【その2】「日本産業精神保健学会」に参加してきました! | travessia

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先日、参加した「第19回 日本産業精神保健学会」

日本の精神科・心療内科界をリードする、素晴らしい先生方のご講演がびっしり。

タイムスケジュールを見るだけで、クラクラするぐらいの豪華ぶりです。


そして、私にとっては、
大学&心療内科クリニック時代に
お世話になった先生方と再会させて頂ける場!

というのも大きな楽しみの1つ。


しかし、当時から早10数年・・・
果たして覚えてくださっているだろうか・・



そんな期待と不安が入り混じる中、会場に到着。


参加手続きを終え、さて、まずは抄録をチェックしようと、目の前にあった休憩室へ・・・

入っていくと、 おや・・・見覚えのある お姿が・・・

なんと!

山本晴義先生
(横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター センター長)

が いらっしゃるではないですか!!


実は、私の卒業論文執筆の際、データを取らせて頂いたのが、
横浜労災病院 心療内科 だったのです。
当時、山本先生は、心療内科部長でいらっしゃいました。


今回、お目にかかって、ぜひともご挨拶させて頂きたい!
そう思っていた先生と、いきなり朝一に、フラッと入った休憩室で、
お会いすることができるとは!!


どうしよう・・・ まだ、心の準備が・・・ などと思いつつも、
「いや、今しかない!」と足が勝手に先生の方へ動いておりました。



「あの・・・失礼ですが・・・山本先生でいらっしゃいますでしょうか?」


突然のことにも関わらず、笑顔で 「はい」とお答えくださる先生。
一気に緊張がほぐれます。


「ご挨拶させて頂いてよろしいでしょうか?
実は、10数年前に卒業論文のデータを、先生のところで取らせていただきまして…」

と、名刺を差し出しながら申し上げる私に、

「あ~! はい、憶えてますよ!」


え~!? 
憶えてくださってる?



確かに卒論データは取らせて頂きましたが、
直接ご対応くださったのは、当時、山本先生の部下でいらしたK先生。
しかも、短期間の話です。

その間、山本先生には、1~2度しかお目にかかっていないはずなのです


そんな一介の学生だった私を、超ご多忙な山本先生が、
憶えてくださっている??


放心状態の私に、先生がさらに一言。

「K先生のところでね。 K先生も、お元気ですよ!」


私からは、K先生のことはお話ししていません。
ということは、やはり当時のことを、
完璧に憶えてくださっているのです!!


当時、卒論データをとらせて頂いたのは、私1人ではありません。
また、他の年にもとらせて頂いた人が、いるはずです。

そんな状況の中で、ただの学生だった私を憶えてくださっている・・・。


全く予想外の出来事に、感動・感激・興奮・・・
とにかくもう、胸がいっぱいになりました。



「人に憶えていてもらえるということは、
 こんなに嬉しいことなんだ・・・」


24時間・365日・月600件・年間7000件のメール相談を
もう12年もの間、お1人で続けてこられた山本先生。


先生が、お1人お1人、丁寧に向き合っておられるお姿は、
今回のエピソードだけで、何も拝見しなくても想像ができます。


プロフェッショナルとは、こういう方のことを言うのだ…
そう、痛感いたしました。


その後、拝聴したご講演でも
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 ●1人でも多くの方の命を救いたい!!
 ●自殺者が14年連続3万人を超えるような
  日本ではいけないんだ!!
 ●仕事は「死事」になってはいけない!!
 ●それを防ぐためには、上司が部下の話を聴き、
   「あなたはものすごく役に立っているんだよ!!」と
   言ってあげるべきなんだ!!

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という、山本先生の熱いメッセージがビシバシ伝わって参りました。

素晴らしい再会をさせて頂いた、ご縁に深く感謝いたします。

山本先生

 
山本先生、本当にどうもありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

(つづく)