ロシアが極東「自由港」到着時に入国査証を発給か | 観光アドバイザー 加藤弘治です

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ロシアが極東「自由港」到着時に入国査証を発給か



ロシア下院は、極東のウラジオストク周辺を「特別経済区域」として、貿易に関わる企業の税優遇や入国ビザ取得緩和を認める法案を可決、日本や中国などアジア各国との交流や物流を増やすことで極東の発展を進めることを狙います。



プーチン大統領が目指すアジア太平洋諸国との貿易拡大を実現させるため、ロシア政府が提案したこの法案は、下院において賛成多数で可決され、ウラジオストクを含む沿海地方の南部を「自由港」として特別経済区域に指定、貿易に関わる企業の税制優遇や、複雑な通関手続きの簡略化を認めること、ビジネスや観光を目的にしたロシアへの入国ビザについて、区域の中にある空港や港に到着した際に現地で取得できる仕組みを作り、最大で8日間滞在できるようにします。



法案は今後、上院でも可決されるとみられ、プーチン大統領の署名を経て成立する見通しですが、プーチン政権としては、日本や中国などアジア各国との観光交流や物流を増やすことで、国の最重要課題に位置づける極東の発展を進めようとしています。NHK newsより)



ロシアがウラジオストク周辺を自由港として、観光ビザを現地取得できることになれば、日本でも極東地域への関心が高まり、手軽なロシアツアーを楽しむ観光ブームが巻き起こりそうな状況です。ロシアは、受け入れ態勢を整えて、日本人や中国人の観光客誘致に力を入れてくることが想定されます。