年を重ねても・・・
人はその年代の初心者というポジションを通過するのだな、と思います。
経験は増えても、どうやらそれを超えてくるような新たな課題が次々と出現するらしい・・・
そんなことに気付いたこの頃です。
人生を長く生きていればいるほど、物事は単純に割り切れないことが分かってきます。自分を「よくやった」「よくがまんした」と褒めてあげたい時もありますが、思い出すだけで心の生傷の血がにじむような経験もあります。そうした挫折や失敗も含めて「これが自分の人生だったのだ」、と受けいれていくにはどうすればよいか。
本の中身は、についての様々な具体例とアドバイス。
人生の後半期にいる人に温かく、でも甘やかすことのない内容だったと思います。
自分がそうであるように、他の人も、幸運に恵まれていいことばかりあるわけではない。よく頑張って成功したなという部分と、その裏で克服した苦労があることを理解できる、それが年の功であり、長い人生を重ねて得られる品格あるプラチナの輝きです。
・・・と、序盤に達成感と諦念のバランスを説いていたりします。
自分の人生を受け入れ、他人の人生を受け入れる・・・
言葉にすると途端に薄っぺらく感じますが、愛が生きることの救いになるのだろう、と思いました。
心がけとして意識しようと思ったのは、どんな状況でも明るく楽しく上機嫌にいること。
そして他人の幸せに貢献すること。
上手くいかない時があっても、それは意識し続けたいと思います。
最近、不安になる出来事がいくつかあったのですが、周りの人の事を考えると穏やかさを取り戻せました。
状況が良くない時ほど、人の幸せを願ったり、役に立つ行動をするといいのかもしれませんね。