には儲からなくても、他の価値があるのではないでしょうか。
非常時の携帯電話の充電ができるか、できないかだけでも、「安心」が違ってくると思います。平時に準備しておくことが重要なのではないでしょうか。
以下、東京スカイツリーファンクラブの会社、東京アンテナ工事(株)の宣伝です。よろしかったらご覧ください。
投資目的の売電系設備から、実用レベルの設備へ
太陽光カメラ:太陽光蓄電システム
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/taiyo.html
医療機関様へのワイファイ導入のノウハウあります!!
~病院様・歯医者様・薬局様の待合室に無線LAN設備を設置しませんか~
パワーポイントのご提案書(2015年版)もあります!
病院内無線LAN
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/hospital-wifi.html
Wi-Fi防犯カメラ:東京アンテナ工事(株)
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/camera.html
インターネットアパート&マンション
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/internet-apart.html
無線LANで400メートル飛ばす!
無線LAN電波調査/Wi-Fiサイトサーベイ
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/survey.html
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/signage.html
東京アンテナショップ
マンション太陽光発電
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11608835799.html
テレビ電波障害施設撤去工事
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/tekkyo.html
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/guide30.html
テレビ電波障害調査のホームページ↓
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/denpa-chosa.html
フェラーリみたいなアンテナ、ラジオライフの表紙を飾る!
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/televes-japan.html
スカイツリーアプリ各種の開発・無料ダウンロード
東京スカイツリーファンクラブ会長としての事業?↓
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/sumaho.html
東京スカイツリーファンクラブ特集記事
六芒星(ダビデの星)からスカイツリーを見る研究(3部作です。)
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11834633739.html
東京アンテナ工事株式会社ホームページ