この日は朝イチで東京→上野と行く予定がありました。
「どこで何を食べようか・・・」
前日から考えるのはそればかり(苦笑)
そして悶々と悩みます・・・・・
当日の朝ふと「そういえば昇龍の餃子をいま食べたらどう感じるのだろう?」
もう10年くらいは訪れていないお店の名前が急に引き出しからでてきた。
11時5分に着。
並びは二人。
・・・・時間はまだある。
目の前には肉の大山があるし、この街にはちょい飲みオールスターともいえるお店が揃っている。
加えて午前中からお酒を飲んでいるオジサンの多いこと(笑)
郷にいては郷に従えではないが、午前中の上野を歩くと、お酒を飲むのが作法のような気分にもなる。
昇龍の真横もこのお店なんだけど、そこから斜めに見えるこちらに入ったのは可愛いお姉さんが「いらっしゃい」の声を出していたから。
おそらく一人で来たのは初めてだと思う。
あらためて見ると午前中はお一人様が多いですね。
「お好きな席に」と言われたが本当に一杯のつもりだったので入口近くのカウンターへ。
カウンターを見上げるとアミューズメント感覚でワクワクします^^
隣席に座ってきたのがキチンとスーツを着た紳士なのだが、座るや否や「酒ちょうだい」
そしてお酒を一杯飲んだら、鞄から細かい数表を持ち出し眼鏡をかけてジッとみている。
ある意味不思議な光景でもある。
一級酒、二級酒という言い方が懐かしい。
お若い方へ・・・
かつて日本酒には階級別の表示がされてました。
基本的にはアルコール度数の濃いものから特級、一級、二級とされてました。
アルコール度数順の格付けなので酒質とは違った意味合いだったのですが、混乱を招くという意味でボクが20代の半ばくらいに廃止された記憶があります(1990年代の前半だと思う)
ここで書かれている一級酒、二級酒というのがその意味あいで書かれているのかどうかは不明ですが。
追加焼酎(10杯分)というのがウケる。
そしてこういう需要があるお店でもあります。
「レモンサワーと煮込み」
このお店の好きなところはいろいろありますが、なんといっても店名がいい。
なんてたって”大統領”(笑)
昔、意味もなく相手のことを「社長」とかいう人っていましたね(いまでもたまにいますね・・・)
ボクも「社長」と言われたことは何度かありますが(もちろん社長であったことは一度もない)大統領と言われたことはないもんなぁ(‐^▽^‐)
そしてここの煮込みはボクにとってホッとする味。
腰を落ち着けそうになるが、今度、ゆっくり来ようっと。
11時30分の開店に合わせて11時25分に戻ります。
焦ったのが行列の数が一気に伸びていたこと。
あちゃー、一回転目で座れるかしら(微妙)
開店と同時に奥から埋まっていき、ボクは入口から二席目。
ギリギリ座れました。
横を見渡したらボクが圧倒的な最年少なのも面白い。
一回転目はいかにも上野にいそうなオジイチャンが中心です。
オーダーは餃子が多いのだけど、中にはラーメンという人も。
ここのラーメンは食べたことがないからいつか食べてみたい。
ボクの左隣に座ったおばあちゃんがメニューを見ながらソワソワしていたから初めてだったのかな。
「有名なのは餃子だよ」と教えてあげようかとも思ったが、いきなり面識のないオジサンに言われるほうも戸惑うかなと思って言わなかった。
そしたら、おばあちゃんは「中華丼」と。
餃子の醤油用の小皿が明らかにでかい。
一般的な醤油用の小皿だとはみ出るサイズなんです。
きたきた!
隣のライスの皿との対比で餃子を見てください。
餡がどっさり詰まったこの餃子。
個人的な感覚値でいうと一般的な餃子の2倍から2倍とちょっとくらい。
ボクは普通の餃子は一口で食べるのだが、ここのは二口半を要する。
写真を撮っていたら強い視線を感じて思わず左を向いてしまいました。
隣席のおばあちゃんが「ほー」という表情でガン見してます ・・・ ちょっと食べにくい(苦笑)
その直後、おばあちゃんがお店の人に「わたしも餃子」と言ったのでビックリ!
美味しそうに見えたのでしょうね(そして美味しい)
お店の方がおばあちゃんに餃子を出しながら「食べれなかったら、持ち帰りもできるからね」と優しく声をかけてました^^