7周年記念フェアにご来店頂いた皆様、ありがとうございました。

たくさんのお祝いのお言葉、お花やプレゼント等々、

本当にありがとうございます。

皆様に支えられて今のセレーノがあることを改めて実感…

まだまだ至らない部分が多いのですが

もっと皆様に喜んで頂けるにはどうしたらいいか

今後もじっくり考えながら、シェフと頑張っていこうと思います。

8年目のセレーノもどうぞよろしくお願い申し上げます。


フェアの最後の3日間にスペシャルワインとしてお出しした

ヴィーノ・ノービレのリゼルヴァは、いかがでしたでしょうか?




赤ワイン Vino Nobile di Montepulciano Riserva “Grandi Annate” 1997

        <Avignonesi>


97年というバックヴィンテージをご用意するに当たり、

開けてみてブショネだったらどうしよう・・・

と内心、結構ヒヤヒヤしていたのですが

(最近特にブショネに当たる確率が高くて、そりゃもう酷かったのです。)

実際は、どの瓶も極めて健全な状態で

味わいのボトル差もほとんどなく、ホッと一安心。

コルクも状態良く、97年の年号がしっかり入ってました。



トスカーナでも最良年とされる97年だけあって、

まだまだ果実味も豊かで、この先も更なる熟成に耐えられる印象。

同じトスカーナのキアンティやブルネッロに比べたら、

どうしても知名度では負けてしまいますが、

そんな中でもアヴィニョネージという生産者は

ヴィーノ・ノービレを代表する生産者として

世界約30ヶ国に輸出され、高い評価を得ています。

穏やかな酸と、強過ぎない味わい、でも芯はしっかりと感じられて

まさにその名の通り、vino nobile=高貴なワイン。

スペシャルメニューの馬肉のビステッカともとても相性が良く、

スルスル飲んで杯を重ねられるお客様も続出しました。


また比較として、リゼルヴァと共にノーマルの物もご用意していました。



赤ワイン Vino Nobile di Monetepulciano 2010

 <Avignonesi>

この2010年というヴィンテージは

アヴィニョネージにとって大きな変化のあった年でして、

2009年から単独経営者となったオーナーが、

ブドウ栽培をビオディナミへと転向を命じ、

なお且つ2010年はサンジョヴェーゼ100%で造り始めた年なのです。

(今まではカナイオーロマンモロがブレンドされていました。)

ラベルもクラシックなタイプからモダンな感じにイメチェン。

色も香りも味わいも、今までの物とは随分変わった印象です。

ノーマルとリゼルヴァの違いよりも、

このノーマルの前ヴィンテージとの違いに正直ビックリしました。


造りが違うのですから

このノーマルの延長にリゼルヴァの要素は感じられない

というお客様のご意見もごもっとも。

また、アヴィニョネージ通のお客様からは

それでも香りと味の奥行きはアヴィニョネージらしいと思う

というご感想も頂きました。

ゆっくりお話を伺えなかった方は

また是非今度、感想を聞かせて下さい。


そして最も新しい2011年ヴィンテージは、

某有名ワイン評価本で91点の高得点を取ったと発表になったばかり。

いつかノーマルのヴィーノ・ノービレで垂直テイスティングとか

してみたいですね。


さて、皆様から戴いたお祝いの数々ですが

今年はミシュラン掲載のお祝いとも兼ねて

本当に物凄いことになっています。

また次回以降、例年通りこのブログにて御礼させて頂きます。


そして嵐の後の静けさ漂う3月ではありますが、

今月は 3,11 もあることですし

イタリアから復興支援の第1声をあげてくれた

ピエモンテのLaiolo Guido Regininという生産者に

感謝を込めて、グラスワインフェアを行います。

詳しくは、お店のホームページシェフのブログ をぜひご覧下さい。



7周年フェアが終わって、私自身が白い灰になってしまったようで(笑)

しばらくお休みさせて頂いておりましたが

また今週末から復活ですビックリマーク

レジニンが作る各種バルベーラはこの季節お奨めですし

店の中と外にはお花もいっぱいですし、

是非いらして下さいませ。


セレーノ 03-5834-7755


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