【謹賀新年2022】 |    書家 片山諭志 オフィシャルブログ

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新年明けましておめでとうございます✨



元旦は日の出前の6時から村の
氏神(お宮)へお参りし地域の方々と
お神酒を頂きました



その後は村のお寺へ行き初御座の勤行へ



日の出を拝む事はできませんでしたが
新年の始まりから心身ともに清められ
清々しい気持ちになりました😊



夜は毎年恒例のロイヤルホテル富山砺波で
新春書道書初めを行ってきました🖌


その様子はまた後日書きます



今日は朝から倶利伽羅不動寺へ
初詣に行ってまいりました✨



道中、冷え込みからか霧が発生して
幻想的な光景に




倶利伽羅不動寺は高野山真言宗の
由緒あるお寺で

ご本尊様は不動明王様





本堂は街から離れた山頂にあるので
ここに来ただけでとても神気を感じます








今日は最高の天候で山頂からは
遠く離れた立山連邦まで見えました
(直線距離で約80km)



本堂では護摩法による今年の誓願を
祈願して頂き、とても有り難い初詣と
なりました🙏😌



勤行に上手い下手は無いのかもしれませんが


倶利伽羅不動寺の勤行は僧の方々の
声、リズム、太鼓などすべてが心に響き

今日も感動しました✨🥲



般若心経と護摩炊きから聞こえる
バチバチと燃える音、その炎を見ると


お不動様が煩悩を焼き祓って下さる
ことがとても伝わります



僧の方々は私たちに変わり
多くの修行をされ現在も年中
365日1日2回の護摩法をされており

とても有り難いです




今日頂いた教報に掲載されていた
内容に感銘を受けたのでここで
シェアしたいと思います


以下

 

 

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【正思】 
 

 


お釈迦さまは、私たちが苦から離れ幸せに
なるための実践方法を八つの道として
お説きになられました



それを八正道といいその内の一つが


「正思」しょうし



文字の通り正しく思う、正しく考えて

判断することなのですがここでの

正しいとはどういうことか…



通常、私たちは自分の固定観念に
基づいた正義感を使い良し悪しを
判断していますが



これでは自分の正義にしか過ぎません



この正しいという文字には次の3つの

条件が付けられているのです



1、出離

財産欲や名誉欲などの
世俗的な欲から離れること


2、無瞋
憎しみや妬みが無いこと


3、無害
邪魔な相手を排除したいという
攻撃心が無いこと



これらの条件を満たしたうえで深く考えを
巡らせる事ですから中々険しい道なのです



これに照らし合わせると自分の考えは
ほとんど赤点です



それなりの鍛錬を積んでいなければ
煩悩に負けることになるでしょう



しかし、煩悩に勝てないからといって楽な道
ばかりを選んでいるとそこには絶え間ない
心配と不安が待っています



人の心は弱く完全ではありませんが
それでもお釈迦さまは人の心を信じ
少しでも人々が安楽に向かえるように
法をお説きになったのです✨



人の心はコロコロと強くなったり
弱くなったりします



誰しも可能性がある

そう悟られたから全ての人を
見捨てなかったのだと思います



私たちが正しい思いを持つことへの
最大の敵は常に自分の中にいるのです



そう捉えて挑んでいく姿勢が本当の
意味での楽へ続く道なのでしょう



合掌


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本年もどうぞ宜しくお願いいたします✨😌


片山諭志