はいさーい。ちゃげです。
もはや年1更新?
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
2023年の3月に関西に来て、今はもう2024年。
光陰矢のごとし。
さて、今日は薬剤師という資格について思ったことを軽く。
薬剤師の資格って、なんで修業年限が6年なの?
普通に生活しているだけなら、薬剤師と関わる機会って、病気になって受診して、薬局で薬をもらうときだけですよね。
これが、病院で働いていると、関わる機会も多いんです。
薬剤師とは、薬全般を扱うトップの職業ですが、自己の判断で薬を処方したり、最終決定的な指示を出すことはできません。
なぜなら、医師の指示のもと、と法律で決まっているからです。
もちろん、処方された薬が本当に大丈夫か?医師の指示量が変では?のように、疑義照会することは多々あります。これが出来なければ、最後の砦としての意味を成しません。
でも、個人的な肌感覚として、この資格のために貴重な人生の時間を6年間費やす必要が本当にあるのか?という疑問があります。
薬剤師なんてそんな時間かけんでええやん!という意味ではありません。
基本的に4年制の学士で他の医療系国家資格は取れるなかで、薬剤師だけ6年かける必要あんの?という意味です。
時と場所が変わっても、指揮系統のトップは医師で間違いありません。
看護師も、リハビリも、栄養士も、医師の指示がなければ、患者に対する具体的なアクションを起こすことはできません(一部例外は置いといて)。
これは薬剤師も同じです。
国側の見解としては、「医療の高度化、薬品の多様化に対応する高度なスキルが要求されるようになり、4年制では対応しきれない」というのが本筋。
でもそれって、他の職種すべてにも当てはまることじゃないですか?
もちろん研究職の頑張りで、新薬もアホほど研究開発されてますし、内服薬から点滴薬まで、その相互作用も含めて網羅把握しなければならず、薬剤という分野の知識量は膨大になります。
でもそれは看護師も、リハビリも、栄養士も、その他すべての医療職も同じで、「深掘りする部分が異なる」だけです。
これが、法律改正により「薬剤師も自己の判断で処方できる」のような状況に変わったのなら、理解できますけどね。
他職種と同様、どこを見ても、薬剤師も足りてないんです。
もちろん潜在的な薬剤師(資格あるけど薬剤師として働いてない人)もいますが、それを加味しても、現場の人手不足は薬剤部も同様です。
そんな状況のなか、その資格職を目指す人が減るような「高い敷居」をわざわざ設定しておく必要性が、自分には謎です。
4年でおさまり切れないカリキュラムになってしまうのなら(別の言い方をしたら、4年でおさまり切れないようなカリキュラムしか作れない頭の省庁なのだとしたら)、4年で取れるのは「薬剤師」、6年かける人は「専門薬剤師」みたいにしたらいいですよね。
そんなわけで、軽く吐き出してみました。
じゃあ医師の6年制はどーなのよ?って話がありますが、これはまだ思考の過程なので、また別の機会に。
ではまた、次回