新人に教える2つの基本 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛アセスメント講師北村美由起です

娘が今月からスポーツ用品店で
アルバイトをすることになりました

大学生の娘のバイトの話は
私の仕事にもとても気づきになります

 

以前は3年間ユ〇ク〇でバイトをし
今月からスポーツ用品店でバイト

その娘が本日バイト初日で
「辞めたい・・・」と
「どうした?」

「ルールが出来ていないんだよね」

 

聞けばユ〇ク〇は
商品管理と商品整理はルール化が厳しく
覚えるまでは面倒でも
覚えたらその通りにやればいいので
「楽なんだよね、それに奇麗に並べられるんだよ」
ハンガーまで決まっているそうです

ところが今のスポーツ用品店は
ハンガーもバラバラ
並べ方もおおざっぱで商品を探しに行くと
「なんでこれが、ここに!!!」
徹底されていない事が
とても気になるのだそうです

ユ〇ク〇のやり方は学びになります
バイトさんが多い業界は
「考えて動いて」が成立しません
バイトの人数が多いだけ、考えが違うので
店舗内に大きなばらつきが発生します

そのバラつきを最低限に抑えるために
ルール化が必要なのです
そのルール化のおかげで
娘は随分と鍛えていただけたと思います

「言われたとおりにやってね」
バイトさんにはこれが求められるわけですから
ルールという言われたとおりにやれば
叱られることはなく
商品もきれいに管理できるのです

くわえて辞めたくなった理由の二つ目が
「初日から言葉遣いがなれなれしくて嫌だ」

次はいつこれる?
これやって
というような管理者の口調に
今後が不安になるようです

娘には
「その感覚になれというのではなく
順応していく事も大事だと思うよ
仕事は常にそんな事が身近に起こるからね」

「お母さんだって
嫌なこともあるし、クソーと思う事もあるけれど
だからといって、辞めるには結びつけない事にしているよ
おじいちゃんとおばあちゃんは
好きでもない仕事をずっと続けて
嫌な思いをたくさんしてもその仕事で
お母さんを育ててくれたんだと考えると
親ってすごいなと思うんだよね」

「社会に出る新人はね
最初に勤めた会社の価値観で仕事観が出来上がるんだよ
最初に勤めた会社が怠惰な感覚だったら
怠惰な仕事観が当たり前になり
最初の会社が厳しい仕事観を要求される会社なら
新人は厳しい仕事観を身に着けることになる
だから、よその会社に転職すると
厳しさのない会社にはイライラするんだよ」

「就職したら、その病院がきちんとしていないと
毎日価値観の怒りで義憤の連続で大変だよ
しっかり病院選びしないとね」

 

親子でこんな話をします
娘はバイトのおかげで
しっかり仕事観が成長していると感じます

親がやる事と
社会がやる事がある中で
仕事観や仕事をバイトをとおして
社会から教えていただきありがたく思います

仕事観は一生のものです
身に着けた高い価値観はその人を守り
そう落ちるものではありません

しかし、低い価値観を身に着けた人は
その価値観をあげるのは
簡単な事ではありません

ですから
価値観をあげるべく研修を行っても、
社員が価値観の違いに違和感を覚え
すぐに元の価値観に戻ってしまうのです

苫米地さんはこれを
コンフォートゾーンと呼びました

それが戻らないように管理するのが
管理者の仕事になるわけです
手間のかかる
徹底できない
すぐに崩れる
管理者を悩ませることはたくさんあります

アルバイトといえど仕事です
ですから、私たち大人が
しっかりと学生の仕事観を育てる役割を
務めていかなければなりません

年が明ければ新人研修の準備です
まだ新人研修を決めていないようでした

激辛講師に
新人を預けてみませんか

社会人に必要な
共通ルールと共通言語を
しっかりと植え付けます