夢と魔法の・・・(その5 ウィッグで楽しむディズニーランド編) | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

スプラッシュマウンテンに乗る。


滝つぼに落ちる瞬間。

うわっ!

後列から叫び声が上がる。
黒い毛むくじゃらの物体が前から飛んできたのだ。
慌てて手で払いのける。

「システム調整を致します」のアナウンスと共にアトラクションは止まり、
水に落ちた黒いかたまりを、キャストさんが長い棒で拾い上げる。

棒の先には、水も滴る私のウィッグ・・・・・・



という恐ろしい光景を、ヅララーの皆さんは、
誰しも想像したことがあるに違いない。


しない?



私も娘も、絶叫系は余り得意ではない。

妹は余裕で乗る。
スプラッシュだったら、滝つぼに落ちる前にポーズを考え、
カメラに向かって決めポーズをし、
出口のモニターでちゃんと写ってることを確認して(ただし買わない)
満足しちゃうくらいの余裕である。

去年、私と妹と娘の三人で、
ウィッグで絶叫マシンに乗ったらどうなるかの検討会を開いた時、
「じゃあ私が隣に座って、片手でバンザイをして
反対の手でウィッグをはっしと押さえて写真に写ってあげる」
と言ってくれた、頼もしい妹である。


が、日程が合わず、今回は同行できなかった。
耳当て付の帽子を被って、ひもをしっかりしばって絶叫系に乗ることにした。
(冬で良かったよ。ウィッグにひもを付けないで済んだ。)

しかし、飛びそうになるウィッグを手で押さえる写真というのも、
捨てがたいではないか。
こんなチャンス、今しかない!
とは思うのだが、私にとってスプラッシュマウンテンは罰ゲームである。
手すりから手を離したことがない。

ウィッグを押さえられずに飛んじゃったら大惨事だ。
やっぱり帽子を被って乗ろう・・・
でも手で押さえるのもやりたい・・・


という葛藤の末の写真がこちら。
飛ぶはずのない帽子を両手で押さえる、という、
中途半端な写真になってしまった。
貴重なネタ写真のチャンスを逃してしまった。残念!
 
 
  
でも、スプラッシュ、初めて手放しで乗れたんだよ!
ウィッグじゃなかったら、こんなチャレンジしなかったよ!
ウィッグのおかげでスプラッシュマウンテンを克服できた(*^^)v


もう一つ、

3Dシアターのメガネ、普段からメガネをかけている身には非常に使いにくい。
手で押さえていないとずれそうになる。
けどウィッグで3Dメガネが押さえつけられてぴったりフィット、
ずれる心配がない。
これは本当に便利でした。


妹へ
次回シーに行くことがあれば、タワーオブテラーご一緒させていただきます。




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