仰げば尊し
テーマ:介護このプログラムは、新日系人(フィリピン人女性と日本人男性の間の子供)をサポートするボクたちのプログラムの一環で、日本の受入施設と協力して、彼らが日本で介護士として働けるように育て上げるもの。ボクたちにとっても1年間の長きにわたる徹底的な日本語・日本文化教育は、初めての経験だった。
一昨年の3月にマニラとダバオで始めた数度の面接を経て、昨年の1月に21名の研修生で、このコースは始まった。もちろん日本語など全くわからない人がほとんどであった(父親の日本人は大半が音信不通)。
研修途中での脱落者もいて、結局15名が晴れて卒業することになった訳だが、卒業式でのスピーチなど、大変立派で1年間でこんなに上達するのかと驚かされた。参列者の大半は、彼らの今までの苦労や努力を思い、目に涙を浮かべていたのが印象的だった。
この15名は、今月から順次、受入施設である湖北真幸会 の特養に派遣されるが、慣れない現地での生活には大変な苦労とストレスが伴う。本プログラムは、ボクたちが一昨年の面接から始まり1年の教育を完了するまでを湖北真幸会の多大のご協力とご理解をいただいて行ってきたわけだが、今後も彼ら新日系人たちが、大過なく業務にまい進できるよう、湖北真幸会は特別の配慮をしている。
それは、在比40年の日本人とそのフィリピン人の妻を、彼らのメンターとして、共に住まわせ、日常生活の相談相手になってもらおうという気の配り方にも伺える。どこぞの制度とは異なり、充分な事前教育と派遣後のケアをパッケージにした、日本ではおそらく始めての試みのはずだ。
これが、新しい動きの先鞭となるべく、彼らには是非頑張って欲しいと心からそう思う。
久しぶりにに聞いた、彼らの「仰げば尊し」・・・胸にしっかりと刻み込まれ、暖かき良き思い出となった。
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