基礎代謝とは、体温、呼吸、心拍、内臓など、人間が生きていくのに最低限必要な機能を維持するためのエネルギーの事です。
成人男性で一日に1200~1500kcal
成人女性だと一日に1000~1300kcal
と言われています。
基礎代謝は10代をピークに徐々に少なくなっていきます。
年をとると若い頃と同じ生活をしているのに太ってきてしまうのはこの為です。
一日の消費カロリーの内訳
・基礎代謝=約70%
・運動誘発性体熱産生(日常の動作で消費されるカロリー)=約20%
・食事誘発性体熱産生(=DIT反応。食物を摂取することにより代謝が亢進する)=約10%
一日の消費カロリーの大部分を基礎代謝が占めている事が分ります。
そして筋肉が消費するカロリーが基礎代謝の約60%と言われています。
つまり、筋肉量が少ない人ほど基礎代謝が低くなります。
下のような体質、症状に7項目以上当てはまる人は基礎代謝が低いといえます。
1. 体温が35.9度以下である。
2. 月経不順である。
3. 手足が冷える(冷え症)。
4. 疲れやすく翌朝まで疲労が残る。
5. あまり汗をかかない。
6. 少し食べただけですぐ太る。
7. 肩こり、腰痛がある。
8. 普段、体を動かすことが少ない。
9. 顔色が悪い。
10. 血圧が低い。
一般に基礎代謝には遺伝的な要素や、生活習慣ににより大きく変わります。
遺伝的に基礎代謝が低い人でも、運動をすることによって筋肉量を増やし除脂肪体重を増やし、基礎代謝を高めることは可能です。
基礎代謝をアップすれば、食後の発熱(DIT反応)も増えて、脂肪が燃焼しやすい体に変わり、ダイエットもしやすくなります。
基礎代謝を高めることにより太りにくい体をつくることは、健康の上でもダイエットを考えた上でもとても効果的な方法といえるでしょう。