こんばんは、Jayです。


全米オープン準優勝した錦織圭選手の代名詞と言えば「エアーK」かと思います。
今日はそのエアーKの打ち方をご紹介します

↓エアーKはこんなショットです。(まずは最初の10秒ご覧いただければどんなのかわかります)


エアーKが有名になる前に、私はエアーK(エアーJ?)を打っていました。
違いは、錦織選手はフォアハンドで打ちますが、私は片手バックハンドで行います。
という事は、私が元祖??
いえいえ、そんなわけありませんw
実は日本では「ジャックナイフ」と言う名で以前からありました。
それを錦織選手がやって広まり、いつしか「エアーK」と呼ばれるようになったのです。

エアーKは基本的なテニスの技術はもちろん、筋力とバランス能力を要します

なぜエアーKを打つのか
チャンスボールが来たけど、おそらくバウンドさせたら普段の打点以上の高さになり打ちづらい。
かといって、下がって自分の打点まで待っていたら相手に態勢を整える時間を与えてしまう。
そんな時に、ジャンプする事によって時間をロスする事なく、より高い打点で攻撃出来るのです

では実際に(右利きフォアハンドの)エアーKを打つ手順です。

1.上半身は捻り(タメを作り)ながら、下半身はボールに正対しながら打点に向かっていきます
「正対」と言いましたが、(わかりやすく言うと)腰から下は正面を向いたままボールに近付きます。
2.打点に来たらタイミングを合わせて、ジャンプをします
右膝を胸に近付けながら左足一本で飛びます。
3.右足を後ろに伸ばしながら、ボールを打ちます
「伸ばす」よりも「後ろに蹴る」感覚の方がいいかもしれません

エアーKが難しい言われる理由
主に2つ難しいと感じる所があります。
1.打点を見つける
飛ぶのでその分打点はズレ、それを見つけて身体を持っていくのが大変です。
2.空中姿勢を保つ
最初のうちは空中でバランスを保ちながらボールを打つのに苦労するでしょう。ポイントは、身体を前に突っ込まず、“背筋真っすぐ”です。

と、ここまでエアーKの打ち方を解説してきましたが、実はあまり打つのをオススメしませんビックリ

理由は、“使う体力に見合った結果が得られないから”です。
片足でジャンプして片足で着地しますので、ジャンプする足にはかなりの負担がかかります。
たしかに強いショットは打てるのですが、テニスはプロボクシングと違い、強い球でも弱い球でも1点は1点です。
ですので、“ここでこそエアーKを使うべき”という時以外は使わない方が、体力温存になりいいでしょう。

私は練習で、“選手を魅せる”という意味で使う事はあります。
しかし、試合で“ポイントを取りに行く”というために使ったのは全試合で2回か3回です。
(もちろん私の体力よりも錦織選手の方が全然あると思いうので参考程度に)

上記の動画にもエアーKについて興味深い事を語っていたので、よろしければそちらもご覧ください。

Have a wonderful evening テニス