【心の外に「もの」はない】 |    書家 片山諭志 オフィシャルブログ

   書家 片山諭志 オフィシャルブログ

      日常の思いや作品を載せています

人間の心から生まれる様々な感情



楽しい、うれしい、幸せ、不安、
心配、怒り、悲しみなど



そのほとんどは外的な要素が
関わって無意識に生じたもの



仏教には唯識という言葉があり



唯識とは人の心は唯、八種類の識よって
成り立っているというもの



八種類とは、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚
触覚)、意識、無意識を指し



簡単に言うと個人的な感情は主観的な
存在であり客観的な存在ではないという事



ある現象に対して


Aさんは満足していても

Bさんは不満に思うかもしれない



同じ出来事なのに人によって
捉え方が違うように



全ての出来事に実体(色)はなく
意味も無いことから



「空」と表されます

(本当はもっと深い概念💦)






先程の個人的な感情も時間が経てば
変化しいずれ消えて無くなるもの



私達は一見、周りの環境や状況や人からの
影響を受けて思考していますが



それらはすべて自分が作りだした世界で

自分の価値観や色眼鏡で見た世界観🕶



そうなると物事も人も世界も自らの捉え方が
変われば一瞬で変わるという事になります



お釈迦さまは自らの行を通じ
人間の心を徹底的に探究された後に
悟られました(=ブッダ)✨



その根幹には、人はなぜ悩み苦しむのかに
疑問を持たれその解決方法を探すために
全てを手放して出家されたと言われています



現代に生きる私達は経典を書く事も

読む事も修行する事も難しいですが



その智慧を学ぶ事はいくらでもできる



仏教は宗教ですが学べば学ぶほど
哲学でありロジカル(論理的、合理性)

であることに気づくので


学べば学ぶほど面白い🖌✨



人との交わりや仏事も減っていますが
その反面、ネット動画でも色々学べる

ことが本当にありがたい😌



今の時代にこそ、人間や心の本質を

様々な先人の智慧から学ばせて頂き

習得、体現して行きたいと思います🙏✨