トレインタイムス~Traintimes blog~ -168ページ目

第12号(2004/平成16年1月20日)

北鹿浜公園に鉄道模型車両を無償提供
 交通公園活性化支援の一環として交通文化連盟交通文化部が関係者に呼び掛けていた、足立区北鹿浜公園常設展示模型への鉄道模型車両の無償提供が20日行われ、第一陣として21両が整備されて今月中にも同公園で展示される。

 レールフェステと並行して実現を準備していたこのプログラムは、呼び掛けが弱かったせいか反応が小さかったのだが、北海道鉄道研究会や銀河鉄道の資材整理に伴いまとまって車両の提供があったので今回実施となった。

 尚、交通文化部では広報を拡大し、老朽化著しい同公園の車両リフレッシュに更に努めたいとしている。

第11号(2003/平成15年12月29日)

新選組プログラムは千葉県流山市で実施
 12月28日、交通文化連盟吉野理事長・宮本常務理事が協議し、兼ねてより調整中だった「新選組」を題材とした観光推進支援プログラムは千葉県流山市観光協会等と共同或は派遣して展開する方針を固めた。

 本年度中は本格的活動にまで及ばないものの、1月には現地調査を実施し観光来訪者の実体や広報体制等の具体化に向けて行動する事となっている。

第10号(2003/平成15年12月16日)

交通文化連盟、地方鉄道支援に着手
 12月14日、交通文化連盟吉野理事長・宮本常務理事・池上監事が会談を行い、この年末にも地方鉄道の本格的支援に着手し、来年度の中心的活動の一つとする事が内定した。交通文化連盟発足以来の構想であり、宮本常務理事を中心として研究が進められて来たが、昨今の行財政改革で経営困難となり廃止の相次ぐ地方ローカル鉄道のバックアップは、交通文化連盟の主眼の「地域観光産業活性化主眼交通文化財保存活用」に直接関わるもので、重要視されていた。

 具体的方策や支援路線は検討されているが、経営危機状態のわたらせ渓谷鐵道等関東近郊路線が最初となる予測。

 特にわたらせ渓谷鐵道は、日本トレインクラブ・青年文化連盟時代にJR東日本足尾線の最終日や開業3周年を記念した上野からの直通在来型一般車団体専用臨時列車を運行している関係から関わりがあり、現在レールフェステのメイン会場となっている足立区北鹿浜公園もわたらせ渓谷鐵道のカラーの機関車を使ったりと何かと縁があり、レールフェステでの広報や具体的支援の取り易い環境の為に選定される見込みが強い。

D51498機単機首都圏列車牽引
 12月14日午前、上野~尾久客車区までイベント運行した「上野駅開業120周年・ああ上野駅号」は満席で無事故無支障で運行を終えた。

 当日は鉄道輸送警備隊が実況の調査を行い、この研究は後日関係機関に提出されるが、心配された混乱も無く無事終了した。

 オリエント急行以来15年振り、国鉄分割民営化以降は初の蒸気機関車単機での列車牽引は定時に運行され、今後のレールイベントの可能性を大きく拡大したが、300人の警備員は所により非常に不適格な要員配置や指揮をしており、鉄道輸送警備隊幕僚も「専門的リサーチを事前に行えば100人でも多い程、但し現在の警備会社はその警備員の90%がアルバイトで、事前講習や作戦立案の効果は疑問でもある。」と語った。

 とかくJRのイベントは警備費が巨額で、無駄も多いと指摘されていたが、今回の様な事案にこそボランティア警備隊の活用は有効であり、国策でもあるNPOの活用も考慮されることを願うばかりだ。