韓国の銀行から日本にある銀行口座に送金する方法ですが、基本、送金の手続きを希望する銀行に口座があることがベストです。

また韓国では複数の銀行に口座を持っている場合、そのうちのどちらか一行を海外送金が可能な銀行として指定しているかと思うので(基本一行しか指定出来ない/一行からしか送金出来ない)、その該当銀行の窓口で手続きするか、まずは送金を希望する銀行に海外送金手続きの指定を変更します。

私はウリ銀行を海外送金用に指定していたけど、実際には国民銀行から送金を行うことになったので、まずはその指定をウリ銀行から国民銀行に変更する手続きが必要でした。
これは国民銀行の窓口の担当者がウリ銀行とやり取りしながら変更してもらい、この手続きにかかる費用は無料でした。

ちなみに韓国の銀行のうち、新韓銀行は日本にも支店があります。
日本の新韓銀行から韓国の新韓銀行への送金は、送金手数料が無料らしいですよ。
なので日本から送金する可能性がある人は、予め日本で新韓銀行の口座を開設しておくといいかも。

海外送金の場合、送金手数料もかかりますが、円→ウォン、あるいはウォン→円に両替しないと送金先で受け取れないので、送金には「中継業者」が入ることが一般的です。

一部銀行では銀行自体が中継業務を兼ねているケースもありますが、そうでない場合、例えば
①韓国の銀行
   ↓
②韓国の中継業者
   ↓
③日本の中継業者
   ↓
④日本の銀行
というように、各段階で手数料が発生することになってしまいます。

予め日韓それぞれでどの銀行に口座を持っているか or 口座を持つかによって、送金の際に発生するコストが変わってきてしまうので、何度も日韓間で送金の可能性があるなら、事前にチェックしておいたほうが良いようですよ。
※ゆうちょ銀行は受取銀行として手続き出来ないので注意!

私は国民銀行からみずほ銀行への送金手続きをしましたが、中継業者が間に入ったため、手数料が高くなりました。

おまけに当初一週間ぐらいで日本の銀行口座に着金すると説明を受けていたのに、1ヶ月経っても着金せず、国民銀行の窓口に問い合わせしたところ、「こちらでは中継業者に送金するまでの手続きしか行っていないし、中継業者からエラーの連絡がない以上、そこから先の行方に関しては関知しない、着金していないならみずほ銀行に問い合わせして」という驚愕の回答があり唖然っ!
中継業者に送金した後、そこから先が進行しようがしまいが、行方不明になろうが知ったこっちゃーない、という言い分でしたよ……

利用者の立場としては、みずほに着金していない以上みずほでも調べられないだろうし、また私が直接中継業者に送金依頼をしているのではなく、その代行が含まれての韓国→日本への送金手続きを踏んでいるんだから、そんな無責任では困ると思うんですけどね(-_-;)

結局日本側への着金までの追跡は出来ないが中継業者に着金しているかどうかの確認は取ってもらえることになりました。

実は韓国では近年、銀行での新規口座開設が厳しくなってきているので、こういった事例を考慮し、口座を開設する段階で口座の利用目的や頻度に合わせて銀行を選択したほうがいいかもしれません。


<韓国からの送金手続きに関して プチまとめ>
①海外送金には中継業者が入るケースが多い
②送金側、受取側によっては手数料に差が出る
③韓国側では送金手続きだけで着金確認は出来無いので利用者自ら着金確認が必要(手続きの際の明細/窓口担当者の控えがあるといい)