注目の二人 | 海外ステイ応援ブログ

注目の二人

皆さん、こんにちは。

 最近のフィリピンで、毎日新聞に写真が載る2人。

 まずは、既に日本のニュースでも報道されているようなので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
 フィリピン、大統領が変わりました。5月9日の選挙で圧倒的なトップ当選を果たしたDuterte氏。(下の写真はココからいただきました。http://www.sankei.com/world/news/160510/wor1605100009-n1.html



長くミンダナオ島ダバオ市の市長を務めてきた人で、犯罪・汚職に対する強硬姿勢で有名です。
 当選以来(実際はダバオ市長時代から)、犯罪(特に麻薬関連)撲滅に向けて超法規的殺人を良しとする強硬手段を行使していますが、6月30日に正式な大統領就任式が行われました。

 当選以来毎日、違法薬物の売人射殺のニュースが流れ、これを恐れた麻薬常用者1000人以上が既に自首したとのことです。たれ込みにより、埋められていた覚せい剤も大量に見つかりました。 

 そして二人目。警察の長官も変わりました。新大統領が指名した、Dela Rosa氏。

大統領と同じく、犯罪に対する姿勢は強硬です。手始め(?)に、警官2400人に抜き打ちで麻薬テストを実施しました。11人の警官が陽性反応だったようです。また、月曜日朝の訓示では、「仕事中のゴルフはダメだ!」と話したとか。他にもいろいろと、警察立て直し策が出てきています。 悪名高きフィリピン警察ですが、クリーンな警察になるでしょうか?

 超法規的殺人に関しては、人権団体からの強い反発も起こっているのですが、一般の人たちの反応を見てみると、おおむね良好のようです。
 未成年者の門限ができ、深夜までのカラオケ営業も禁止されました。夜の繁華街近くに住むフィリピン人の知人の話では、夜がとても静かに平和になったとのこと。

 犯罪だけでなく、中国との間で領土問題があったり、貧困問題があったり、マニラの大渋滞問題があったり、汚職問題があったり、テロリスト問題があったり、フィリピンの大統領は解決すべき問題が山積みです。

 とかく危険なイメージの付きまとうフィリピンですが、安全でさらに快適に暮らせる国になってほしいものです。