トレインタイムス~Traintimes blog~ -167ページ目

第16号(2004/平成16年2月23日)

わたらせ渓谷鐵道ワークショップ開催
 22日13時より群馬県大間々町町役場で、群馬・栃木両県と沿線市町村の共催による「わたらせ渓谷鐵道ワークショップ」が開催され、沿線住民40名近くが参加し群馬県の御厚意により交通文化連盟もオブザーバー出席を許されて、代表として吉野理事長が出席した。

 平成元年にJR東日本から分離し第三セクターとなった旧足尾線・わたらせ渓谷鉄道株式会社は、国から交付された基金も残金がわずかで経営危機状態である。更に設備や機材の老朽化による運行継続も困難になっており、存続を主眼とした住民意見を取りまとめて連絡協議会(沿線自治体等)に答申するものとした。

 過去に足尾線は国鉄ローカル線廃止計画で沿線が一致団結して利用促進・廃止反対運動を展開し鉄道を守った実績があり、世帯当たりの自家用車保有台数全国一の地域であるにも関わらず、「生活必需」との情熱が強い。

 多くの路線が住民不在のうちに廃止される昨今、この様なワークショップが開催される事が重要であり、行政の配慮が感じられるが、ワークショップ運営受託会社のこの問題に対する深刻さと認識が余りにも欠如しており、一部の出席者は苦言を呈していたものの、廃止に対する恐怖と反発は強烈で、吉野理事長も圧倒されたと報告している。

 特定非営利活動法人交通文化連盟としては、1989年の「足尾エクスプレス」、1992年の「わたらせエクスプレス」で縁もあり、昨年末から「存続と沿線地域活性化の具体的支援」を打ち出して調査に着手、新年度から本格的に展開するべく地元の声を参考にする為にワークショップへの参加を打診したもの。吉野理事長は、「支援企画委員会を設置し、沿線地域や住民の皆様の御意見と細かく調整を図り乍ら、交通文化連盟として出来る事、またNPOだからこそ出来る企画を広く打ち出して具体化したい」とし、「3月末までに支援活動要項をまとめたい」としている。更に幹部からは「メンバー外の人材の巻き込みも大きく図るべき」との意見が強くある事から、「幕末機動警察隊・新選組」同様に連盟会員で有る無しに関わらないプロジェクトとして「わたらせ渓谷鐵道支援」を推進する事になる様である。

鉄道輸送警備隊新顕彰制度設置へ
 鉄道輸送警備隊では、現在推進中の「幕末機動警察隊・新選組」プログラム(広域観光創出プログラム)に関連して、それまで鉄道輸送警備隊登録者に限りそのステイタスとしていた「官職名コード」を広報や活動の協力者にも付与し、顕彰する制度を隊内規として設置すると23日発表した。

 元来はC623機警護時に鉄道マニアに対する情報防護として「通称」として使用された「官職名コード」だが、16年度の「新選組」、17年度の「勧進帳」と歴史的テーマによるものが続く事からその協力者への寸志として考えられたもの。

 現在、広報で絶大な協力を頂いている4名が候補として上がっており、本人の御了承を頂いた次第に登録するものとしている。尚、顕彰者は「特定準会員」として会費免除で準会員資格が得られるものとしている。

第14号(2004/平成16年2月10日)

流山観光ボランティア実施要項再調整に
 9日に鉄道輸送警備隊と社会文化部共同で提示された「幕末機動警察隊・新選組流山観光ボランティア」の活動実施申請は、要員配置と待機場所について再検討とされて、10日再度調整、11日に改めて各理事に提示される事となった。

 現在、各地で進展している新選組関連企画に焦りを持った為に不十分なままの提案だったと言う事だが、内実は鉄道輸送警備隊の規約の関係から実施に際しては規約訂正を必要とする事から、その調整もある様だ。

 一方で鉄道輸送警備隊としては、幕末機動警察隊・新選組計画の中枢となる関係から第二機動警備隊を新設して別枠として展開する構想だったが、予算の関係もあり業務局との打ち合わせも不可欠である、との事から16年度計画の骨子が提示されるまでは暫定的措置として、要員の募集や準備作業は行うものの、今月中の「先鋒隊配置」は時間的に厳しくなった。

 尚、鉄道輸送警備隊は予定通りに2月11日には第二機動警備隊を開設するとしている。

第13号(2004/平成16年2月7日)

幕末機動警察隊・新選組プロジェクト始動
 交通文化連盟鉄道輸送警備隊と社会文化部は、16年度の基盤活動として広域での観光振興キャンペーンを準備中だが、この内千葉県流山市と総武流山電鉄に於ける観光旅客誘致事業として観光案内ボランティアを実施する。

 その事前調査を7日に実施する事が、6日急遽決定された。

 このプロジェクトは、昨年の「勝手に小樽観光推進キャンペーン」をベースとして、インターネット・レールフェステに現地での観光案内ボランティアを加えて展開するもので、その流山での観光ボランティア実配に先立つ調査である。

 実施体制に関しては、担当部署の決定に難航した様だが、結局鉄道輸送警備隊内に専任別動の第二機動警備隊を2月11日に新設して幕末機動警察隊・新選組を推進する事となる。