中国、在る大学教授の陰謀~天才的なトラベルブック事件③
天才的芸術か、故意の産物なのか。
こんな表紙の、いわゆるトラベルブックである。
中国の人が日本に来たときに旅をサポートし、より楽しいものにしてくれる本。
著者は日本語は流暢に話せるのだろうが、どうやらひらがなを書けないらしい。
では、誤字のオンパレード・ショウを続けるとしよう。
日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字と様々な言語で構成され、とても美しい言葉とされている。
本の途中から、ここまでは出てこなかったカタカナが登場してくる。
これにより教授は困惑の大波に呑まれることになる。
ようやく、ひらがなに慣れてきたのに。
もう、教授がかわいそうで、強くツッコめなくなってきた。
センチメートルが大変なことになっとる。
伸ばし棒も最初のメートルと他の違うし。
デ、デ、デミメートル!??
デミって何の単位?
「今日は何曜日ですか?」
あーあー。さっきまで、質問は「か」でちゃんと終われとったのに。
濁点まで余分につけて、怒りの念まで感じてしまう。
「ろ」もギャル!!「け」がすごい大きく見える。
「ピ」はどっから来たんなー!!
それなかったら正解なのに。
(「教授、その具は本当にスープに付け足しますか?」
「当たり前じゃ。「ピ」がなければ、ただのスープじゃ。」)
…様々なドラマを空想させてくれる。
そして、これは私の一押し。
「ミソブーしますから、どうぞこちらへ。」
何されるんじゃろー!!?
こわい、こわい。
絶対行きたくない。
…。
行ってみようかの。