先日、BookレビューVol.1で予告したとおり、今日はバッジのお話です

◇裁判官バッジ

 

これが、BookレビューVol.1でお話しした裁判官のバッジ(写真は残念ながらレプリカ)です。

裁判官バッジ(レプリカ)

 

 裁判官のバッジは、八角形の銀色の鏡(八咫の鏡)の真ん中に、白文字で「裁」という文字があしらわれています。
 鏡は、「曇りなく真実を映し出す」物の象徴として使われており、裁判の「公正」を表わしているそうです。  


◇検察官バッジ

 最近は、検察官が主人公のドラマも増えているので、見たことのある人もけっこういるかもしれませんが、これが検察官のバッジです。

 

 

 検察官バッジ

 

 

 

 この検察官のバッジは、 紅色の旭日と白い菊の花弁と金色の菊の葉をあしらってあります。
 もっとも、その形が、四方八方に広がる霜と日差しに似ていることから、厳正な検察官の職務とその理想像が相俟って、【秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)のバッジ】と呼ばれています。ちなみに、【秋霜烈日】とは、
秋の冷たい霜や夏の激しい日差しのような気候の厳しさのことで、刑罰・権威などが極めて厳しく、また厳かであることを例えた言葉です。

 

 フジテレビのドラマ『HERO』でも、阿部寛演じる芝山貢検事が、そのバッジの意味を説明をするシーンがありましたね

 



◇弁護士バッジ

 

 これが、私が普段付けている弁護士バッジです
 

弁護士バッジ

 

 この弁護士バッジは、金色で、向日葵をモチーフにし、真ん中に白色の「」(法の女神テミスの天秤)があしらわれており、向日葵は「自由と正義」、秤は「公平と平等」をそれぞれ意味しているそうです。
 
 ちなみに、日弁連発行の月刊誌は、『
自由と正義』というタイトルなんですが、この後半のページには、「公告」という欄があり、今月懲戒を受けた全国の弁護士の名前・事務所名・懲戒事由・懲戒の種類が載ります。
 ロースクールの実務家教員や司法研修所の弁護教官には、「『自由と正義』の懲戒欄は毎月必ず読んでおけ!」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました・・・。反面教師にするためなんですが、知り合いが載っていたりすると、けっこうへこみます

 

 

 同期(新64期)懲戒1号にだけはならないように、気をつけます

 なお、この弁護士バッジの裏がどうなっているのかというお話は、また後日、法律コラムで書かせていただこうと思います 

 

 


◇司法修習生バッジ
 

 ところで、司法修習生にもバッジがあるのはご存じですか?
 これが、私が司法修習生時代に付けていたバッジです(最近は、修習生バッジは貸与なので、写真だけ撮って、既に司法研修所に返還してしまいましたが・・・)。

 

 
 修習生バッジ

 

 

 この司法修習生バッジは、裁判官を表わす「」、検察官を表わす「」、弁護士を表わす「」の3色を使って、Jurist(ジュリスト=法学者・法学生の意味)の頭文字「J」の大文字筆記体が形作られています。

 フジテレビの司法修習生をテーマにしたドラマ『
ビギナー』(ミムラ主演)でも、このバッジの説明はしてましたね


  
最後に・・・

 
今回、法曹三者+司法修習生のバッジに込められた意味を説明してきましたが、私も、今、胸に付けている弁護士バッジに込められた弁護士に期待される役割・理想像に恥じないような弁護士になっていきたいなぁと思っています

 力及ばずして倒れることを辞さないが、力尽くさずして挫けることを拒否する! 
 

私も夢に向けて、もっともっと頑張っていかなきゃ
  

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