七月は家茂公の命日。 | 福岡人・井口誠司の演劇路

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路上芝居をしたり、舞台に立ったり、映像作ったり、ともかく面白いものが作りたい。

三年間毎年上演していた『籠の鳥~黄昏、或いは暁の君 徳川14代将軍家茂~』今年は上演の機会に恵まれませんで少しさみしいかなぁといったお話。

 

 

よく知られたお話なおですが、家茂公ってすごい虫歯だったんですね。

 

遺骨から、エナメル質が弱かったのではとか言われていますが・・・20歳で亡くなったときにはもう歯はぼろぼろだったようです。

 

死因自体は脚気ともリュウマチとも言われていますが(仁先生がいればきっと死ななかったよ~~)口の中の疾患も大変なものだったでしょう。

 

口の中が病んでいると人生ホントにつらいですよね。

 

おいしいものもおいしく食べられない、しゃべっても痛い、

 

幕末の将軍職、歴代でもっともプレッシャーのかかる椅子の一つに座り続けた公は、公私にわたり苦難の連続だったと思います。

 

 

それでいて勝海舟をはじめとした遺臣達の評価は最高だという人間力の素晴らしさ。

 

 

朝廷、幕臣の間で揺られ結果こそは残せなかったものの必死に幕末を支えた人間の一人であるのは間違いないと思います。

 

 

ところでここ一週間口内炎が治らないのは心の中のどっかでここの件が関係しているのかしらww

 

たぶん家茂公を主人公にした作品を発表したのは260年の間で僕一人。

 

 

家茂公も草葉の陰で気にはしてくれてるんじゃないかなと思います。

 

 


いままで僕はマニアックな題材ばかり選んできたようですが、次はもっといろいろな人に楽しんで頂けるようにとちょっと趣向をかえた企画を進めています。

 

情報開示は7月15日予定。

 

 

いままでよりも一歩進んだ作品をお見せいたしますのでどうぞご期待下さい。

 

 

 

さて、あれこれと考えてもおりますが今年は家茂公没260年。

 

やっぱり・・・どこかでひっそり偲ぶ口演でもしようかしらん。 

  

  

井口誠司企画のテンパリ狂 47 おわり

 

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