今日は、証印転記についてお話します。


私は今日、永住許可を取得されたご依頼者様から再入国の証印転記の依頼を受け東京入国管理局で手続きをいたしました。


証印転記とは、パスポートを新たらしいものに更新した際に、新しいパスポートにビザや再入国許可を転記してもらう手続きです。


上記のご依頼者様の場合、永住許可申請後にパスポートを新しいものに更新し、新しいパスポートに永住許可をいただきました。しかし、現在有効な再入国許可は古いパスポートに記載されているため、このままでは日本から出国する際に新旧両パスポートを持参しなければならなくなります。そのため、古いパスポートに記載されている再入国許可を新しいパスポートに転記してもらうため今回手続きを行いました。


このような場合以外でも、パスポートを更新すると、新しいパスポートにはビザも再入国許可もないと思います。このようなときも、日本出国の際には新旧両パスポートを持参しなければならなくなりますので、パスポートを一つにするためには証印転記の手続きをとることになります。


証印転記の手続きは、他の在留資格に関する手続きのような印紙代はかかりません。入国管理局で証印転記願出書を記載し新旧パスポートとともに提出すれば即日転記をしてもらうことができます。


以上のように、ビザと再入国許可が新旧パスポートに分かれてしまった場合や、パスポートを更新して新しいパスポートにビザも再入国許可もない場合には、入国管理局で証印転記手続きをすることをお勧めします。手続きに関してよくわからない方は、一度お気軽にお問い合わせください。